珍しいノルウェー産のパニック物でした。
カナリア諸島の楽園ラ・パルマ島で
クリスマス休暇を楽しむノルウェ一家
から始まり、一方で、ある若い研究者
が火山噴火の兆候に気づく。
その噴火による地面からガスが噴出し
徐々にその被害が進行していくという
流れでした。
日本人的には”地震=3.11”が刷り込まれて
いるので、ドーンッ!揺れたと思うと
振動の激しい被害から津波で何もかも
飲み込まれ、あっという間にすべてを
喪失し、原発迄ぶっ壊れたという未曽有
の経験をしているので、火山が噴火する
迄にかなり尺を割いて人間ドラマに重心
を置いているのがやをらカッタルく思えます。
ドラマなので4話形式になっており、
各話各話で登場人物の深堀があって
群像劇風になってはいるんだけど、
4話迄見ないとほぼ何も起こらないんです。
おそらく、火山噴火ってのはこういう
物だと想像出来るし、ある意味リアル
なのかもしれませんが、なんせ一気に
叩き潰された我々にはぬるく映りました。
地震国ノルウェーには他にも災害を中心
に据えたも”ザ・ウェイブ”に続編に当たる
”ザ・クェイク”が存在し、こちらの方が
パニック要素が強く刺さった覚えがあります。