代替ドープ仕上げの電動機 絹張り作業の続き
絹を貼り付けましたが絹の目を埋める工程があります。広い面積を代替ドープで処理したらどうなるかの実験をするわけですが強風で屋外で作業ができません。
というわけで細かい作業をします。
細かい絹張り作業
主翼の根元ですが、こういうところを絹を巻き込んで処理するのは難しいし別に絹を貼らなくても良いとも言えますが・・・
絹の切れ端を張っておきます。
エルロンの木口にも絹を貼っておきます。これでエルロンを切ってもバルサの地が見えることはありません。
せっかくヒンジの溝を切っておいたのですが絹を張ったらふさがってしまいました。
塗膜が厚くなると切れ目がどこにあったかわからなくなるので塗料を2回くらい塗った段階で切り込みを入れなおしてダミーのヒンジを差し込んでおきます。ダミーのヒンジはアセトンやセルロースセメントの溶剤で溶けないようにプロピレンのシート(クリヤファイル)を切ったものです。
サーボベッドがはまる窓も加工します。縁を巻き込むことにします。ただ切り取るのではないところがこだわりです。
こういうところを処理するときの感覚はドープと全く同じです。こういう細かい所の絹をバルサに密着させるには竹のへらを使います。
サーボベッドをはめてみます。
めでたく納まりました。サーボベッドはエポキシ樹脂で絹を貼りましたが、この段階ではドープ仕上げの部分との風合いはそれほど違いません。ただし、サーボベッドの木口のバルサの地が見えるのが気になります。赤のマジックを塗ってエポキシを塗れば目立たなくなるでしょう。
エルロンの絹張りのときに面白い現象を確認できました。
片側の絹が乾いて、もう片方がまだ湿った状態です。明らかに反っています。両方とも乾けば真っすぐになります。
代替ドープを塗るときも表と裏を同じ回数だけ塗らないとそっくり返る危険がありそうです。
胴体ハッチと胴体下部の後部支柱取付け部の蓋の絹張り(周囲を固定しただけど)も終わりました。
キャノピーの製作開始
今回の機体では透明キャノピー仕様にしてパイロットも乗せる予定です。ということでキャノピーの型の製作を始めました。
13mmのファルカタ集成材を6枚切り出し・・・
張り合わせてブロックを作ります。白いボンドでは接着剤が出た部分が削りにくいので贅沢にもタイトボンドで貼り合わせます。
ネット情報では木材のブロックを糸のこ盤やディスクサンダーで型を作っている例が多いのですが、ファルカタのような柔らかい木材なら普通のノコギリと切出しというショボい道具でも結構な加工ができます。
クランプで挟んで一晩おいてから削り出しを始めます。
コクピットの製作に着手
コクピットの図面を書き始めました。
今回はメカを胴体の下の方に配置する予定ですからコクピットの底を深くできます。腕と操縦桿を再現できるかもしれません。
女流パイロットのこてるさんをハッチに納めてみました。
このままだと計器板の位置が顔に近すぎます。キャノピーの製作とあわせてハッチの方も改造しなければならなくなりそうです。