『スイング・ホテル』
ミュージカル映画の大スターであるビング・クロスビーとフレッド・アステアの主演作。
原題(holidey・inn)
今では誰もが知るクリスマスソングの定番曲「ホワイト・クリスマス」が、
この映画の中で初めて披露されました。この曲で、第15回アカデミー歌曲賞を受賞しています。
映画『ホワイト・クリスマス』の原型と言ってもいいかもしれません。
ショービジネスの世界で生きる男女の愛と夢を描いた物語。
この時代のミュージカル映画らしく歌って踊るシーンは本当に見事としかいいようがありません。
また、ラストのマージョリー・レイノルズが「ホワイト・クリスマス」を歌うシーンも必見。
このシーンだけもいいから一度は観てほしいミュージカル映画です。
感謝祭の8つの祝日にちなみ、名曲がハリウッド最高のクルーナーとダンサーによって次々と演じられる。
クリスマス・イヴ
リンカーン生誕記念日
バレンタイン・デー
ワシントン生誕記念日
独立記念日
感謝祭
再び・イヴ
大晦日で・・・・・ジ・エンド
~~ストーリー~~
歌の巧いジム(ビング・クロスビー)とダンスの名手テッド(フレッド・アステア)は、
女性ライラ(ヴァージニア・デイル)と三人でニューヨークでナイトクラブに出演していた。
ジムとライラは婚約していて、彼女の承諾の元、コネチカットの田舎に農場を買って、芸人の足を洗い、
結婚生活に入ることにしていた。ところが
クリスマス・イヴ・・
ライラはジムを裏切ってテッドと婚約してしまう。
傷心のジムはひとりコネチカットに向かう。
田舎で寂しい一年を送ったものの、また迎えるクリスマス・イヴにテッドを訪ねてブロードウエイに
現れたのだった。
その夜、ジムは花屋で売り子をしているリンダという芸人志望の娘と出会い、ジムの人生は
一変することになるのだが・・・
ジムがテッドを訪ねた理由・・
コネチカットの家を改造して、祭日だけフロア・ショーを見せて開場するという企画で、
ホリデイ・インを始めるから、テッドに出演してほしいと頼みに来たのだった。
テッドはバカにして全然話に乗らなかった。
だが、リンダがホリデイ・インで歌い、踊りたいと言ってジムと契約した。
ジムとリンダは互いに心を惹かれあった。
ジムは作ったメロデイーをピアノの伴奏で口ずさんだ。
うっとりと聞いていたリンダは、一緒にハモッって素晴らしい曲となった。
♪ホワイト・クリスマス♪の誕生だ。
そして大晦日の夜、ホリデイ・インは開業した。
祝日ごとに華麗なショーを繰り広げる企画の第一歩を踏み出したのだ。
しかし、そこへまたジムの親友テッドが現れる。
婚約したはずのライラがまた金持ちのおっさんに寝返ってテッドを捨てどこかに行ってしまったから
ダンスの新たなパートナーとしてリンダに目を付けたテッドは、
彼女にハリウッド行きを持ちかける。
またしてもテッドに女性を取られそうになったジム。
果たして、ジムの新たな恋の行方はいかに?
アメリカの祝日の雰囲気が一気に味わえる映画。
イースター・パレードを唄うシーン
イベントごとにがらりと変わるホテルの内装とショウが楽しい。
バレンタインとイースターのときのリンダがとびきり可愛いいよーー・
クリスマスイブで始まりまた、クリスマスを経て大晦日で終わる。
クリスマスに欠かせないロマンス映画。
リンダ役マージョリー・レイノルズもとってもきれい。
この時は、多分都会の明るいホワイトクリスマスの中で
コネチカットのホワイトクリスマスを思いめぐらしているのではないあかなあ。
そして♪ホワイトクリスマスを口ずさんでいるリンダ。
アステア様は相変わらずどのシーンも唸るダンスを魅せてくれる。が
爆竹ダンスがみどころです。
テッドが爆竹使って踊る「Let's say it with fireworks」が凄技なので見逃せない。
リンダとの恋路に四苦八苦するクロスビー様に対して、
今回女たらしのアステア様はどちらかというとやな奴なんだが、
演じるアステアのキャラもあってかなぜか憎めず可愛い。
アステア×ビング・クロスビー相性がいいですねえ〜
ビル(マミーの子供)がすねちゃうごとに激励するメイドのマミーもいいキャラだったな〜。
ジムとリンダと歌う「White Christmas」のシーンは
ロマンチックで本当に大好き!
歌の合間に、ジムがベルをリン・リン・・と鳴らすのね。
この曲は映画『ホワイトクリスマス』の方じゃなくて、実は、こっちの映画が最初だったんですよ。
クリスマウイヴ・・・こんな映画でなにも考えずにただ楽しむのもいいかも。
ライラも帰ってきてショーは大盛り上がり!!
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