友人とのランチ後、近くで開催されていたので一緒に立ち寄った写真展。
写真家の十文字美信氏が、円山応挙と一門が描いた兵庫県大乗寺の襖絵を、自然光だけで撮り下ろし。
その写真が、ひとつの空間作品として再構成されています。
大乗寺は、「松に孔雀図」が描かれた襖を開けると、十一面観音像が鎮座しているそうです。
薄暗い照明のギャラリーでは、「松に孔雀図」がスクリーンに映し出され、しばらくすると鐘の音が聞こえてきます。
すると、
観音像のお顔が浮かび上がり、
また消えていきます。
↑床面にも映り込んでいたことに、今ふと気づいた!
私、"逆さ観音様"を踏んでしまっていたかも…
金地の効果もあってか、墨画なのに松や孔雀の羽の一部は緑を帯びて見えます。
金色の最も興味深い配色は、金碧障屏画の金色×墨色の濃淡だと、こちらの配色事典にあります。
照明のない時代の黄昏時。
襖絵の金地と黄金色に輝く畳の色が一体となる空間の墨色は、神秘的な調和の世界なのでしょうね!
複数ある大乗寺の襖絵は、開けていても閉めていもつながる構図だそう。
応挙さん、"しかけ上手"な空間演出家だったのね!?
ギャラリーでは、まるでそこに居るかのような奥行きを感じる空間が広がっていました。
丸山応挙と言えば、愛らしい子犬も。
これ、絵画でも映像でもなく、写真だよね?と思う、ちょっと不思議な空間です。
機会があれば、別名「応挙寺」で親しまれる実際の襖絵の色彩も観てみたい。
東京の銀座「資生堂ギャラリー」にて、
10月20日(日)まで開催。
入場無料 写真撮影可
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