あちらの世界での飲食物はすべて、その本質が霊的だそうですが、地上の食物が実体をもつのとまさに同様だということです。

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「『死後の世界では、何を食べていますか。食べることが出来るのですか。いったいどんな生活をしているのですか。』など、いろいろな質問されることが多い。左様、幽界には美事なおいしい果実がある。そこの住人達はこれを摘み取ったりする。また、望む食物なら何でも手に入れられる。しかし、高い境域では食欲は消えてしまう。但し、皆さんに理解して貰いたいことは、霊の世界とはいえ、それは堅固で実体をもったものである。そこの住者達は食事を楽しむことだって出来るーー但し、それを望むならだが。彼等は実に美味しい食物を食べ、ブドー酒に相応する飲物を飲むことも出来る。それは霊的実質である。あちらの世界での飲食物はすべて、その本質が霊的である。それは霊の世界に住んでいるから、そういうことになる。しかしながら、その真実さにおいては、地上の食物が皆さんに実体をもつのとまさに同様である。
高い境域の霊達は、思いのままに実に美しい柔らかい素材の衣類を身にまとっている。そのような美しいものは地上には存在していない。我々がこのように申しているのは、霊の世界の生活が地上と同様に実体をもっていること、但し、美しさにおいては比を絶しているということ、これを伝えたいためである。
また時には、次のような質問されることもある、『霊の世界でも年をとりますか。私達は老人の霊を見ることがありますが、それは何故でしょうか』と。幽界に年齢は存在しない。成熟の時があるのみである。熟年に見える人がいても、老衰のためではない。その者は常に生命に満ちており、健康、健全である。霊は望みのままに外容を変えることが出来る。そこで、地上を訪れる時は死ぬ直前の姿で出現することが多い。それは自分であることを判って貰うためである。さて幽界に戻って来ると、再び立派な本来の自分にかえる。」
 
今回の内容は、幽界での暮らしぶりが詳細に描かれていますね。なのでとても興味深い内容だと思います。その中でも特に食欲が消えてしまうという部分、食べなくても良くなれば、どんなに楽になるかと思うのですがどうでしょう。食べることが楽しみな方もおられるから何とも言えませんが。私は今でさえ、三度三度の食事は大変に感じています。更に霊的世界のことを知れば知るほど、食べ物自体に気持ちがなくなっていくように感じるのです。ただ肉体があるので、維持するためには、食べないわけには行きませんけれど。こうやって、幽界での暮らしぶりを知ると、早く行きたい気持ちになってしまいます。ですが、自死したらこのような暮らしはできないですから、この世の自分の使命を全うしてから、ですね。
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