10月5日の当ブログに、「同性結婚なんて気持ち悪いことは大反対!」とSNS上でコメントし、受けた抗議に対し「勉強不足だった。申し訳ありませんでした」と謝罪した愛知県議のことを書いたが、その後日談として、昨日、記者会見した旨、今朝の新聞に載っていた。
改めて謝罪したのだそうだが、その文言が「つい投稿してしまった。申し訳ない」。
たかが「つい」、だが、されど「つい」。なんとも呆れてしまった。
それだけではない。記事から県議の発言だけを抜粋すると、
「(現時点で)日本で同性婚はあり得ない話なので、自分の気持ちをぽんと投稿した」
…って、「ぽん」だよ、「ぽん」。
それから、
「今は反省し、同性婚を希望する人に対して支持してもいいなという気持ちです」
…って、「反省した」ら急に「支持」って急展開。
思いきり軽い気がするんだけど。
おまけに「支持してもいいな」という言い方もどうなのか。「してもいいな」「しなくてもいいな」、そういう意味か?
さらに、県議団を退団し、来春の県議選に立候補しないことについて、
「もともと勇退するつもりだったので、この件とは関係ない」。
…これも「勇退」という言い方が、あまりにも上から目線に思える。「勇退」とは、すばらしい功績を残した人が、後進のために進んで役職を辞すというニュアンスでしょう。他人が「○○県議が勇退される」というならまだしも、自分で言う?
もちろん、記事は部分部分を切り取って紹介しているだけなので、これらの発言の前後にさまざまあろうとは思うし、私自身、最初の謝罪による先入観があるから見方が偏っているとも思うが、なんだかこの方、「言えば言うほど墓穴を掘っている」ような気がしてならない。
この記者会見、しない方がよかったのではないか。
言葉より 言葉の奥が 見られてる
鞠子