本日も、純球考にご乗車下さいましてありがとうございます。
次は~
「【考えてみた】 ストレートに対するバッターのスイングを科学する」
に停まりま~す。
野球・ソフトボールにおけるバッティング理論においては、ダウンスイングは投球の軌道の1点でしか当たらないので云々、レベルスイングだと軌道のどこかで当たるので云々、最近ではフライボール革命なども話題ですが、私はいずれの理論を信じるにせよ、バッター本人がどういう役割であるかをイメージしたうえで、理論を考えた方が良いと思います。
とはいうものの、そもそもバットにボールが当たらなければヒットすら怪しくなるので、今回のブログではボール(ストレート)がバットに当たる確率を上げるためのスイングについて考えてみたいと思います。
なお、この記事は以下の人たち向けになります。
- バッターとしてボールをバットに当たる確率を上げたい方
- バッターとして空振り三振を無くしたい方
- 私のブログ記事が気になる方
では、行ってみましょう。
まずは以下の図に横から見たときのピッチャーとバッターの関係を示しましたのでご覧ください。
ピッチャー(上投げ)から放たれるボールの高さは以下の式から計算できます。
マウンドの高さ+身長×1.2(※腕を上げたときの高さ)―足から膝の高さ
ストライクゾーンの高めいっぱいの高さと低めいっぱいの高さはそれぞれ以下の式で計算できます。
高めいっぱい:バッターの足から膝の高さ+ストライクゾーンの高さ方向の幅
低めいっぱい:バッターの足から膝の高さ
これらの式より、ピッチャーからバッター(=ホームベースの位置とする)までの距離を18.44mとした場合、ストレートのときの投球の角度αとβが算出できます。
したがって、バットにボールを当てる確率を上げるためのスイング角度は以下の通り表されます。
α<バットスイング角度<β・・・※
実際に数字を入れてみましょう。ピッチャーもバッターも私の身長他のおおよそのサイズを代入したいと思います。
(身長:170cm、足から膝の高さ:45cm、ストライクゾーンの高さの幅:75cm)
計算したところ、※は以下のような結果になりました。
2°<バットスイング角度<4.3°
上記結果より、レベルスイング(スイング角度=0°)かほーーーんの少しだけアッパースイングだと、ストレートに対してバッターはボールに当たる確率が上がるということが計算で明らかになりました。
今回はここまでで記事を終了しますが、実はこの結果に対して次に考えるべきことがありまして、低め(いっぱい)に対してどうやってレベルスイングをするのか/できるのか・・・。
レベルスイングの難しそうな(?)低めに関しては、「打たない/手を出さない」「2ストライクではファールでカットする」というのが一つの考え方かとは思いますが、せっかくなのでどうやって打つのかについて理屈で考えて、このブログで紹介できればと思います。
本日は以上です。本日も、本ブログを読んでいただきありがとうございました。