◆学びは自己主張を減らすことから

課題は「正しさ」は人それぞれで違うということを知る事

 ←友達の気持ちを汲めないところに悩みの根本原因がある 
ユウ君の課題は、どれも「自分の正しさ」が強くて、友達の気持ちを汲めないところにある。

これまで、数多くの子ども達と関わってきましたが、どの子にも共通して抱える課題でもあると思います。

要は、人が信じられないということになるのですが、これを解決するためには、親切行動をして自分を変えていくしかありません。

人というのは不思議なもので、自分のもつ「正しさ」が、世の中の人も共通してもっている「正しさ」だと思っているようです。

例えば、「授業中は静かにすべき」なわけですが、それも人によってレベルは違います。私のクラスは元気のよい子ども達が多いですので、授業中もワイワイ、ガヤガヤしがちです。でも、静かにしなければならない時にはきちんと黙る、集中する時は集中する、そんなことができていれば良いかなって思います。

だいぶ昔の私は少し厳しくて、子どもが授業中に喋らないことを、もっと重要視していた時もありました。

昔の自分が今の授業を見たら、騒がしいクラスだと批判するかもしれないし、今の自分が過去の授業を見たら、たぶん恥ずかしくて顔をしかめると思います。「授業中は静かにすべき」の匙加減は、人によっても、またその人の個人内でも揺れ動くものなのでしょう。

昨年、ユウ君は授業中の騒がしさに怒れてしまって、友達を注意しました。それは、ユウ君の「授業中は静かにすべき」と、友達のそれにギャップがあった。そもそも担任が注意をしていなかったのだから、担任が思う静けさレベルは、相当軽かったのかもしれません。

その中で、ユウ君は授業中に自分の思う静けさでないから一人で友達を怒り、登校を渋ったわけです。

逆に今年のクラスは、彼が思う静けさレベル以上に静かなので眠くなる。だから、もう少し騒がしくして欲しいと、母親に訴えたということなのでしょう。

それは、給食の食器の片付けでも同じ。ユウ君にとってはイジメと感じるほどだったけれど、女の子たちは、遊びの範囲内だったのだと状況からみて思います。

漢字練習に関しても、ユウ君の思う「丁寧さ」と私が思う「丁寧さ」にはギャップがあった。ユウ君はこれくらいなら丸になるだろうと思って書く。でも私は厳しくチェックするので、やり直しをすることになる。ユウ君からしたら、「なんでこれっ位でバツになるの?」と毎回思っていたことでしょう。

人は、自分の正しさに従って生きている。でも、一見同じ正しさのようであっても、それぞれに微妙に違っている。だから人と争ってしまったり、意見が合わなくて悩んたりしてしまうのでしょう。

ユウ君の課題は、「正しさ」というものは人それぞれで違うということを知る事。そのためには、今、自分自身がもっている正しさ(=価値観)を壊していくこと。そういう自分改革をしていく必要があるのだろうと思いました。

ということで、この続きは、また明日。



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