シーズン4も佳境。
このエピソードを入れて残り3話。
# 8 あらすじ
エドワード王のオファーでマーシア王となる決断を下したウートレッドはある計画を実行する。
シグトリグルのデーン軍に加わったブリーダは、ウェセックスを襲撃するべきだと進言するが、反対される。
一方、デハイバース王国を乗っ取られたハウエル王は、奪還に向かう
相関図
まとめ
イーグリスバーグ(現アリスバーリー)マーシア王国
エドワードのオファーを受け、マーシア王になる決意を固めたウートレッド。
エセルフリーダの反対
しかしエセルフリーダは、「あなたは国王にふさわしくない。思慮深く外交的でなければ王国を再建できないし、諸国と同盟を結べない。マーシアに暴君はいらない。エドワードの選んだ者ではダメ」と大反対する。
ウートレッドは、「これがマーシアにとって最善策だ。キミを疎んじる者が王となればキミは追放されるが、オレが王になればキミとエルフィンを守れる」と言うが、「それもわかった上で、私はウェセックスとは無関係な統治者をマーシア王に望んでいる」と言う。
キリストの洗礼式
マーシア王はキリスト教徒でなければならないため、ウートレッドに洗礼を受けるよう説得するピヤリグ神父。
ウートレッドはこれまで散々拒否し続けてきた洗礼を受ける覚悟を決める
父が浸水式を受けると聞き、息子ウートレッドは、「父さんが心の底から神を受け入れると思えない」と言うが、ウートレッドは、「神はお見通しなんだろ」と答える。
ウートレッドはエドワードを貢献にし、浸水式を受け、キリスト教徒となった
賢人会議
反対するエセルフリーダ
賢人会議を前に、「ウートレッドは王になるべきじゃない。エドワードが勝手に選んだ王などマーシアは受け入れない。マーシアは同盟国でありウェセックスの家臣じゃない」と言うが、「私たちが決めることじゃない。男たちが愚かな道を選ぶのを見ているしかできない。悔しいけれどそれが女の運命」とエルスウィズ。
マーシア王任命式
マーシア太守らは、「マーシアは今、デーン軍の襲撃で多くの若者を失い、兵力は弱り、村人は疫病に苦しんでいる。危機的な状況だ。国を守るためにウェセックスと共に戦える統治者を選ぶべきだ」とし、若い太守が成長し、エルフィン姫が成婚されるまでの期間と定義した上で、ウートレッドをマーシア王に任命、全員一致でウートレッドはマーシア王となった。
だがウートレッドは、太守たちが忠誠を誓う儀式の前に、「一言、言わせて欲しい」と立ち上がると、「国王として迎えてくれたことは忘れない。だが最も国王にふさわしいのはエセルフリーダだ。誰よりもマーシアを思い、エドワードと同等に渡り合えるのは彼女だけだ。だから新王の最初の仕事としてエセルフリーダに王座を譲る」と宣言してしまう。
賢人会議は紛糾、ブルグレッドは、「女は国王になれない。これまでも認めていない」と声をあげ、エドワードも、「エセルフリーダは王座に就けん。いずれ姉が婿を取れば、その男がマーシア王と呼ばれることになる」と真っ向から反対するが、「私はマーシアのために尽くしてきた。マーシアの王である限り貞操を守りこの身を王国に捧げる」と宣言するエセルフリーダ。
それでもエドワードは、「王座には就かせぬ」と言うが、マーシア太守たちはエセルフリーダを国王と認め、王座へに就かせる。
エドワードの暴挙
マーシア太守がエセルフリーダを国王と認めたため、エドワードはウェセックス軍を動かし、イーグリスバーグを閉門、町を支配してしまう。
一触即発の事態にアルドヘルムは、エセルフリーダの身が危険だと言い、町から退避するべきだと進言するが、「弟と話しをするまで何もしない」とエセルフリーダ。
ウートレッドはフィナンにエセルフリーダを護衛するよう命じると、シトリック、オフファースを連れ、イーグリスバーグを出発する。
母の言葉
ウートレッドの裏切りに怒り、「信じられる者が王になるまでマーシアを支配する」と言い切るエドワードにエルスウィズは、「エセルフリーダがあなたに逆らうことはない。脅威にはならない。ウートレッドのおかげで我が一族が両国の王となった。父王の夢だったイングランド統一に近づいた」とエセルフリーダがマーシア王になることに意味があると説得する。
マーシア王:エセルフリーダ
民兵を集めてイーグリスバーグへと戻ってきたウートレッドは、「民兵はあなたの命令で動く。これでエドワードと互角に戦える」と言う。
それを受けエセルフリーダは、「私はマーシア人の命をムダにしない。開門するが民兵は門外で待機せよ。イーグリスバーグは今からマーシアの統治下に戻る」と宣言するとエドワードに開門を迫る。
