こんにちわ!みなてぃです。
いつもご訪問くださりありがとうございます。
今日は人間の「許す」ということについて書いてみようと思います。
人は広い心で 「他人を許すこと」が大切といわれ、逆に、「人を許せないこと」はいけないことのように思われがち。
確かに他人を許せない自分は苦しいし、許すことができたら自分も楽になります。
誰だって、許せるものなら許したいと本当の心の底では思っているはず・・・
でも、それがなかなかできなくて、できない自分は人間としてダメなような気がして、本当は違うのに、相手を許したと思い込んでいないでしょうか?
ほとんどの人は、「いい人でありたい」という善人志向というのがとても強い。
少なくとも、わたしはそうでした。(今でも残っています)
わたしが人間嫌いで、まわりの人は敵だと思っていた過去の話。。。
過去のわたしは「こうあるべき」という自分のルールがたくさんあって、こんな自分じゃダメだと、いい人であろうと必死でした。
そうなると何が起こってくるか???
他人に対して批判や許せないという気持ちばかりが出てくるのです。
自分の損得ばかり考える卑怯なやつ!
人によって態度を変える二枚舌!
上司に媚びるおべっか先輩!
全部自分の思い通りにしようとする独裁上司!
上から目線の傲慢コンチキショー!
わたしはあんな人達とは違う
善良で純粋で正直で、周りとうまくやっている
あんな奴のようにはならない
ああいう人は許せない
心の中では批判しているのに、表面ではいい人の仮面をかぶり、偽善者ぶってる自分が嫌いで仕方がありませんでした。
偽善者にならないよう、わたしが「いい人」であるためにやっていたのは、
一生懸命、嫌いな気持ちに蓋をして、良いところを見ようとし、
理不尽な扱いを受けても自分に問題があるからだと思うようにし、
相手に怒りを感じてもその感情を飲み込んで、平気なフリをしていました。
ちなみに、この自分が「いい人」であるためにしていたやり方は、母親に対して子供の頃から見捨てられないためにやってきた処世術だったと後で気づいたのですが
結局、わたしは、純粋 善良 調和 思いやり 親切 正直 etc...の、きれいな部分だけを見ようとし、卑怯、腹黒 八方美人 冷酷 傲慢 etc...の汚い部分を否定し続けた結果、自分も他人も許せず、自己否定の塊になってしまったのです。
でも。。。
純粋で、善良だけの人なんていない。。。
卑怯で、腹黒だけの人もいない。。。
目をふさいで見ないようにすればするほど、ネガティブな部分が大きくなっていく。。。
自分のいい人でない「悪」の部分を認めてしまうと、どんどんひどい人間に自分がなってしまいそうで、恐怖や不安しかありませんでした。
でも、その逆だったんです。
いい人でなくてもいい
人間とは。。。
善も悪も全てを持ち合わせているから人間
わたしがメンタルを病み、回復までの過程で、自分の中のネガティブな悪の部分を認め、少しづつそんな自分を許せるようになると、周りの他人に対してもイライラ、カリカリすることがなくなっていきました。
かえって心が穏やかになり、恐かった人が恐くなくなっていき、相手を許すことができるようになっていったんです。
クライアントさんの相談の中で、他人を許せなくて苦しんでいる人にわたしはいつもこう言います。
許せないなら、無理に許そうとしなくてもいい
許せない自分をまず許してあげればいい
人を許す前に、許す相手は自分
人は「いい人であらねばならない」という強迫観念や、執着心というものがとても強いように思います。
でも、その「いい人であらねばならない」という想いから、善悪を超えたありのままの自分というのが見えなくなって、「いい人」に固執するあまり、自分をがんじがらめにしてしまう。。。
ある意味、どれだけ「いい人でない自分」を直視し、認め、許してあげることができたら、
「正しい自分」と「間違っているあの人」
とか、
「素敵なあの人」に比べて「ダメな自分」
とか、比較することもなくなり、自分と他人の隔たりというものも和らいで、心はどんどん自由になっていくのだと思います。
どんな自分でも、わたしたちは本当にかけがえのない命なのです
いかがでしたか???
これからもセラピストとして、心と身体と魂の面からあなたが楽になるような情報を発信していけたらと思います。
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