いずれは地上を去る時が来るのであれば、いよいよその時(死期)が近づいた人を祝ってあげるのが本当なのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ

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ーーー愛し合う二人のうち片方が先に他界した場合、残された方がのちに他界した時に間違いなく幸せの楽園が待ってくれていると考えてよいでしょうか。
「その通りです。ただし、互いに愛し合っていた場合のことであって、一方的な愛ではそうはなりません。愛はその対象から切り離して存在することはできません。地上というのはほんの一時的な生活の場にすぎません。肉体に不老不死はあり得ません。ですから、いずれは地上を去る時が来るのであれば、いよいよその時(死期)が近づいた人を祝ってあげるのが本当なのです。そして又、いずれは自分も後から行って、地上では想像もできない、より大きな光明と美と驚異の世界で一緒に生活することになることを知ってください」 

ーーーそのことを私たちは物的観点から考えなくてはならないところに難しさがあるのです。死ぬまで待つことになりますが、ただ待ってはいられないーーいろいろと生きるためのことをしなければなりません。生き続けなければならないのです。その辺がとても難しいのです。
「霊的真理を物的観点から考えるとなぜ難しくなるのでしょう?」

ーーー私たちは物的存在だからです。
「でも本質的には霊的存在です。物的身体を携えているというだけです。あくまでも霊が上位で肉体は下位です。そうした観点から、お手持ちの知識に照らして、正しい判断を下さないといけません。何事も価値あるものは困難がつきまとうものです。霊的褒賞が簡単に手に入るとしたら、それは手に入れる価値のないことになりましょう」
 
今回の内容の最初の質疑応答はとても勇気づけられました。ただ「いよいよその時(死期)が近づいた人を祝ってあげるのが本当なのです」と言われるシルバー・バーチ霊のお言葉には、びっくりさせられます。死を前にして祝う気持ちになれるとしたら、やはりシルバー・バーチ霊が常に言われている霊界の素晴らしさを身を持って体験した人にしか無理なのではないでしょうか。いくら素晴らしさを力説されたところで、私たちには言葉としてしか伝わって来ません。寝ている間に素晴らしさを体験し、覚えていることができたら、きっと私達人間も変われるのだと思いますが、現状では頭のおかしい人という目で見られるだけなのです。シルバー・バーチ霊がいくら知って下さいと言われても私達人間には実感として知ることができないのです。それがとても残念でたまりません。
また次の質疑応答ですが、これは質問者の気持ちがよくわかります。先に他界した人に会うためには、自分も他界しなければならないのです。けれど自殺はできません。ということは他界するその時まで生きなければいけないということです。質問者の言うように死ぬのをただ待つのではなく、生き続けなければいけないのです。そのためには、生活のためにいろいろなことをしなければならないのですが、そもそも大切な人を失って生きていることそのことが辛く苦しいことなのに生きて行かねばならないのは本当に酷なことだと思います。それが難しいと感じてしまうのだと思います。私も同感です。後追いできれば簡単な話ですが、それは絶対に許されません。たとえ後追いしたところで、大切なその人に会うことは適わないのですから。これは私達人間の大半は物的存在だと思っているからこその葛藤なのだと思います。シルバー・バーチ霊が言われるように本質的には霊的存在であることをきちんと認識することができれば、何も迷うことなどないですし、霊的真理を理解し、先に他界した人を喜んで見送り、正しい行いができるのだと思います。けれど私達人間の大半は霊であるという、もっとも基本である認識ができていないのが現状です。そこを変えて行く以外この問題は永遠に葛藤し続けて行かなければいけないのではないかと思います。
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