ウートレッドたちは町へと入るが、民兵はエセルフリーダを称え、命令どおり町へ押し入らなかった。
安泰の道へ
民兵がエセルフリーダを支持している様を見て、「姉上が国王の適任者だと気づかず悪かった」と謝罪すると、エセルレッドが征服したイーストアングリアが無法地帯となっていることについて、「両国から軍を派遣し、支配してはどうか」と打診する。エセルフリーダは賛成すると、「マーシア王としてウェセックスをサポートする。手を組めば、父王のイングランド統一の夢を実現できる」と約束する。
息子ウートレッドの決断
父親がエセルフリーダに王座を譲ったと知り、「父ははじめかたそのつもりで洗礼を受けたのでしょうか」と問う息子ウートレッドに、「お父上は強い信念を持っている。情熱で動くが良いと思うことしかしない」とピヤリグ神父。
その言葉に息子ウートレッドは、「心が決まりました。自分の信念に従う時が来た」と言うと、神に仕える道を進むためウェセックスに戻る。
息子ウートレッドは、父に話せば反対されると何も言わずにマーシアを旅立ってしまう。
それを知り、さみしさを感じるウートレッド。
イーディ
エセルフリーダは自分に忠誠を誓い、献身的に尽くすイーディに感謝を伝えるが、「でも私はマーシアの女王になった。あなたは夫の愛人で、夫を殺した男の妹。あなたを置いておけない。厳罰を与えたくない。修道院に行けるよう話をつける」と言うが、イーディは、「自分の道は自分で選ぶ」と言い、マーシアを去る決意をする。
別れ
貞操を誓いマーシア王となったエセルフリーダの決断を受け入れたウートレッドは、ふたりの関係に終止符を打ち、クーカムに帰ることを決める。
最後のキスを交わしたウートレッドは、「助けが必要なら呼べ」と言い残す。
一方従者たちは、ウートレッドがマーシア王の地位をあっさり捨てたことに落胆するが、マーシアを出るしかなくなったイーディが仲間に加わることに。
エルスウィズの決断
イーグリスバーグがマーシアの手に戻ったことに安堵したエルスウィズは、「アゼルスタンをウィンチェスターに連れ帰っては危険です。あの子を亡き者にしようと企むものがいる。あなたが許してくれるなら、ベッドウィンに連れて行き、アゼルスタンに王となる教育をし、あなたのように育てる」と言う。エドワードは母にアゼルスタンを託す。
ウェールズ
デハイバース王国
シグトリグル率いるデーン軍に加わったブリーダは、「エドワードとウートレッドに同胞を殺された。テテンホールの戦いで弱っている今がリベンジのチャンス」とウェセックス襲撃を打診するが、シグトリグルは、「兵士らはずっと戦い続け、遠征で疲れているし、安全で食料もあるこの砦を離れる理由がない。オレの兵はリベンジでは動かない」と拒否されてしまう。
だが報復に燃えるブリーダは、「北へ行き仲間を集める」と言い、シグトリグルに5人の兵士を借りると、ロードリーを殺害し、出発する。
ハウエル王 vs シグトリグル
城を奪還するためウェールズ軍を引き連れ戻ってきたハウエル王は、闇討ちを仕掛けるが、それを読んでいたかのように罠を仕掛け、待ち伏せしていたのはシグトリグル率いるデーン軍。
闇の中立ち塞がるデーン軍に気づき突撃命令を出すハウエル王。
するとシグトリグルは、火矢で応戦、仕掛けていた油に引火、一瞬にして炎の壁が立ち上がる。
ハウエル王は、「怯むな!突撃せよ!」とウェールズ軍に命じるが、今度は矢の雨がウェールズ軍を襲い、ハウエル王は退却を余儀なくされる。
シグトリグルの決断
ハウエル王とウェールズ軍を撃退、祝宴で盛り上がる城へと戻って来たブリーダは、「エドワードは今、兵を連れてマーシアにいる。ウィンチェスターの守りは弱い。今が襲撃のチャンスだ。ウィンチェスターの土地は豊かで、食べ物も豊富だ。コイツが協力する」と言うとエルドウルフを連れ出す。
その話しを聞いたシグトリグルは、ウェセックス襲撃を決断する。
感想
なんとウートレッドはあっさりとマーシア王の地位を捨てました。
そりゃ従者たちの落胆も理解できますよね~。
で、エセルフリーダがマーシア王となったことで、ウートレッドはエセルフリーダとの関係も終わらせるしかありませんでした。切ない話しです。
で、エルドウルフはまだ悪巧みをしているんですね
逃さずトドメを刺しておくべきでしたね。
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