早期退職して始めたセミリタイア生活が3年目に突入している私です。
地元県で暮らしながら週に二日都内で仕事をしております。
時間はあるセミリタイア民ですのでAmazonプライム・ビデオで映画をよく見たり(B・C級ホラーやSFが好物)。
暇に任せてメジャー・タイトルのシリーズ作品を一気見することも。
今回は「ターミネーター」シリーズ6作品を一気見(各作品複数回見てますけど)。
言わずと知れたアーノルド・シュワルツェネッガーの代表作。
自我を得た軍事コンピュータシステム〈スカイネット〉と人類の死闘を描いた本シリーズ。
人間を殺戮するマシーン〈ターミネーター〉が強すぎて笑えてくるSF映画の人気シリーズです。
テレビで何回も放映されている1・2作目くらいまではご覧になっている方も多いかと。
一応基本設定を↓
・自我を得た軍事コンピュータシステム〈スカイネット〉は人類を敵と見做し核戦争を誘発
・その〈審判の日=ジャッジメント・デイ〉を生き残った人類はスカイネットとの抵抗戦争に突入
・人類を殺戮するためスカイネットに製造されたマシーン群が〈ターミネーター〉シリーズ
・スカイネットは時空転移装置を開発しターミネーターを過去に送れることに(抵抗軍も同装置を利用)
覚えておくべき主要登場人物は↓
◯ジョン・コナー
抵抗軍のリーダー、人類の希望
◯サラ・コナー
ジョンの母親
◯カイル・リース
サラを救うため過去に転送される抵抗軍兵士
シリーズ6作品のタイトルと公開年は以下の通りす。
①「ターミネーター(1984年)」
②「ターミネーター2(1991年)」
③「ターミネーター3(2003年)」
④「ターミネーター4(2009年)」
⑤「ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年)」
⑥「ターミネーター:ニュー・フェイト(2019年)」
タイムトリップが絡むので話は前後しますが、
①〜④は同じ時間軸の話として見ることが出来ます。
⑤はリブート作で①を踏襲しつつ違う時間軸の話に。
⑥は再リブート作で①②の正統な続編。
この他にテレビシリーズも二つありますし分かりにくいすねw
①「ターミネーター(1984年)」
ジェームズ・キャメロン監督
原点にして完成度の高い作品。
未来において抵抗軍に敗北することを察知したスカイネットは抵抗軍リーダーのジョン・コナーの出生そのものをなくすために母親となる若き日のサラ・コナー抹殺を画策し人型ターミネーター(T-800)を過去に転送。
この抹殺計画を阻止するため抵抗軍兵士カイル・リースもジョンにより同時代に転送されT-800と死闘を繰り広げます。
とにかくシュワちゃん演じるT-800のひたすら追いかけて来る姿は恐怖でしかないす。
名セリフ「I'll be back」が出ますw
サラ(演リンダ・ハミルトン)のか弱さとカイル(演マイケル・ビーン)の悲哀が非常に良いす。
逃亡の果てに二人は結ばれて未来から来たカイルが実はジョンの父親になると云う展開には驚きました(二人のラブシーンは当時小学生だった私には刺激が強かったすw)
カイルは命を落とすも何とかT-800を撃退しサラは生き延びることに。
最終盤にT-800の金属骨格姿をCGで描いてますが当時は技術不足でかなり違和感ありますね。
②「ターミネーター2(1991年)」
ジェームズ・キャメロン監督
前作で生き延びたサラは無事にジョンを出産。
少年となったジョンを抹殺するために未来から再びターミネーター(T-1000)が送り込まれて来ます。
ジョンを守るためリプログラミングされたT-800(前作とは別個体も同タイプなので演じるのはシュワちゃん)も同時代に転送されターミネーター同士の激闘に。
全身液体金属で出来たT-1000は形状を自由に変えられます(CG技術の発達で今見ても違和感ないすね)。
演じたロバート・パトリックの冷酷な感じがピッタリ。
前作でヒールだったT-800が本作ではサラとジョンの親子を守るヒーローとして活躍するのが見所(ジョンとのユーモラスな掛け合いも良き)。
名セリフ「Hasta la vista, baby」出ますw
サラ役は前作に引き続きリンダ・ハミルトンが熱演。
前作のか弱い女性から戦う闘士へと変貌しています。
少年ジョンを演じたエドワード・ファーロング君は日本で大人気になりましたよね(その後は子役の常で支離滅裂な私生活となり俳優としてほぼ活躍なしですけど・・・)。
サラ・ジョン・T-800の奮闘によりスカイネット開発元となるサイバーダイン社の破壊及びT-1000の撃退に成功。
未来への脅威となり得るT-800を最後に溶鉱炉に沈めると云う哀しい別れがあり、審判の日は回避され物語は終幕へ。
待望の続編でしたし、人気バンドGUNS N' ROSESが挿入歌を手掛けたこともあって公開前後はかなり盛り上がっていたのを思いだします。
③「ターミネーター3(2003年)」
ジョナサン・モストウ監督
前作から12年ぶりの新作となった本作。
審判の日は回避され青年となったジョン・コナー(演ニック・スタール)。
ジョン及び未来の抵抗軍の幹部となる若者達を抹殺するためまたまた未来から新型ターミネーター(T-X)が転送されて来ます。
それを阻止するためT-850(T-800の改良型・演じるのはやはりシュワちゃん)も同時代に転送されて。
何遍繰り返すねん!とツッコミたくなります。
