昭和レトロの雰囲気を感じるのが町の手芸用品店です。昔は町に一軒くらいは手芸店があったものです。
今も残るお店では昔ながらのレトロな店内の装飾、レトロデザインの手芸用品を見つけることができます。それが今見ると新鮮で「エモい」のです。
手芸用品看板と広告
手芸用品店の看板をみると、毛糸メーカーがとても多いのに気づきます。
ハマナカ手芸糸
昔は「旭化成 ハマナカ手芸糸~♪」というテレビCMが盛んに流れていたので知っている方も多いハマナカ手芸糸。
ニッケビクター毛糸
ニッケビクター毛糸の看板はハート型。このお店以外でもみかけたので手芸用品店ではポピュラーなのかも。真ん中の女性のイラストがレトロでかわいいです。
後ろの横断幕の広告はハマナカ手芸糸。手編みが盛んだった時代を彷彿とさせます。
スキー毛糸
スキー毛糸は、おしゃれでデザイン性の高い毛糸を扱うメーカー。
しかしなぜ、「スキー」なのでしょう?よく見るとロゴマークにもスキーのイラストが。
レインボーを意識したカラフルな多色デザインはいかにも昭和らしい。
昭和が残る手芸用品店
こちらはレトロボタンいろいろ。店主の方に伺うと、価格は昭和時代からほとんど変わっていないのだとか。カラフルでかわいいボタンがたくさん。
市販の服につけかえるだけでレトロな雰囲気になりそうです。
町の手芸用品店には、手芸教室が併設されているとこが多く、お嬢さんや奥様が習いにきていたのでしょうね。
店の奥には手芸作品とおぼしき作品が展示されていました。
店内にはハマナカ手芸糸のロゴマーク入の棚が並べられていました。これはインテリアとしても使えそう。とてもかわいい商品棚です。
おまけ。毛糸編みが全盛の昭和時代。そのためこんな毛糸用の洗剤もありました。残念ながらモノゲンは発売終了。これは江戸東京たてもの園の広告です。
昭和時代は銭湯の広告をみて商品を購入したのでしょうね。
まとめ
今のように、すぐに着られる洋服が少なかった昭和30年代。女性たちはセーターやワンピースなどをハンドメイドで作っていました。
当時は毛糸やボタンを買って家でセーターや洋服を作るのが当たり前だったんですね。
町の手芸用品店には、当時のハンドメイドブームと昭和の手芸デザインが残っています。
レトロでノスタルジックな雰囲気が味わえる手芸用品店は、今では絶滅寸前。今後、いつなくなるかわからないので、これからも見かけたら中を覗いてみようと思います。