釣り竿(テーパ-)式導波八木・根元給電(1)再設計
HB9CVをそのまま八木アンテナに改造したガンママッチ単一回路で導波器の根元にコイルを加え反射器としますと、ガンママッチのロッド幅を大幅に変えないとリアクタンス分を0に整合することができませんでした。その理由は、導波器動作の裸特性(R+jX=15.891+j0.331)と反射器動作の裸特性(=20.350+j28.130)とが異なっているためです。
この問題により、同じガンママッチ回路を用いて瞬時にビーム方向を切替できません。
それでもう一度始めから0.125λ(λ/8)エレメント間隔(5.28m)の導波器八木モデルとして設計し直しました。そして、マッチング回路は給電部根元にL形(L,C回路)マッチングを採用する方式に変更しています。今回の狙いは、7.0MHz~7.2MHzまでのバンド内で無線機内蔵アンテナチューナーに頼るかたちで実用できるものとしました。
さらにアンテナ定義で示している半端な数値は実用的な値にそろえています。
(1) アンテナ形状・電流分布
基本的部分はガンママッチ方式と変わりません。違うのは、初めからバンドフルに使用することを見積もって設計している部分です。Ga,F/B比とSWR幅を交互に見比べてエレメント先端部(cm単位まで)の調整をしたかたちです。それは、次のアンテナ定義で示します。
(2) アンテナ定義
根元の64mm口径パイプを1m長としています。定尺が1.8mなら0.9mでの設計のほうが良いかもしれません。この結果、エレメントの先端部分は少しではありますが、さらに長くなっています。通常のバーチカルアンテナよりも高くなるのが釣り竿式とした場合の欠点かもしれません。
※エレメント全体は短くして、根本に小さなコイルを挿入する方法もあります。
(3) 計算結果
バンド全体を見るため、No.124:7.000 No.125:7.050 No.126:7.150 Np.127:7.200 No.128:7.100(中心)と各周波数での値を見ています。
今回の注目点は、GaやF/B比よりもバンド端に向けてのRとXの推移に気を付けています。できるだけ、中心周波数の値から対称的に推移する設計を目指しました。
(4) パターン(中心周波数)
この問題により、同じガンママッチ回路を用いて瞬時にビーム方向を切替できません。
それでもう一度始めから0.125λ(λ/8)エレメント間隔(5.28m)の導波器八木モデルとして設計し直しました。そして、マッチング回路は給電部根元にL形(L,C回路)マッチングを採用する方式に変更しています。今回の狙いは、7.0MHz~7.2MHzまでのバンド内で無線機内蔵アンテナチューナーに頼るかたちで実用できるものとしました。
さらにアンテナ定義で示している半端な数値は実用的な値にそろえています。
(1) アンテナ形状・電流分布
基本的部分はガンママッチ方式と変わりません。違うのは、初めからバンドフルに使用することを見積もって設計している部分です。Ga,F/B比とSWR幅を交互に見比べてエレメント先端部(cm単位まで)の調整をしたかたちです。それは、次のアンテナ定義で示します。
(2) アンテナ定義
根元の64mm口径パイプを1m長としています。定尺が1.8mなら0.9mでの設計のほうが良いかもしれません。この結果、エレメントの先端部分は少しではありますが、さらに長くなっています。通常のバーチカルアンテナよりも高くなるのが釣り竿式とした場合の欠点かもしれません。
※エレメント全体は短くして、根本に小さなコイルを挿入する方法もあります。
(3) 計算結果
バンド全体を見るため、No.124:7.000 No.125:7.050 No.126:7.150 Np.127:7.200 No.128:7.100(中心)と各周波数での値を見ています。
今回の注目点は、GaやF/B比よりもバンド端に向けてのRとXの推移に気を付けています。できるだけ、中心周波数の値から対称的に推移する設計を目指しました。
(4) パターン(中心周波数)
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