前回試作を兼ねて製作しましたが、改良を加えてダメバッテリーの改造を量産することに。
まず電極は試作では見栄えも悪かったので新たに製作することに。
Φ16のフッ素の丸棒を5mm厚に切って4mmの穴を開けてカシメボタンでリード線を取り付ける。
左上:カットには塩ビパイプ用のカッターが具合が良い。カスも出ないし何より早い。
右上:カットしている様子
左下:穴あけには、タイトフィットの穴を開けた3mmのアルミ板を使う。Φ16に対して15.9mmで穴明けする。
右下:中心から3mmずらせて穴明けする。オフセットしているので材料が回らない。
リード線に端子を付けてカシメボタンでフッ素の座に取り付けていく。
左上:カシメしているところ
右上:あらかじめ開口したカバーにΦ1.3で穴あけする。(下側2か所、上側1か所)
左下:5mmのキリでビスの頭を沈めるカットをする。(沈めフライスの代わり)
右下:あらかじめ作った電極をビス止めする。
左上:リード線を電極に半田付け(外品はリードがあるが純正品は基板の「+」に半田付け)
右上:半田が終わった状態
左下:電極ユニットを取り付ける
右下:リードが遊ばない様にインシュロックで固定する。
左上:上カバーを取り付けて、1.4〜1.5mmのタッピングビスで固定する。(ちなみにビスはプラカメを分解したときにとって
おいたビスを利用する)
右上:下から斜めに2本、上からは1本で固定する。上のビスは上カバーの固定ビスを兼ねる。これで十分にネジレの剛性が確保
できるようである。
左下:ビス固定が出来た状態
右下:電池を入れて電圧を確認する。
試作品5個、量産品10個の計15個が完成。よく考えればD1が2台D1Xが3台の出番は最近ほとんどなく十二分な数と云える。
心配性な性格を世間に露呈する結果となってしまった。
試用してみるとD1は全く問題ないが、D1Xでは時として電池残量不足となることがあった。
純正では7.6V程度で十分動き、18650では8.2Vあるのにである。D1Xの方が電流の消費が大きくドロップが大きいのだろうか?
まあとにかく一旦「これで良し」としたい