ドイツの自動車メーカーVolkswagen(VW)は8日、ラスベガスで開催された展示会「CES 2024」でOpenAIのChatGPTを利用した音声アシスタント「IDA」を自社の自動車に搭載する計画を発表した。IDAは、Cerenceの技術基盤を活用し、24年第2四半期より「ID」シリーズや新型「ゴルフ」を含む量産車に標準装備される。自動車会社としては初の事例となる。
VWは、「ID.7」、「ID.5」、「ID.4」、「ID.3」、新型「ティグアン」、新型「パサート」、新型「ゴルフ」など、複数の車種にIDAを搭載する。VWは、新たなアカウントの作成やアプリのインストールを要求せず、システムはユーザーが「Hello IDA」と声をかけたり、ステアリングホイールのボタンを押すことで起動し、エアコンの制御やナビゲーションの操作、一般的な知識に関する問い合わせに対応する。この機能は最初にヨーロッパで導入され、米国の顧客向けにも検討中だが、計画はまだ最終決定されていない。
会見では、さまざまな実演が行われ、家電量販店やレストランの場所を指示するデモや、薬局のリストを表示するデモなどが披露された。VWは対応言語として当面、英語やドイツ語など5言語を予定しており、日本語対応の可否は明らかにしていない。OpenAIは運転統計にアクセスせず、質問と回答は「即座に削除され、最高レベルのデータ保護を保証する」としている。
OpenAIは5日、アプリストア「GPT Store」を12日までに立ち上げ予定であると発表していた。GPTストアで開発者は、自身のAIをアプリケーションとして公開可能になる。
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