少し前になりますが、花組公演「エンジェリックライ」と「ジュビリー」を観劇してきました✨。
待ちに待った永久輝せあさんと星空美咲さんの大劇場お披露目公演💖。
昨年の星組公演「記憶にございません」の時にも思いましたが、星組さんも花組さんも、皆さん、しっかり自分の役割を果たされている感じがして、そこは見応えありました✨️。
個人的には、チャイコフスキーの楽曲をフル活用したショーが、永久輝さんにもとても合っていて、年末気分も味わえてとても好きでした💕。永久輝さん、華奢ですがダンスも歌もダイナミックですよね。凪七さんも美しかったです。
花組ポーズがたくさんの群舞も見応えあり✨️。客席降りも楽しく。また15日にもう一度見れるのが楽しみです。
一方、「エンジェリックライ」は、飄々とした若々しい永久輝さんの魅力や、星空美咲ちゃん、美羽愛ちゃんの可愛らしさは楽しめましたが、ストーリーが退屈過ぎて、、谷貴矢先生のオリジナル作品は、毎回毎回いかがなものかと今回も思いました💦。
映画原作の「RRR」は良かったんですけどね✨️。。今回は1階12列目の良席で、中盤、私の周りの20名くらいの方は、一気に寝落ちされていて💦。6
何となく「ルパン三世」と「オーシャンズ11」と何かを足して割った感じの薄いストーリー。だったら「ルパン三世」再演で良かったのではと、私は思いましたよ。
ドタバタしている割に笑いは少ない脚本ですし。天使VS悪魔の対決も芸がない設定で、物凄く悪い人を頑張って演じていた聖乃さんも、ヒゲをつけた父親役の凪七さんも、今ファンが観たい&喜ぶ役ではなかったように思います。
それでも、何とかしちゃっている、主演のトップコンビや出演者の方々の努力と力量には感動しましたが、ヅカファンのニーズに応えるサービス精神が少ない作品が、この先生は多いのではないかと💦。
宝塚は長い公演。出演者や公演のもったいない使い方は、残念です。
ちなみにこの日は、花組公演の後に日生劇場へ。「天保十二年のシェイクスピア」も観劇。
日本を舞台に、シェイクスピア作品37作の名シーンや名台詞を繋げた本当に濃厚な作品で。。
これを観た友人は翌日ダウン💦。私もフラフラになって帰宅いたしました。
浦井さんに大貫さんに、中村梅雀さん。そして綾鳳華ちゃんや瀬名じゅんさんも出ていて(オフィーリア役をしていた綾鳳華ちゃん、良かったですよ)。
シェイクスピア、1作だけでも濃いのに、まとめると本気で大変なことになるのですね。大量に人は亡くなるし、暴力的なシーンも多いし、台詞はいちいち考えさせられるし、10時間くらい観ていた気になるヘビーな内容だったんですが。。
でもね。後日色々考えたり、思い出すと興味深くて、気づきもあって。力が湧いてくるような感覚もあって。
演劇の醍醐味を改めて実感出来たりもした訳です。
もちろん、宝塚でこれをやるのは違いますし、比べるものでもありませんが。やっぱりお芝居って。何か伝えたいものや、伝わってくるものがあってなんぼだと思った次第です。
ひとまず、せっかく力も魅力もある永久輝さんや美咲さん、花組の皆さんを活かせる、見応えのある作品が、以後、続くことを祈りたいです✨️。
次回は、ハシゴはせず、改めて花組公演に集中してきたいと思います。