2024年も残り数時間となりました。
やっぱり、大晦日と言えば縁起物として『年越し蕎麦』。
今年は豪華に海老天2本と、十割蕎麦とちょっと贅沢に!
蕎麦湯が超濃厚でした!
さてさて、そんな『年越し蕎麦』の由来はいくつか説があると言われますが、一般的には江戸時代中期頃に商人の間から広まって行ったとなっています。
というのも、江戸時代の支払いというのは、基本的に『ツケ』で商売をしていたと言います。
現在でもそんなお店、たまに見かけますよね。
特に業者と業者では未だにその伝統が引き継がれているような気がします。
さて、そんな『ツケ』で賄っていた時代。
代金を回収するのは、基本的に『お盆』と『大晦日』のみ。
もしくは、月末だけだったんです。
だから、この日だけはめちゃくちゃ商人たちは大変だったんです。
だって、この日に集金できないと次の回収までにまた1ヶ月後もしくは半年後になってしまうんですから。
そんな大変な日に頑張ってくれたお礼にと振舞っていたのが「三十日蕎麦(みそかそば)」。
その文化が一般的にも広まって『大晦日蕎麦=年越し蕎麦』を食べる風習となったんです。
そんな『年越し蕎麦』はいつ食べるべきかというと、正解は年をまたがなければ、大晦日の日ならいつ食べても良い!ということ。
だからお昼に食べても夜に食べても良い!って事なんです。
ただし、必ず完食すること!
その理由は、蕎麦が他の麺類に比べて、切れやすいので「 1年の苦労や厄災を断ち切る」とされているので、それを残してしまうと次の年に持ち越してしまうからなのだとか。
また、蕎麦の長く細い形にあやかって、「長く細く生きれるように=長寿」を祈る縁起物ともなっています。
さらに昔は、 金銀細工職人が、金箔を打つ時や細工中に飛び散った金粉を集める時にそば粉を使ったことから、金と縁が深くなるようにと「金運」に対しても縁起物となっています。
そして『年越し蕎麦』で最も人気なトッピングは海老天ですが、その理由は「海老」が腰が曲がっていることから「腰が曲がるまで長生き」を願う縁起物とされいること。
また、ゆでた後の赤は高貴な色でおめでたい食べ物とされていることからです。
もちろん、地域によっては他の具材をトッピングをしていますし、何を入れてもOK!
ともあれ、来年こそは良い年となって欲しいですね!
それでは良いお年を!