先週書いた司法書士試験を受ける行政書士の話が妙にアクセスがあります。
試験の難易度や資格の序列関係が好きな人が多いですね。
今日は行政書士の専門分野は、意図しない方向に進むについて。
行政書士を始めるにあたり、何らかの専門分野を決めることが多いです。
ネットやSNSで大量の情報が流れている影響か、初っ端から決めている人が多くなりました。
最近になって思うことは、
自分がやりたい業務と仕事が来る業務は一致しないことです。
最初は資金調達系の仕事をやりたかったです。
理由は店を経営していた時に苦労したから。
だけど集客方法も業務の進め方も分からず断念しました。
色々な書籍を購入して勉強したけど、実務経験が無いのがネック。
当時の私はネット情報を鵜呑みにしていて独占業務はオワコン。
これからの行政書士は資格の信用を活かしたコンサルだと思っていました。
オワコンな先輩に聞くだけ無駄だと変なプライドもあり。
向こうからしたら私が廃業一直線のオワコン野郎ですね。
助けを求めることすらしませんでした。
現場の事を何も知らない勘違いした奴が私です。
そんな奴が生き残れるほど行政書士は甘くないです。
だからSNSやネット情報に被れた生意気な新人行政書士を見ると。
ついつい生暖かい目で見守ってしまいます。
ああ…
昔の自分を見ているようだ、
この状態だと何を言っても聞かないだろうな。
思い切り頭を打つまでダメだろうなと。
過去に戻って昔の自分にアドバイスできるなら…
キラキラ系やセミナー系の行政書士を鵜呑みにするな。
周囲のリアルな行政書士の言葉に耳を傾けろと
話を戻します。
行政書士の専門業務は、色々な要素で決まります。
その業務が自分が意図しない方向に進むことも珍しくないです。
例えば、建設業専門で集客できずに補助金専門になった人。
同じく建設業から風営に進んだ人。
入管業務専門スタートするも周囲に外国人が居ない立地だったので、オールラウンドの事務所になった行政書士。
私の場合も紆余曲折の末に今の業務に落ち着きました。
最初は資金調達を専門する経営支援系の行政書士を目指しました。
スキルの不足と集客方法が分からず資金調達を断念して、その後に入管業務を始めようと思いました。
とりあえずHPを作成してSEO対策を掛けました。
公開初日に突然問合せがあり、良く分からないうちに面談。
必死に本を読み、ネットで調べた付け焼刃の知識で面談。
向こうから断ってくるだろうと思いきや…
なぜか依頼されることに。
それが私の初依頼でした。
分からないところは先輩行政書士に聞きながら何とか申請。
2か月後に許可が出てホッとしたのを覚えています。
そこからポツン、ポツンと依頼が来て。
専業でもやれるかなと思った矢先にコロナ…
顧客の蓄積がない私は、別業務に手を出すことに。
今度は建設業許可でした。
入管と同じやり方、サイトを作って記事を書く。
最初の1件を取り何とかクリアしました。
コロナ騒動が収束して外国人が戻りだすと。
また入管の依頼がポツポツと。
今の専門は建設業許可と入管業務の二本柱。
想像もしていなかった形になりました。
最初は資金調達を専門に見据え。
それがダメになり入管専門を目指し。
それもコロナで下火になって建設業。
いまは建設と入管の二本立て。
入管1本、建設1本で行けたら良いのですが…
どちらも顧客が付いている以上は続けざるを得ない。
実際のところ、こんなものですね。
自分の志向や適正、外部環境などで専門分野は変わってきます。
開業するタイミングがコロナになってからだったら…
資金調達と補助金の行政書士になっていた気がします。
そっちの方が儲かっていたかもです。
良く分からないポエムじみた記事になりました。
今日はここまで