今年のドラフト会議。我らが楽天イーグルスは今年一番の目玉選手だった明大の宗山塁の交渉権を獲得した。5球団競合の抽選で球団社長が当たりを引き当てた。
ドラ1の無表情
いつも気になるのは、楽天が引き当てたときのドラ1指名選手の表情である。その瞬間を映し出している動画がよくSNSなどで拡散されるのだが、私の思い込みかもしれないけど楽天にドラ1で指名された選手のほとんどは無表情なのだ。
昨年の古謝やその前の荘司、その前の前の吉野あたりまではあまり記憶にない。しかし吉野の前の早川、その前の小深田、その前の前の辰己あたりは明らかに無表情だったと記憶している。
もっと笑顔とかガッツポーズとかないのか?とか思ったものだ。「楽天かあ...」と内心ガッカリしてないか、...とか思ったりもしたw。今回の2位で指名された徳山くんなどは思わず泣いてしまったから、あれは分かりやすい。彼は応援したいw。
宗山くんの無表情の理由
そんなことを考えながらネットニュースを見ていたら、スポニチの記事に宗山くんが「無表情だった理由」についてコメントしているのを見つけた。そこには
「自分のドラフトでもあるんですけど、いろんな選手が指名を待っていて、自分の同級生も、高校の同級生や後輩も指名を待っている状態だったので、そこまで指名されてから、本当の意味で安心できると思ったので、そこまでは平常心でいようと思っていました」
とあった。おいおい、いい奴じゃないか。ホッとすると同時に過去の楽天ドラ1選手たちの無表情の秘密が同じだったらいいなあとか思ったw。今となってはどうでもいいことなんだけどw。
村林の生きる道
話を戻す。宗山くんだが、「20年に1人」の逸材らしい。プロ・アマ含めてのトップチーム(侍J)にも選出されたショートの名手ということだ。
これはようやくショートレギュラーの座を射止めた村林も内心穏やかではないだろう。「なんで楽天なん?」ときっと思ったはず。レギュラーの座が固まってきて、来シーズンの年俸アップも間違いなし、...ということで結婚を決めたかどうかは分からないが、私生活はバラ色でも現場はけっこうハードなシーズンになりそうだ。新婦にはまさに内助の功で旦那をしっかりサポートしてやってほしいw。
現実的な話として、仮に村林がショートを押し出されるようなことになれば、行き先はどこだろう。セカンドにはコブちゃんがいる、サードには浅村が居座るかもしれない。マスターやユキヤ同様、来シーズンから外野の守備練習を始める可能性も出てきたな。
村林が生き残る道はなんだ。守備はほぼ同等か相手が上、バッティングも数字的には向こうがやや上だがそこは投手のプロとアマの違いを考慮する必要がある。村林は小技の精度に粗さがあるのと、ときどき大味なプレーをするときがある。細かいところに重きを置く三木監督がそこをどう評価しているか。
ただ、朗報は、ここにきて怪我人続出による侍J追加招集に村林が引っかかったことだ。ここでの化学反応に期待したい。なにしろ私の中で村林の「化け幅」は想像を遥かに超えた。ゴールデンルーキーの出現でこのまま消滅させるにはあまりにも勿体ない。いずれ、井端監督ありがとうw。
ピッチャーの指名について
ピッチャーの指名は全体的に即戦力を獲ったという印象。高校生は1人もいなかったが、昨年のドラ2坂井とドラ3日當が今シーズン終盤に闘志あふれるナイスピッチングを見せていたから、この世代の高校生投手はこの2人を中心に回そうということかもしれない。この2人にはかつての釜田を彷彿させるふてぶてしさを感じた。好きなタイプのピッチャーだw。