2024/08/08

2024年 AI 向け IT インフラのリーダーは?|IT Brand Pulse

2024-Brand-Leader-Survey_Enterprise-Infrastructure-for-AI_06122024.pdf

上記のリンクは、IT Brand Pulse(データセンターインフラ動向の調査や分析をおこなうアナリスト企業)が行った調査レポートです。

AI 向け企業インフラを下記の8製品カテゴリー分類し、各カテゴリーごとに IT プロフェッショナルが選定するブランドリーダーを調査した結果になります。

  • サーバー
  • プライマリーストレージ
  • ファイルおよびオブジェクトストレージ
  • ネットワークスイッチ
  • SmartNIC
  • 広帯域幅メモリ(HBM)
  • GPU
  • CPU

以下、調査レポートのサマリーから抜粋(概要)のみ。

AI 向けサーバーとプライマリストレージ

マーケットとイノベーションのリーダーは Dell:

Dell は、企業向けサーバーとプライマリーストレージの市場とイノベーションのブランドリーダーとして長年にわたり君臨している。検証済みのフルスタックソリューションを提供する AI ファクトリーを導入し、AI への参入を決定的なものとした。

AI 向けプライマリストレージとオブジェクトストレージ

イノベーションのリーダーには Pure Storage:

Pure Storage が、プライマリーストレージおよびオブジェクトストレージのイノベーションリーダーに選出された。AFA(All Flash Array)が物理フラシュストレージと直接通信できる特許の DirectFlash モジュールと、低コストの QLC フラッシュで行った先駆的な開発が評価されている。AI は、高性能で大容量の環境において、大量のデータを可能な限り高速に入出力することが極めて重要となる。

AI 向けファイルストレージとオブジェクトストレージ

マーケットリーダーは NetApp:

ファイルストレージとオブジェクトストレージのマーケットブランドリーダーは NetApp。調査結果では、使いやすいファイルシステムストレージのパイオニアの NetApp が企業向け AI およびオブジェクトとファイルストレージをリードすると予想されている。

AI 向けネットワークスイッチ

NVIDIA が既存のマーケットリーダーを退けイノベーションリーダー:

2008年以降、イーサネットスイッチのマーケットリーダーは Cisco、広帯域幅と低レイテンシの IB スイッチのマーケットリーダーには Mellanox が選出されていた。IT プロフェッショナルは、AI が広帯域幅と低レイテンシを必要としていることを認識し NVIDA(旧 Mellanox )をイノベーションリーダーとして選出した。

AI 向け SmartNIC

初代のマーケットリーダーは AMD:

今回初めてとなる SmartNIC の調査では、ブランドリーダーに AMD(旧 Xlinx と Pensando SmartNIC)が選出された。この分野での Xilinx の長年の市場での存在感が認識されたことを反映している。

初代のイノベーションリーダーは NVIDA:

初の SmartNIC の調査で、NVIDIA(旧 Mellanox SmartNIC)がイノベーションリーダーに選出された。調査結果から、NVIDIA ネットワークスイッチおよび GPU と緊密に統合された SmartNIC の付加価値が高く評価された。

AI 向け広帯域幅メモリ(HBM)

Samsung がマーケットとイノベーションのリーダー:

HBA は、CPU、GPU、および特殊な AI プロセッサに組み込まれているが、重要な差別化要因として認識されている。おなじみの Samsung がマーケットリーダーとイノベーションリーダーに選ばれた。

AI 向け GPU

NVIDIA が議論の余地のないマーケットとイノベーションリーダー:

Jensen Hung と NVIDIA は、GPU を中心とした AI コンピューティングの新時代をリードしている。この調査で唯一の驚きは、NVIDIA が GPU マーケットとイノベーションリーダーにおいて、すべての票を獲得しなかったこと。

AI 向け CPU

Intel がマーケットとイノベーションリーダー:

17年連続で Intel が CPU のマーケットとイノベーションリーダーに選出されているが、AI 向け CPU 調査が今回が初めて。2位は AMD で、両者の差は9%だった。

このレポートには表とグラフがありますので、それらを参照しながら上記をみていただけると理解しやすいと思います。

例えば、このような内容です。

 
<出典:IT Brand Pulse>

以上

ワンクリックの応援が励みになります
にほんブログ村 IT技術ブログ IT技術情報へ
|すべての 投稿リスト

上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。
間違いがないことを保証するものではないことをご了承下さい。

コメント

非公開コメント

  翻译: