プラ鉢によるクンシランの栽培で、私はコンポストにミズコケを使っています。

2021年8月12日に入手のパーマネント1号苗は、3.5号の一般プラ鉢に植えました。

その後の成長により4号及び5号のスリット鉢ロングタイプに植え替えましたが、

古いコンポストの上に新しいミズコケを巻きつけ、補充する形で維持しています。

11/15に「初めての6号スリット鉢替え」で載せたダルマの縞は、2022年11月に

入手した株で、未だ2年の経過でしたので、従来のやり方で行いました。

パーマネント1号株は既に3年3ヶ月が経過していて、中心部の古いコンポストの

劣化による根の痛みが懸念されることから、ミズコケ全体を外す植え替え

今回初めて行いました。

記録をしっかり残すために撮影枚数が多くなり、鉢抜き・根検め植え込み

記事を二分割することにし、本日は前編を掲載いたします。

この記録はミズコケを使うクンシランの今後の栽培法の根幹をなすものです。

1号株は縞が入っていて、巻き葉柄物の呼称「オーロラ」と本来呼ぶべき株です。

 

5号スリット鉢植えのパーマネント1号株   11月15日に撮影

鉢上面のミズコケは9月に1号株の栽培記録を記事にする際に新しくしています。

 

鉢から抜いた株の根の様子

2023年11月3日の日本君子蘭協会の「秋の展示即売会」に小石原焼の寒蘭鉢に

植え込んで出展し、その後鉢抜きして5号鉢に植え直していました。

1年経過して根がしっかり張っていて、外側のミズコケもあまり傷んでいません。

 

鉢内の奥の方のミズコケと根の様子

発泡スチロールは3.5号鉢に植える際にミズコケに包んで根を跨らせた芯です。

黒い糸のようなものは、傷んで葉の落ちたミズコケの茎です。

この程度にミズコケが傷んでも根の大半は健全でした。

 

株の中心部の古い根の腐れた状況

腐った根は2021年8月12日に植え込んだ際に付いていたものと見られます。

その後発根した初期の細い根は、ほとんどが健全でした。

 

ミズコケを全て外したパーマネント1号株

 

 

バケツに張った水で根を洗浄    二回目の仕上げ洗いの状況

 

根を洗浄後の株の姿

 

6号スリット鉢に入れてみる   やや大きいですが、この鉢で2年は作ります

後編の植え込みは次回に掲載いたします。

 

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