サラは白血病のため亡くなっている設定で本作には登場しませんけど。
本作の見所は最強ターミネーターと称されるT-Xです。
シリーズ初の女性型ターミネーター(演クリスタナ・ローケン)のセクシーさよw
金属骨格に液体金属の外装と言うハイブリッド型で、プラズマ砲を右腕に装備するなど武装も強化されています。
ジョン及び未来の妻となるケイト(演クレア・デインズ)を守る過程でT-850はT-Xを道連れに爆砕。
今回もスカイネット発動を阻止出来ると思いきや、最終盤でスカイネットは発動してしまい〈審判の日〉を迎えてしまうと云う少し拍子抜けしちゃうラストに。
ま、〈審判の日〉が起きないと物語そのものが成り立たなくなるんですけどw
スカイネットは本体があるわけでなくネットに分散されて存在すると云う設定を採用したのは今風かと。
④「ターミネーター4(2009年)」
マックG監督
本格的に〈審判の日〉以後の抵抗戦を本筋とした作品。
抵抗軍リーダーとなったジョンと少年カイルの出会いが描かれ、人型ターミネーターT-800の誕生秘話が明かされます。
シュワちゃんはCGでのみ出演w
バイク型ターミネーターや超大型ターミネーターなんかも登場してそこは楽しめます。
前作までの出演者を一掃して製作された本作、個人的には気に入ってます。
⑤「ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年)」
アラン・テイラー監督
シュワちゃんがシリーズに復帰して製作されたリブート作品。
一作目同様にカイルがサラを守るため過去に転送されたところ、そこにあるべき過去が改変されていてと云う筋書き。
本作の見所はなんと言っても若き日のサラ・コナーにキャスティングされたエミリア・クラーク。
TVドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で〈ドラゴンの母〉ことデナーリス・ターガリエン役を演じてた女優さんですよ。
いやー、キュートが過ぎます。
シュワちゃんはまたT-800を演じるわけですが、実際に年を取った容貌はT-800の外装である生体細胞部分が経年劣化すると云う設定で乗り切っちゃってますw
いや、ターミネーターも老化するんかい!
表題の〈ジェニシス〉は全てのコンピュータデバイスを結びつけることが出来るシステムで、スカイネットの元となるこのシステムの起動を防ぐことが物語の骨子となります。
未来においてスカイネットに取り込まれたジョンがターミネーター(T-3000)に変えられタイムトリップしてサラ達の敵として立ちはだかるなどぶっ飛んだ脚本。
それまでの作品の世界とは全く違う未来が訪れることを予感させて物語は終幕へ。
いろいろと謎が残る終わり方にして次作が想定されていたところ、本作は評判が宜しくなく続編は頓挫します(物語の整合性も?だし)。
⑥「ターミネーター:ニュー・フェイト(2019年)」
ティム・ミラー監督
本作で製作としてジェームズ・キャメロンが参加し、リンダ・ハミルトンもサラ役で復帰。
またもシュワちゃんはT-800を演じており三役揃い踏みで再リブートした作品。
①②の正統な続編で③〜⑤はなかったことになってますw
T-1000を退け審判の日を回避した②のすぐ後、少年ジョンはあっさり別個体のT-800に殺害されます(CGでエドワード・ファーロング君=少年ジョンが殺されるシーンを描いてます)。
え、ジョン死んじゃってんじゃん。
そこから20年以上の時が流れた世界が本作の舞台(審判の日は起きていません)。
未来から転送されたターミネーター(Rev-9)が殺害を試みるのはメキシコ人女性のダニー(演ナタリア・レイエス)。
ダニーを守るためにやはり未来から強化人間のグレース(演マッケンジー・デイヴィス)が転送されて来ます。
グレースの話によると未来で人類は〈リージョン〉と呼ばれるAIと戦争状態にあり、人類にとって最重要人物であるダニーを守るために来たとのこと。
ん、①と似たような構図ですけどスカイネットは生まれてない未来なんだな。
ターミネーターもTシリーズじゃないし。
強化人間グレースは女性でこの辺りが現代風。
で、ダニー防衛戦にサラとT-800が絡んで行くと云う筋書きです。
本作でのT-800は少年ジョンを殺害後に知り合った人間の女性及びその息子と関係性を築くことによって良心が芽生えダニー防衛戦に協力すると云うことになってます(前作同様ターミネーター外装の生体細胞部分が劣化する設定により老け顔シュワちゃんとの整合性をとってますw)。
かくして、共に老いたリンダ・ハミルトンとシュワちゃんの共闘が実現するのであったw
さすがに最近の作品なので映像表現はダイナミック(輸送機内や最後のダムでの死闘などはどーなってんのか分からない感じw)。
犠牲を出しながらもRev-9撃退に成功しダニーは生き残り物語は謎を残しつつも終幕へ。
さすがジェームズ・キャメロンが関わったこともあってジョンやスカイネットのある未来をあっさり放棄して新展開に持ち込んだ本作。
続編が計画されていたもののこちらも諸事情から頓挫しているみたいです。
自己模倣と迷走状態に陥っている本シリーズですがファンとしてはあのテーマ曲が流れて来ると胸が騒ぎますw
では、また。
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