アオスジアゲハが舞ってる。
この辺りで見かけるのはとても珍しい。
11月以降は蛹で越冬するので、成虫が舞うのは今が最後の季節かも。
良く見ると、右側下部の翅が欠けてた。。。(T_T)
きっと、色んなことがあった一生なんだろうなぁと思う。
身体のあちこちに傷や欠損があるのは、がんばって生きた証だよ。
この日の舞台はここ ↑
キバナコスモスが咲き乱れるお花畑(^^)
昔は自転車に乗って時々来てた思い出のある公園の一区画。
お花畑ではクマバチだの、ハナバチだのが採蜜や花粉集めの真っ最中。
全身に花粉をつけながら一生懸命に花粉を集めてるハナバチ。
僕が近寄っても気にもしないで集中。。。
なんだか、愛おしい。。。
足下を見ると、ドングリだか͡コナラだかの実が散乱。
暑くても秋なんだなぁって思う瞬間。
「今日は昆虫を撮る!」と決めて、
Z9とNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sを持ち出してきた。
Z9のAFの正確さはファームウェア Ver.4.10以降、本当に変わった。
安心できるのは、、、大事な要素だよ。
昆虫撮影は、昔はずーっとD500に300mmとか500mmの望遠レンズを付けて撮ってた。
今でもD500は昆虫や動体撮影では最高レベルのカメラだと思う。
なんでわざわざZ9を持ち出してきたかと言うと ↑
僕の大好きな「空飛ぶエビフライ」を撮りたかったから(笑)
Z9で撮るオオスカシバは、いったいどんな風に撮れるんだろう。。。
と思いながら撮ってみると、、、
予想以上にAFが効いたピントの合った味わいのある写真が撮れて花畑の真ん中で嬉しくなった。(^^)
この角度だと、オオスカシバの名前の由来の「透かし翅」が良くわかる。
この花畑に来て、最初に出迎えてくれた翅を痛めたアオスジアゲハが
僕の周りを離れず、飛び回ってくれた。
ため息が出るほど美しい蝶だよ。
こちらは少し小振りで地味な縦筋の蝶が舞ってる。 ↑
もしかして、アオスジアゲハの雌なのかなぁ。。。(自信なし。。。)
突然、ド派手な虫が飛んで来た。。。
ホシホウジャクだ。。。
これは僕にとっては珍しい虫なので、ドキドキしながらシャッターを切る(笑)
「空飛ぶエビフライ」オオスカシバの仲間だけど、
こいつもこの角度から見ると、ボディーシェイプは完全に車エビだよ。。。
あるいは、このデザインでイカ釣りの餌木を作ったら爆釣できるかもと思う。
翅の文様。。。 この角度なら良くわかる。
綺麗なデザインだ。。。
オオスカシバと同様に、空中に滞空(ホバリング)しながら、
長い管状の口吻で吸蜜する。
この写真を整理しながら、実は翅の裏側も綺麗な色なのに気付いた(笑)
そんなに広くない花畑なので ↑
オオスカシバを撮ってると、背景にアオスジアゲハが写り込むこともしばしば。
この日(昨日10月31日)は半袖1枚でも良いような陽気だった。
汗をかきながら、カメラを構えてお花畑に潜み、小さい昆虫を追いかけてる64歳のジジイは周囲にはさぞ奇異に映ったと思う(笑)
まぁ、これが楽しいんだからしょうがない。。。
我ながら、地味な趣味だと思うよ(=_=)
虫撮りにも少し飽きたので、公園を出て近辺の小川の土手を歩くことにした。
川にはヒドリガモが帰って来てた!\(^o^)/!
いやぁ、本当に渡り鳥って「几帳面」だよねぇ。。。
この淡い色合いが綺麗だと思う。
不思議なことに、季節の気温の変化や食べ物の種類で色合いが濃くなったり、
薄くなったりするように思えて仕方ない。(自信なし。。。)
マガモも帰って来てる。
ススキの風景を撮ってると、そのはるか向こうに何やら潜んでる。
アオサギがじ~~~っと。。。(笑)
まったく動かない。。。
いつもながら不愛想な奴。。。
土手の斜面の草花がサワサワ動いてるので見てみると、 ↑
茂みの中にカルガモが。
この日一番驚いたのがこれ。(いや、実はもう一つ驚いた事もあるのだが)
良く「カモは雑食」という事を聞くけれど、暫く見てるとこのカルガモは花をパクパク食べ始めた(@_@)
花を食べるカルガモを見たのは初めてだ~(@_@)
64歳にして、自然から学ぶことは実に多い。。。
こんな長閑な小川の土手を2時間ほど彷徨い、心地よい時間を過ごす。
10mほど離れた土手の斜面を、一匹の蝶々がパタパタ横切ったので、
試しにZ9で撮ってみる。。。。。。。
「撮れた。。。」(@_@)
これに味をしめ、今度は20mほど離れて空中を乱舞する3匹の蝶々を。。。
「撮れた。。。」(@_@)(@_@)(@_@)
腕が良いのか、Z9が良いのか、、、考える間もなく、カメラが良いのだと納得する。
川面をスイスイとハグロトンボが横切った。
見ていると、たくさんのハグロトンボが清流に生えた水草に産卵をしていた。
写真向かって左のトンボは、翅を拡げているが、どうやら卵を出す瞬間に「イキム」らしい。
イキムと力が入るのか、羽が拡がり産卵管のあるシッポが更に急な「九の字」に折れ曲がるのが分かった。
自然の営みって興味深い。
更に散歩を続けていると、突然聞き覚えのある甲高い「チーッ!」という鳴き声と共に、翡翠色の小さな鳥が目の前の小川の川面をミサイルのように横切った。
も~、アドレナリン?ドーパミン?が一気に溢れ、全身を駆け巡ったよ(笑)
飛び去った方を目で追いながら、追いかけて、そぉ~っと近づくと。。。
いた、いた(^^♪
不思議なもんで、一番好きな鳥が目の前に現れると、それまでの昆虫の事とか完全に頭から消え失せたよ(笑)
そもそも、、、なんでこの辺りにいるんだ???っていうくらい意外な場所だった。
と、同時に、これは秘密の場所を発見したかも!!!と内心は大喜びだった。
更に歩くと、少なくとも3羽のカワセミを確認。
こんな身近な場所に、たくさんのカワセミが。。。(T_T)
嬉しくて、、、泣きそうだ。。。。。
これは絶対に通ってみようと、、、64歳の爺は土手の上で誓うのであった。。。
時間に縛られずに、趣味に生きる。。。
好きなだけそこに佇んで自然を眺めてると、
色んな事を教わる。
初夏のような陽気のこの日、汗をかきながら3時間以上も自然の中を彷徨うと、
久しく感じた事の無い「充実感」を感じたよ。
とても清々しい。。。
土手を歩いて、車を停めた公園の駐車場に向かっていると、
何やら視線を感じて(笑) ↑
こやつが見送ってくれました(^^)/
Tamatono / Nov. 01, 2023 犬も歩けば、カワセミに会えた(^^)