最近は 頻繁に、
娘から電話が 掛かってくるんですよ。
しかも、電話がくるタイミングと言うのが、
娘の悩みが 深刻になってきた時に限られていて、
用件と言うのも
これまた いつも 似たり寄ったりで、
先々の事が不安で もう死んじゃいそう、、
ね~、、話きいてよ、おねが~い…😭
こう言った愚痴が殆んど。
毎回毎回、
縋り付くような か細い声でもってね。
「も~、私たちダメかも・・」
とか呟くのが お約束でね・・・
こっちもこっちで、
「また始まった・・」なんて呆れつつも、
しかし親としちゃ、やっぱり気掛かりですからね。
「ムコさんは今、そこにいるの?」とかなんとか。
訊いてあげちゃうんですよね、ついつい。
すると、今回に限って娘の声が、
一瞬で2オクターブほど低くなり
「ウチのは1年近くも家出したまま
なんだけど・・」と。
って、ちょっとちょっと・・?
そう言う重大なコトを
何故もっと早く言ってくれなかったの・・?
・・いつもこうなんですよ、ウチの子は。
矢鱈と泣き付いてくるクセに、
肝心な所ばっかり 秘密にしたがるの。。
苟も、一家の大黒柱ともあろう男が、
たとえ二人の間が子梨🍐と言えども、
無情にも妻を裏切ってトンズラこくとは。。💢
沸き上がる怒りを 何とか抑え込み、
兎も角も、
詳細なところを訊いてみたのです。
普段から、
娘の悩みと言えば夫(婿)の事が殆んどで
今回の通話中に話してくれたのが、
過去数年間、夫婦生活がレスである事。
例の女と不倫している、証拠もあるよ、
調べたからね・・・と言う状況である事。
オマケに何と!
勝手に家出した上に 不在中には
生活費も入れてくれないらしい……。
話をまとめるとそんな内容なんですが、とは言え、それが事実ならば、後の2つ目と3つ目は
娘の母として、許しがたい事態なんでね。
因みに娘は、
婚前から続けていている専門職の仕事があり、
婿が失踪してしまったと言う不安から、仕事の量を2倍に増やしています。
まさに 娘からの連絡自体が
血を吐く悲痛な叫びだったのです。
まあ、当然の反応だと思いますけど。
それに、そんな心許ない話を聞いてしまっては、
親としても、気にならない訳もありません。
それ以来、こちらからも幾度となく様子見に連絡を入れてみたりとそれはもう、気が気ではありませんでしたよ。
ところが、その1週間後の事・・・
前回の通話で、散々別れるだの許せないだのと
騒ぎまくっていたはずが、結局のところは、
許してしまったんですよね!
やっぱり再構築するわ、
とか言い出したんですよ、ウチの娘が。
姑から見たら到底、許されざる行為なのに。
再構築したところで、また裏切られる事は目に見えてるだろうに……。
本音を言えば、見ちゃいられなかったですよ。
とってもじゃないけど。
人として、絶対にやっちゃダメな行いを
「彼を信じてやり直したい」と言い許したのです。
ほんとにそれで 上手く行くだろうか……?
そんな心配が頭の中を駆け巡ったけど、
兎も角も、話を訊いてみることに。
事の起こりは 再度、
連絡を受けた日の朝の事。
それまで行方を眩ましていた婿が、
突然、帰宅。
玄関を入って早々に土下座して、
やり直そう🙇♂️と懇願してきたのだと。
確かに娘だって、
嬉しかったには違いあるまい。
が、だからと言ってスンナリと受け入れるには
あまりにも釈然としなさすぎる。
更に、その先の経緯を娘は話し続けたのですが・・
娘は婿に、
「あの女とヨリを戻したの・・・?😭」と、
涙ながらに尋ねたと言う。
が、しかし婿は。
「そんなコトしてないよ、信じてくれよ」と
ポツリと呟いた後、紙袋から分厚い封筒を出しながら、こう続けたのだそうです。
「此処に 7桁万円入ってるから確認して。
生活費入れなくて、ごめん🙇♂️」と。
「ええ・・・? ホントに?」
娘は目を真ん丸くしながらも、
慌てて中を開いて見ると確かにそこには、
福澤諭吉様が、団体でおいでになられるではありませんか!
「こ、これ、どうしたの?」驚愕して叫ぶ娘を前に
「カフェとコンビニの掛け持ちで稼いだ金。
足りない所は叔父さんに立て替えて貰った」と。
「G(婿の名前)……😭」そう呟き戸惑いながらも、
娘の冷え始めた心が、ほんの少しだけ温もってきた
その時。
「あの彼女(別れた不倫相手)は、他に男作って失踪してさ・・・あんな女に騙された俺がバカだったの、許してくれるかな?」
そして、その言葉こそが救いとなり、
「彼がそう言うなら、もう一度信じてみよう」と
娘は思ったそうですよ。
しかし、
姑の本音を言わせてもらえば、
「一応、ムコ殿の誠意だけは認めよう。
が、しかしだな。
たとえ一時的とは言え、私の宝物のメンタルに
傷を付けたことには 変わりないんだし、
私の職業を 胡散臭いから嫌いだって言ってたし。
“ 最近なんだか お義母さんのオデコの生え際、
不毛な大地👩🦲って感じになりましたよね🤭 ”
なんてコトも言ってたしな。
・ ・・大きなお世話だっっ💢
うむっ・・やっぱり、
ゆ・る・せ・な・い・か・も・・・💣!」
と、何処か 頑なな気持ちが 沸いてきて
素直になれなかったのも事実ではあるが・・・
が、しかし。
こう言う言い方するのも照れると言うか、
アレなんだけど。
筆者の、一番の財産である娘が決めた事なのです。
だから筆者も 娘の選んだ道を 信じてあげようと
渋々ながらも、そう思うに至ったのです。
何故ならば……。
無理矢理こちらの意向を押し付けた所で、
そもそも反発を食らうだろうし、それに。
人生の辛い経験をした時の挫折こそが、
強く賢くなるチャンスなのだから。
瞬時にその考えが頭に浮かび、表面は平静を装いながら、「娘ちゃんの思うようにやってみなさい」と言ってあげたのです。
でも最後の最後に、
「娘ちゃんが ほんとに行き詰まった時には
お母さんは 全力で庇ってあげるけど、
でも あの男の味方には絶対ならないから」と、
太い釘だけは一本打って🔨おきましたけどね。
筆者もかつて、連れ合いに浮気された経験があり、
離婚した経緯があります。
そして離婚した理由と言うのが、偶然にも娘のケースと酷似しています。
ここいらがやはり、
「血は争えない」部分なのかも知れませんね。
結局のところ
筆者はそれが原因で離婚しましたが、
せめて娘だけは離婚などせず、
どうか共に、
白髪の生えるまで添い遂げて貰いたいと
心から思う今日この頃ではあります。
生え際の薄毛に絶大な効果👩💕
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