小寒

小寒（しょうかん）—冬本番の入り口

こんにちは、鈴猫です！
今回は二十四節気の一つ、「小寒」についてお話ししたいと思います。

小寒は「寒の入り」とも言われ、いよいよ本格的な寒さが始まる頃。1月6日頃から始まり、次の節気である「大寒」までの約15日間を指します。この時期は寒さがぐっと厳しくなるため、「寒中見舞い」を送る時期とも重なりますね。



昔から日本では、寒さが厳しいほど味噌や酒、漬物などの仕込みが進むとされていました。寒い中でじっくり熟成されることで、美味しさが増すんだとか。現代でも、冬の冷たい空気を感じながらお味噌や甘酒を作るのは、なんだか心が温まる行事のように思えます。

また、小寒から節分までの約30日間を「寒の内」と呼びます。この期間に冷たい水で身を清めたり、寒稽古で心身を鍛えたりする習慣があったそうです。今の私たちは、さすがにそこまではしなくても、お風呂でゆっくり温まって寒さを乗り切るのが一番かもしれませんね。

私も小寒を迎えると、「冬って本当に厳しいなぁ」と感じる一方で、空気が澄んでいるこの季節にしか見られない景色や自然の美しさを楽しむようにしています。野鳥観察も、冬ならではの発見があって楽しいんですよ！最近は、木の実をついばむ可愛い鳥たちをよく見かけます。




冬はどうしても寒さに負けてしまいがちですが、小寒をきっかけに季節の移り変わりを楽しんでみませんか？温かい飲み物を片手に、外の景色を眺めたり、少し散歩して冬の空気を感じたりするだけでも、冬が少し好きになれるかもしれません。

次の節気「大寒」ではさらに冷え込む日が続くので、みなさんも体調には十分気をつけてくださいね！