親って欲張りですね。私だけ?
私は出産まで子供の性別は聞きませんでした。
だって、健康に生まれてくれれば、それだけで十分だと思ったから。
産まれた後は
「お友達できるかな? 楽しく学校に通えるかな?」
それだけを祈った。
保育園、幼稚園に通うようになると、先生方のご指導のもと一生懸命子育てした。その延長上で予定外で小学校受験をした。
紆余曲折あったけど、満足する小学校に入学。
当初の希望校ではなかったけれど、とてもいい学校であった。楽しい学校生活だったため、娘は「将来、自分の子供は自分の〇〇小学校に通わせたい」と思っているほど。親として嬉しい。
好きな小学校だったのに、ひょんなことで中学受験で外部に出た。
難関校ではないけど、彼女の第一希望校に入学できた。しかし、小学校との雰囲気が全く違い数年間校風に慣れず、外部に出たことを後悔した。
次第に学校生活に慣れていったが、成績は低迷、
学校生活が楽しいのかどうなのか、不安なまま見守る日々が続いた。
大学受験。
私と旦那は可能な限り勉強を手伝った。
(30年ぶりの数学と化学は大変。旦那は余裕らしいが。。。)
共通テストの数日前。娘は相当緊張しているようだった。
「どうしよう。ダメかも」
私が話したこと。
「親って欲張りなのよ。生まれる前には性別も聞かなったのにね、健康に生まれたら、次は学校に楽しく通えるかな?って。昔はそれで十分だと思ったのに、その次は成績とか礼儀とか欲張りだよね。」
「◇◇くん(弟)が生まれた直後に仕事復帰した時、大学病院の廊下で患者さんの親子とすれ違ったのよ。その時ママは「なんで私は健康な赤ちゃんがいるのに保育園に預けて働いているんだろう」と落ち込んだのよ。そうしたら教授がね、「君は働ける恵まれた状況なんだよ。 ‘’だから“感謝してその分一生懸命研究をするんだよ」と教えてくれたの。」
「〇〇ちゃんは健康で大学受験できる恵まれた人なんだよ。だからそのことに感謝して一生懸命頑張るの。ママ達は〇〇ちゃんなりに一生懸命頑張ったことは知っているし誇りに思っている。だから大丈夫。しばらく辛いけど一緒に頑張ろう」
共通テストの二日間は一緒のベッドで寝た。
世の中、女子受験生を狙う輩がいるとのことで、二日間とも門まで付き添った。彼女は一度も振り返らず試験場に向かいました。(泣けた。。。)
二日間共、元気で受験できました。
泣かずに帰ってきました。
欲張りな私は「もう少しできて欲しかった」と思いますが、彼女としては自分なりにできたとのこと。
言いたいことはあるけど。。。
「頑張ったね! この調子で次にいこう!」
つらい日々がもう少し続きます。
2日目の日中、娘を待っている間に息子と大晦日の録画を見る。
今頃、元旦の番組。
それではまた。