皆さま 新年あけましておめでとうございます。
私を信頼し設計をご依頼いただいたお施主さま、そして、共によい家を作るために根気強く工事に向き合ってくださった多くの工事関係者の皆さまのおかげで、
今年も無事に新年を迎えることができました。改めまして、心より感謝申し上げます。
昨年は、「住まいの在り方」について、今まで以上に深く考える事ができた一年でした。
それは、住まいを建築するうえで、時間軸をしっかりと把握し、将来のことや、
住まい手のあらゆる心身の状態をも受け入れる「器」であることの重要性を改めて実感したからです。
住まいを作りたい!と考えるとき、多くの方は前向きな気持ちで、そして、心身ともに健康な状態でいらっしゃることがほとんどです。
しかし、人間は時として、心身が弱ることもあります。
そのため、「住まい」は、住まい手がどのような心身の状態であっても受け入れる「器」であり、
住まい手にとっての「帰る場所」でなければなりません。
健康なときも、そうでないときも、住まいは安住の場所である必要があるのです。
(敬愛する建築家 堀部安嗣氏の著書『住まいの基本を考える』より一部言葉を引用)
明るさや暗さ、適度な太陽光、安定した室内環境と骨組、維持管理のしやすさ・・・これら「住まいの基本」をしっかりと満たしながら、
住まい手一人ひとりの生活スタイルに合った家を設計することが、私(弊所)の使命であると考えています。
今年も皆さまの思いに寄り添い、より良い住まいづくりを目指して日々精進してまいります。
どうぞ変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
新しい年が皆さまにとっても幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
タイラヤスヒロ建築設計事務所
平 泰博