タイルデッキを作るからには、室内の床と高さを合わせたい!
「フラットな、タイルデッキにしたい!」
こう考える人、多いと思います。
昔のぼくも思ってました。そして実際にフラットなタイルデッキを作りました。
で。
実際作ってみて感じたんですが、フラットなタイルデッキはクッソ高いです。
フラットなタイルデッキを作るためには、基本的には排水溝が必要になります。
・タイルデッキと家の基礎との間に排水溝がいる
・この排水溝をいかに安く作るかがポイント
・グレーチングより砂利のほうが安く作れそうだ
こんな感じで排水溝部分を砂利にしました。
という訳で今回は、タイルデッキの排水溝の砂利敷きをDIYした話。
実際の作業の手順やかかった費用の紹介。
砂利敷きのメリット/デメリットと対策などについても解説していきます。
・フラットなタイルデッキを作りたい。
・出来るだけ安い方法で作りたい。
・排水溝砂利敷きって実際どう?
こんな方は参考になるかと思いますので、ぜひ最後まで読んでいって頂ければと思います。
それではいきましょう!
排水溝の砂利敷き、その施工費と満足度は?
まず初めに結論からお伝えしましょう。
我が家はフラットなタイルデッキを実現するために排水溝を砂利敷きにしました。
排水溝の長さは約10m。
その施工(DIY)にかかった費用は約32,000円でした。
ちょっといい砂利選んでこの金額。
安い砂利ならこの半額ぐらいになると思います。
施工は超簡単!
砂利を洗ってバラバラッと入れるだけ。
施工に際し大変だったポイントは、
・砂利の使用量を少なくするためにネトロンパイプを加工して入れたこと
・砂利そのものが結構重たいので、運んだり洗ったりするのが大変だったこと
の2点ぐらいです。
実際に3年間住んでみましたが。
あー。やっぱグレーチングにした方が良かったかなぁ・・・
と思った事は一度もありません。
やってみて気付きましたが、いざ住み始めると、
「グレーチング」か「砂利」か。
なんて事はマジで気になりません。
それなら費用も安くて施工の自由度も高い砂利がいいんじゃないかなーと個人的には思います。
それでは、砂利敷きDIYの手順やメリット/デメリットについて詳しく見ていきましょう。
タイルデッキ排水溝の砂利敷きをDIYする!
ココではタイルデッキの排水溝に砂利入れをしていく際の作業について紹介します。
砂利買ってきてバラバラ入れる。
これだけの作業なんですが、ポイントが2つぐらいあります。
・ネトロンパイプ使ってかさ増しした
・砂利は洗ってから入れた
ネトロンパイプを使ってかさ増しした
排水溝に砂利を投入する前に、まずはネトロンパイプを設置しました。
ネトロンパイプとは暗渠排水などに使われる穴の開いたパイプ。
下記写真のようなものです。
コレを排水溝に入れてかさ増ししてやることで、使う砂利の量を少なくできます。
僕はちょっといい砂利(10kgで1600円)選んじゃったので、安くするために出来るだけ砂利を減らしたかったんです。
ホームセンターで売ってる10kg500円とかの砂利なら、費用的には差が無いかもしれませんね。
このネトロンパイプを排水溝にセットしていきます。
角はこんな感じでL字のエルボーを入れて、インシュロックなどでつないでやるとキレイに仕上がります。
【ワンポイント】
僕が調べた限り、ネトロンパイプは近所のホームセンター等で買うのが一番安いです。
ただ、長さが4mとかでの販売になるので、車を持っていたとしても輸送が大変。
自分で運べる長さに切ってもらうか。
配送料を払って、配送してもらうといいでしょう。
あと、選ぶ砂利によってはネトロンパイプなしのほうが安く仕上げられるかもしれません。
ウチは140kg砂利を買いました。
ネトロンパイプなかったら倍以上必要だったと思います。
砂利はとにかく重たいので、運んだり施工したり、メンテナンスで取り出して洗いたい場合は結構な重労働になっちゃいます。
砂利が多すぎると、それはそれで大変。
金額と作業性。
この2つを見ながら決めるといいんじゃないかなーと思います。
砂利は洗ってから入れた
ネトロンパイプを仕込んだらいよいよ砂利入れです。
買ってきた砂利をそのまま入れても良かったんですが、袋についた汚れが気になったんで一応洗いました。
コンクリートを練る「トロ船」を持っているとこういう作業がラクになります。
無い人はバケツ等でもOKでしょう。
洗い終わったら投入して完了!
3年間住んでますが、今のところ砂利に関してはほぼノーメンテ。
一度も取り出して洗ったことはありません。
タイルデッキ排水溝の砂利敷きにかかった費用は?
ここでは、砂利敷きにかかった費用について解説していきます。
かかった材料費は以下の通り。
砂利(140kg):22,400円
合計:31,901円
作業自体は、ネトロンパイプの加工まで含めて2~3時間程度でした。
砂利、まぁまぁ高いっスね・・・
実際施工してみて思ったのが。
「思ったより砂利の量が必要だな・・・」
という現実でした。
僕はマイホーム建てた変なテンションで、割高なカラーの砂利を買っちゃいましたが。
ぶっちゃけ何色でもOKでした。
住み始めると全く気になりませんね・・・
ホームセンターなどで買えば1/3ぐらいの値段で買えると思うので、こだわりが無い方は安い物でいいと思います。
デッキも含めた全体の金額はコチラの記事でも紹介しています。
排水溝砂利敷きのメリット
ココではタイルデッキの排水溝を砂利敷きにするメリットを見ていきます。
メリットは大きく3つ。
・自分で簡単にできる
・選択肢が多く、安く買える。
・複雑な形状でも柔軟に対応できる。
砂利敷きの最大のメリットはなんといってもその施工性!
