自宅仮設アンテナのMMANA検証(1)INVモデル適用
インピーダンス計が頼りにならないので、MMANAによる勝手なモデルで検討することにしました。ところが、IC-7300のSWR指示も怪しいことが判明しました。
(本論)
昔の通過型SWR計(SWR-200型)はあるのですが、5W程度では電力が足らず測定できません。古いFT-1011を引っ張り出して、そのSWR指示を確認すると3<SWR<5程度の表示となりました。これでも、内蔵チューナーは、50Ωに整合します。つまり、チューナーの整合範囲程度のインピーダンスとなっていると判断します。
ですから、アンテナのインピーダンスの絶対値Zは、
① SWR=3 の場合、Z=50×3=150Ω または Z=50÷3≒17Ωのどちらか
② SWR=5 の場合、Z=50×5=250Ω または、Z=50÷5=10Ωのどちらか
となります。
勘で言えば、低いインピーダンスとなっていると思います。その理由は、垂直系アンテナは(エレメント半分がイメージとなるため)低インピーダンスとなることが多いからです。
それに合うようなMMANAモデルを検討します。
(モデル#1)インバーテッド-VDPでモデル化
(1) アンテナ形状
中央の給電点の高さ5mで、両端の高さは約2.6mとなる単純なインバーテッド-VDPです。
(2) 計算結果
No.12は自由空間、No.13はMMANA標準大地のリアル大地、No.14は垂直モデルとの参考で5m長×12本のラジアル線を敷設した場合です。(但し、アンテナとの接合はありません。)
どちらにしても、MMANAは大地の状態をインピーダンス計算には反映できないので、どちらも同じ数値です。この結果を参照して、片側エレメントはイメージアンテナとして考えるとインピーダンスは半分と考えられるので
Z≒12+j7(Ω)
この絶対値
|Z|=√(12^2+7^2)
≒14Ω
この場合のSWR値=50÷14≒3.6となって、FT-1011でのSWR指示とも矛盾はありません。
(3) パターン
ほぼ真上に打ちあがる放射特性で、これは受信だけの評価ですが、感覚的に合致しています。なお、夜間となるとやたらとYC(インドネシア)が強力に入感します。これによる打上角度はどうかまでは、まだ判断できません。
(本論)
昔の通過型SWR計(SWR-200型)はあるのですが、5W程度では電力が足らず測定できません。古いFT-1011を引っ張り出して、そのSWR指示を確認すると3<SWR<5程度の表示となりました。これでも、内蔵チューナーは、50Ωに整合します。つまり、チューナーの整合範囲程度のインピーダンスとなっていると判断します。
ですから、アンテナのインピーダンスの絶対値Zは、
① SWR=3 の場合、Z=50×3=150Ω または Z=50÷3≒17Ωのどちらか
② SWR=5 の場合、Z=50×5=250Ω または、Z=50÷5=10Ωのどちらか
となります。
勘で言えば、低いインピーダンスとなっていると思います。その理由は、垂直系アンテナは(エレメント半分がイメージとなるため)低インピーダンスとなることが多いからです。
それに合うようなMMANAモデルを検討します。
(モデル#1)インバーテッド-VDPでモデル化
(1) アンテナ形状
中央の給電点の高さ5mで、両端の高さは約2.6mとなる単純なインバーテッド-VDPです。
(2) 計算結果
No.12は自由空間、No.13はMMANA標準大地のリアル大地、No.14は垂直モデルとの参考で5m長×12本のラジアル線を敷設した場合です。(但し、アンテナとの接合はありません。)
どちらにしても、MMANAは大地の状態をインピーダンス計算には反映できないので、どちらも同じ数値です。この結果を参照して、片側エレメントはイメージアンテナとして考えるとインピーダンスは半分と考えられるので
Z≒12+j7(Ω)
この絶対値
|Z|=√(12^2+7^2)
≒14Ω
この場合のSWR値=50÷14≒3.6となって、FT-1011でのSWR指示とも矛盾はありません。
(3) パターン
ほぼ真上に打ちあがる放射特性で、これは受信だけの評価ですが、感覚的に合致しています。なお、夜間となるとやたらとYC(インドネシア)が強力に入感します。これによる打上角度はどうかまでは、まだ判断できません。
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