5月連休も終わり、労働という名の現実生活に引き戻された「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ↓
作詞:相沢行夫/作曲:木原敏雄
発売:1982(昭和57)年1月15日 (大友康平:当時26歳)
売上:13.6万枚(オリコン最高19位)
1982(昭和57)年1月に発売されたハウンドドッグ5枚目のシングル曲です。
●ハウンドドッグを世に知らしめた曲
ハウンドドッグは1980(昭和55)年3月に「嵐の金曜日」という曲でデビューしましたが、当時ロックのファンには彼らの出現は「衝撃」とされてながら、世の中的には全く知られておらず、オリコン100位以内にも入りませんでした。
以後、4thシングル「スクール・デイズ」まで、一度もオリコン100位圏内に入る事がありませんでした。
そして1982年の年が明けて、通算5枚目のこのシングル曲でした。
カネボウ春のキャンペーンソングに抜擢され、これがヒットに繋がりました。
5枚目にして、初のオリコン100位以内に入ったどころか、最高19位で13.6万枚もの売上を記録しました。
サビの部分は、CMで世の中に大きなインパクトを与え、「ザ・ベストテン」のもうすぐ10位以内に入るであろう期待曲「スポットライト」にも登場しました。(残念ながら10位以内には入りませんでしたが…)
それでも、この時に「ハウンドドッグ」の名前を聞いた一般大衆は多かったのではないでしょうか?自分はこの時に彼らの存在を知りました。
しかし不思議な事に、この後またシングル4作連続で、オリコン100位以内に入る事なく、翌1983(昭和58)年に成功させた日本武道館公演も「ヒット曲がひとつもない状態で武道館を完売させた」と語り継がれています。いやいや、この曲がヒットしたやん、と思ったのは自分だけでしょうか?
シングルセールス的には、1985(昭和60)年「ff(フォルティシモ)」がヒットし、ようやくブレイクするまでは、この曲の一発屋とすら個人的には思っていました。
●作家陣
作詞:相沢行夫さん、作曲:木原敏雄さんですが、実質は前作「スクール・デイズ」と同じメンバーで、この2人で「NOBODY」というバンドで活躍しながら、80年代には多数の楽曲を提供し、ヒット曲を多数、世に送り込みました。
それまでも、NOBODYという名義ではなかったものの、それぞれが矢沢永吉さんのソロ初期曲を中心に詩を提供しており、永ちゃんのデビュー曲「アイ・ラブ・ユー,OK」は相沢さんの作詞です。
彼らは当時「矢沢ファミリー」と呼ばれるミュージシャンとしてバックで務めており、表舞台にも立ちたいとの思いがあり、永ちゃんのアメリカ進出時にファミリーが解散の形となり、楽曲提供をしながらバンドとしても活動をしていました。
↓この曲も、作曲がNOBODYの手によるものです。
●アルバム収録
この曲はアルバムにバージョン違いのものがあり、4thアルバム「Roll Over」の4曲目に収録されています。
シングルバージョンの方が全体的に抑揚が強く、また最後のキメの部分♪パレーッキャー~、とシングルでは伸ばしていますが、アルバムでは♪パレーットキャー~ットゥ!と語尾をはっきりさせたものとなっています。
「バレット・キャット」のパレットは、化粧品のパレットのことなのでしょうか?子供の頃に聞いた言葉で、意味も分からずに単純に脳内で受け入れていましたが、よく考えると「どういう意味だろう?」みたいな言葉って、多いものですね。
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