レーシックの手術をしました!
私は間欠性外斜視なので、そのことに特化した体験記です。
私が調べた範囲だと、斜視でレーシックをした方の体験記は見つけられず。
病院のHPでも斜視は適応可能とは明記してありませんでした。
手術中は光を見つめていないといけないみたいだけど・・・斜視のせいで失敗などあるのかな?と不安になりました。
私の場合の体験記をまとめます、どなたかの参考になりますように。
レーシックが可能かはその人の状態と医師の判断によるので、参考にする程度でお願いします。
間欠性外斜視とは?
片方の目が外側にずれる斜視で、普段は両目の視点があっています。
遠くを見る時や、ぼーっとしている時に片方の目が外側にずれてしまいます。
ずれの程度にもよりますが、まばたきをすると視線が戻るので気がつかないことも。
斜視のずれの角度にもよりますが、ものが二重に見えたり立体視が出来ない場合もあります。
私は小学生の時に斜視が発覚し検査を受けましたが、見え方には特に問題はありませんでした。見え方に問題がなければ斜視を直す手術は必要ないのですが、他の人からの見た目が気になったりするだろうということで小学校高学年で手術をしました。
変なの~とか、どこみてるの~気持ち悪いとか、からかわれたりするらしいです・・・私は幸い記憶にないのですが。
だいぶ昔のため私も親も、どちらの目を手術したのか分からない・・・という状態でした。
手術のおかげか、そこまで斜視が目立つこともなくコンタクトを入れる時に左目がずれていくので多分左目が斜視・・・?くらいの認識でした。
そもそもみなさんは、斜視って知ってます?
こちらの研究によると日本人の50人に1人が斜視らしいです。ちなみに私の長男も間欠性外斜視です。1歳前に気がつけたのは、自分が斜視だったのもあるかもしれません。
間欠性外斜視でもレーシックは出来る?
50人に1人が斜視らしいのに、探し方が悪いのかレーシックの体験記が見つけられませんでした。
私の場合は問題なくレーシックの手術を出来ましたが、他の方はどうなんでしょう?
斜視でもレーシックは出来ると診察で言われましたが、ずれの角度やずれる頻度にもよるのかもしれません。
レーシックの適応検査
品川近視クリニックで適応検査を行い、手術を行いました。
事前の問診で
・間欠性外斜視である
・20年ほど前に斜視の手術をしたが、どちらの目を手術したか不明
と伝えました。
検査の途中で、「これから斜視の検査を行いますね」と言われました。
遠くをじーっと見ている状態で、黒いスプーンみたいなもの(遮眼子:しゃがんし)で隠され、外され、また隠されるのを繰り返し視線がずれるかの確認を行いました。
次に近くを見ている時も同様に。
私の場合は遠くを見ている時にずれるようです。
その後は矯正後の視力の眼鏡をかけて、ものが二重に見えていないかの確認。
この時に二重に見える様であれば、手術後にプリズム眼鏡が必要になることもあるそうです。
レーシックで視力が回復しても、ものが二重に見えてプリズム眼鏡が必要なら意味がないのでは・・・?と思いましたが、現時点で二重に見えていないのであれば手術後も大丈夫でしょう、とのこと。
私は大丈夫でしたが、ここがレーシック適応の分かれ道かもしれません。
眼内レンズ(ICL)は検討していますか?と聞かれました。
レーシックよりも眼内レンズの方が高額なのと、術後の制限もより長いのでレーシックで良さそうであればレーシックが良いと伝えました。
私の視力、角膜の厚さならレーシックで良さそうと言われたのでそのままレーシックをすることに。
これは検査してみないと分かりませんね。
手術に関して
適応検査と手術日は別日にしたので、手術前までレーシックの体験記をたくさん読んでイメージトレーニングはばっちりで臨みました。
事前情報によると、
・手術中はまぶたを固定されるのでまばたきが出来ない
・レーザーを当てる時は緑の明かりを見続ける
ということ。
間欠性外斜視の私は、ずっと1点を見続けていると視線がずれてしまうのでレーザー照射中に視線がずれてしまわないか?普段はまばたきで視線のずれを戻しているが、まばたきが出来ないのならどうするのだろう?の2点が心配でした。
レーシックの手術の価格帯は幅があるのですが、より高額な方が
・レーザー照射の時間がより短い
・眼球の動きを認識する精度が高い
装置を使用するそうなので、安心の為に「アマリス750Zレーシック(税込み32万円)」にしました。
照射している時間が短い方が、目がずれてしまう前に終わるかな?高精度な方が目がずれてしまった時も安全かな?との自己判断です。
装置を選ぶ際に、医師には何も言われませんでした。斜視だとこの装置でないと手術出来ないということもなさそうです。
手術中の様子
手術のベッドに寝ると、まずは右目から。
「目を大きく開いて」と言われ上下のまぶたをテープで固定されます。
麻酔です、と目薬をばしゃばしゃかけられるので眼の乾燥や痛みは全くなし。
よく見えないので想像ですが、眼の上に軽い機械を乗せられて緑の光を見続けるように言われました。
1回目のレーザーがフラップ作成、「何も見えなくなるけど心配いりませんよ~」と言われ、ペロッとめくられるような感覚が。
2回目のレーザーもあっという間に終わり、めくったものをスッとヘラのような?白いもので戻されるような感覚があり、あっという間に終わりました。
その後は左目、まぶたをテープで固定した時に右目の時は感じなかった違和感、少し痛みが・・・。
不安になり「こっちの眼は痛いです」と伝えると大きく目を開けて貼り直しになりました。
「これくらいは開かないと機械が入らないです」と言われました。
目の大きさの左右差があるのか?上に機械を何回も乗せなおしていたのでさらに不安に。
そんな時、先生の「ん~どうしようかなぁ~」の一言!
痛みはほぼないのですが、意識がしっかりあるのでドキドキしちゃいました。笑
何か方法を変えてくれたようで、少ししてから始まりました。
右目の時よりも、機械が重く乗っている感覚です。痛くはないけど、違和感強め。
緑の光を見続けていると、目が自然にずれていくのが自分でも分かりました。
緑の光を見失い、まばたきが出来ないので自分では目線を戻せなくて困りましたが
「一度緑の光を無視して、目線を上に。戻して」の先生の声掛けで戻せました。
その後も何回か緑の光を見失いましたが、先生の合図に合わせて目線を戻します。
右目と同様の流れで手術は終了しました。
レーザー照射中に、レーザーが止まったりすることはなく照射時間も変わらなかったように思います。
視線がずれて何か起こることはありませんでした。
左目の違和感が強かったのは、目が開く大きさの違いのせいなのか?左目の方が小さいのか?よく分かりませんが、無事に終わって良かったです。
まとめ
術後の検査では両目とも1.5まで見えていて、視力が良くなっても二重に見えることはありませんでした。そのため、プリズム眼鏡も必要なし。
翌日は左目の方が目がごろごろとした違和感を強く感じましたが、診察では特に問題ないとのこと。
ごろごろするのが普通です、と言われました。右目が順調すぎたのかも?
手術後、特に見えにくさや斜視のずれが増える、大きくなることなく快適に過ごせています。
間欠性外斜視でも、レーシックの手術が出来ました。気になる方はぜひ適応検査へ。
より詳しく聞きたい方、紹介割引を利用したい方はお問い合わせより連絡いただければと思います。
私が受けたのは東京の品川近視クリニックです。
梅田・名古屋・札幌・福岡にもありますが、クリニックによって選べるレーシックの術式が違う可能性があります。