●前回の話 ペルー人の中古エアコン屋【1】
4台目を取り付ける前にある問題点が発生した…
4台目と5台目は2階に取り付けるのだが、室外機の取付場所は屋根となっている。そのため、屋根への取付台が必要なのだが、例の泥棒が取付台まで持ち去ったので、今は無い。
この台がない事は、あらかじめ言っておいたのでペルー人が用意してくるものだと思っていた。ところがペルー人は聞いていないと言う。
言った、言ってないの話になった。
俺は普段、交渉事で引かないが、この猛暑、普通のエアコン業者は順番待ちですぐにやってくれない、今日コイツを逃せば、いつエアコンが付くか分からない、だから金で解決するのが良案と思った。
結局、この取付台をホームセンターに買いに行き、その費用をこちらが出せば、取り付けると言う事になった。
台はペルー人の助手が買いに行って入手した。
「台いくら?」
ペルー人「5千円x2=1万円」
「そんなにするか? 単なる鉄のステーだろ?」
ペルー人「助手は、そー言っている」
「ホントか?」
助手「ホントです」
「じゃ、レシート見せて」
助手「な、失くしましたぁ」
この台は多分1台3千円くらいと思う。買いに行った手間賃と思って…ま、いいか
「じゃ、12万+1万=13万ネ」
ペルー人「取付料が入っていない」
「はぁ?取付料込の話だっただろ」
ペルー人「それはエアコンの取付、台のは入っていない」
「いくら?」
ペルー人「2台で5千円」
ま、安いちゃ、安いんだが…
ペルー人「台2つ1万円+取付料5千円。それをもらわないと作業やらない」
元々安いので結局、俺が折れて、15,000円余分に払う事で同意した。
2階のエアコン2台とも設置完了した。
普通はこれ、終わり良ければ全て良しの話だ。
だが、ペルー人は違う観点で物事を見ていた。
日本人は、決めた事を少々変更しても、ダダこねたら金を出す
これで全ての物件にエアコンが付いたので、コイツとの付き合いは、これで終わりだと思っていた。
それから数日後、
ある人から電話が掛かってきた…
…続く
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