今回の温泉は2024年に訪れた大分県別府市の旅館「別府のお宿加賀屋」です。
「別府のお宿加賀屋」は別府駅から徒歩約10分、大分空港からの高速バスや別府市内の観光バス・路線バスの乗り場である北浜バスセンターへは徒歩約2分と好立地な場所にあり、全10室の小さな旅館ですが、旅の拠点として便利な旅館です。
宿泊だけでなく、立ち寄り湯の営業もしており、貸切で温泉が楽しめます。
玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて中へ。
館内は昭和の香り漂うレトロな雰囲気。
フロントで立ち寄り湯の利用する旨を伝え、入浴料を支払います。
3種類のお風呂
「別府のお宿加賀屋」には「岩風呂」「ヒノキ風呂」「露天風呂」の3つの浴室があり、空いていれば、好きな浴室を選ぶことが出来ます。
宿の方に一番人気のある浴室を聞くと、「岩風呂」とのことだったので、「岩風呂」をチョイス。温泉は45分間貸切で利用できます。
入浴料:500円
立ち寄り湯の営業時間:11時~16時
定休日:年中無休
「岩風呂」へは玄関脇にある扉を開けて利用します。
貸切なので、内側からカギを掛けます。
中へ入るとすのこが敷かれたこじんまりとした脱衣所スペースがあります。
タイル張りの石棚があり、荷物を置きますが、湯気が充満しているので、低い天井から水滴が落ちて来るので注意が必要。
まるで洞窟!?
中は薄暗くて天井が低く、奥行きがあり「岩風呂」というより「洞窟風呂」という方がぴったり。
ひょうたんのような形をした大人3~4人サイズの浴槽があるだけで、周りは岩壁になっています。
早速、掛湯をして温泉へ。
湯の温度は気持ちが良いぐらい適温で、つるつるとした浴感でさっぱりとした温泉です。
やや黄色みがかった透明の湯は源泉掛け流し。
泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
湯口は浴槽の奥にあり、パイプからボコボコと勢いよく、惜しげものなく注がれ、浴槽から絶えず溢れ出ています。
見た目以上に温泉成分が濃く、浴槽の縁は温泉の析出物で層になっています。
神秘的な温泉
浴槽の奥の方はほのかな明かりで照らされ非常に神秘的です。
奥にはいろいろと謎なものが鎮座しています。
浴槽の縁に頭をのせ、湯口から流れてくる温泉に身体を委ねるのが心地よく、ゴボッゴボッと注がれる湯の音を聞きながら、ゆっくりと温泉時間を満喫しました。
旅館の温泉ながら、どこかの洞窟の中にいるような不思議な雰囲気の中で温泉が楽しめました。しかも、500円というリーズナブルな料金で誰にも気兼ねなく貸切で楽しめるなんて!ちょっと変わった温泉を楽しみたい方にはおすすめの温泉です。
交通アクセス
🚃JR別府駅から徒歩約10分
🚙東九州自動車道・別府ICから約15分
🅿8台(¥600/日)