買ってきてばら撒くだけなんで超簡単!
DIYで出来る作業の中でもトップクラスに簡単な部類でしょう。
近所のホームセンターなどで割と安く売ってますし。
ネットでも色々な砂利を買うことが出来ます。
「安い」
「施工が簡単」
「仕入れも簡単」
これは大きなメリットですよね!
グレーチングを使った場合、
材料代だけでも、1メートルあたり1~2万円とか普通にすると思います。
砂利だとどんなにかかっても数千円。
さらに、窓のサッシ部分の段差があるので、うまく作らないと以下のように隙間も出来てしまうでしょう。
こういう細かいところでどんどんお金かかりますからね・・・
金銭面、施工の自由度からも、砂利敷きのメリットはかなりあるんじゃないかなーと思います。
排水溝砂利敷きのデメリット
割と安価に施工できる排水溝への砂利入れ。
ココではデメリットについて触れておきたいと思います。
もちろんありますよ、デメリット。
コレが許容できない人はグレーチングにするか、そもそもフラットなタイルデッキを諦めた方がいいでしょう。
デメリットは以下の3点。
・砂利は意外と重い。思ったより重労働。
・清掃、めちゃくちゃ大変。
・虫、住みつく。
1つずつ見ていきましょう。
砂利は意外と重い。思ったより重労働。
まずはコチラです。
砂利を洗って排水溝に入れる。
この一連の作業を通じて感じたのが。
砂利、めっちゃ重てぇ・・・
砂利は10kgとか20kgの袋に入っています。
運ぶの割と大変です。
洗うのも大変でした。
他のDIYに比べて簡単ではありますが、それでも重いものは重い。
僕は140kgの砂利を運びました。
ネトロンパイプなかったら300kgぐらいになってたと思います。
ヒィィッ!
清掃、めちゃくちゃ大変。
次はコチラ。
掃除についてです。
施工するときは砂利をバラバラ~っと入れるだけで超簡単なんですが。
全部取り出して砂利と排水溝を清掃するのが超大変です。
・取り出すの大変。
・洗うのも大変。
このデメリットは覚えておいた方がいいでしょう。
住宅展示場の方などは、年に1回排水溝の砂利を全て取り出して洗っているんだそう。
僕はめんどくさいので、砂利入れたまま排水溝を高圧洗浄機でガーっと洗って終わりにしてます。
実際のところ、3年間ほぼノーメンテで、年に1~2回高圧洗浄するだけでそれなりにキレイは保てています。
「定期的に取り出して洗う」
これさえやらなければ、あまり大きなデメリットではないですかね。
虫、住みつく。
これはグレーチングでもあまり変わらないかもしれないですが。
ネトロンパイプと砂利の組み合わせでいい感じに入り組んだスキマ構造の虫の住処が出来てしまいます。
休日なんかに掃き出し窓を開けっぱなしにしていると、夜小さいクモが家の中にいる。
こんなホラーな状況も起こり得ます。
掃き出し窓は思ったより隙間ありますからね。
要注意っスよ!
砂利敷きに限った話ではないけど。
・ウッドデッキの下の空洞
・タイルデッキの排水溝の空洞
(グレーチングも砂利敷きも)
こういった部分は虫のためのシェルターになる危険がある。
この恐るべき事実は気にしておいた方がいいでしょう。
虫の観点だけで言うと。
「排水溝の無い、フローリングから一段下がったタイルデッキ」
コレが一番安心だと思います。
まとめ
今回は、「タイルデッキをフラットに!」と題しまして、タイルデッキ排水溝の砂利敷きをDIYした話を紹介してきました。
最後に、改めて要点を整理しておきましょう。
フラットなタイルデッキを作るためには、基本的には排水溝が必要になります。
・タイルデッキと家の基礎との間に排水溝がいる
・この排水溝をいかに安く作るかがポイント
・グレーチングより砂利のほうが安く作れそうだ
こんな感じで排水溝部分を砂利にした我が家。
排水溝の長さは約10m。
その施工(DIY)にかかった費用は約32,000円でした。
砂利敷きのメリット/デメリットは以下の通り。
・自分で簡単にできる
・選択肢が多く、安く買える。
・複雑な形状でも柔軟に対応できる。
【デメリット】
・砂利は意外と重い。思ったより重労働。
・清掃、めちゃくちゃ大変。
・虫、住みつく。
ここまで話してきてなんですが、
いざ住み始めると、
「グレーチング」か「砂利」か。
なんて事はマジで気になりません。
それなのに見た目にこだわってしまって、
・フラットなタイルデッキ欲しい!
・グレーチングでオシャレにしたい!
・掃き出し窓のサッシもフラットタイプにしたい!
これ全部実現すると、恐ろしいぐらいお金かかります。
フラットなタイルデッキは譲れなくとも、グレーチングやめて砂利にするのは妥協できる人も多いと思います。
費用も安くて施工の自由度も高い砂利、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。