おにぎりと富士見の旅part16

~こんにゃくパークでstudy2~

 

 

 

 皆様、明けましておめでとうございます。

 

 何はともあれ元日でございます。

 

 今年も元気よくあっちこっちに旅が出来るといいなぁ。

 

 この駄文を読んでくださっている方々もそれぞれに幸多き年となりますように、でございます。

 

 閑話休題。

 

 群馬県甘楽町の「こんにゃくパーク」見学の続きをやっていきます。

 

 今回でたぶん終わります。

 

 

 

 こんにゃくと言えば、その昔学研の雑誌『科学と学習』についてた付録で、こんにゃく作りに挑戦してみたことがある。

 

 何がいけなかったのか、ぜ~んぜん固まらず、結局薄い灰色のドロドロした変なものにしかならなくって大失敗してしまったっけなぁ。

 

 それと…去年の5月下旬に行った山形旅で食べた丹野こんにゃくさんの玉こんにゃくは結構うまかった。

 

 機会があったらまた食べてみたいなぁ。

 

 そう言えば玉こんにゃくが広く食されるようになったいわれとして。

 

 だんごの原料にするお米が十分に収穫出来ない地方において、おだんごの代わりとして茶店で供されるようになったからだという説があるらしい。

 

 そういや箱根の甘酒茶屋で食べたみそおでんのこんにゃくも丸っこいかたちをしていたっけ(旅日記299~甘酒茶屋でマジ極上の一服!~を参照)。

 

 なぁ~るぅ~です。

 

 …というわけで(どういうわけだ?)。

 

 見学スタートっ。

 

カラフルこんにゃくについてと

こんにゃく調理の際のお役立ちメモ

読みたい人は読んで

 

 こんにゃくは凝固剤として使われる石灰のせいで、アルカリ性を持っている。

 

 それがゴボウやサトイモ、タマネギに含まれるポリフェノール成分と反応して変色してしまうんだそうだ。

 

 もちろん変色したところで、食べても何ら問題はない。

 

 ここに挙げられてない組み合わせでは、インゲン+白こんにゃくで赤色になってしまうらしい。

 

 こんにゃくの石灰分はつまりは「あく」なので、変色するのがイヤであればしっかりとアク抜きをすることで変色を抑えることが出来るそうだ。

 

こうやって2つに分けられてしまうと

まるで全然別個の製法みたいだが

生芋原料に精粉を混ぜたりもする

 

 ここにあるように、精粉だけで作ったこんにゃくは真っ白なモノになってしまう。

 

 それでは「こんにゃくらしくない」ってことで売れ行きはイマイチなんだそうで、わざわざヒジキやアオサなどの海藻粉末で色を付ける場合が多いんだそうだ。

 

コンニャクイモそのものは毒

なので加熱処理、アルカリ処理は必須

江戸期に製法が確立されたらしい

 

窓からのぞける工場内の様子

何かの製品が袋詰めされている?

見ただけではよく分からない

 

コンニャクイモの種類

いろいろあるもんだと感心

 

 品種改良によってつくられた4品種がすべて群馬産というのはさすが!と言ったところ。

 

 前ブログ記事で触れたようにもともとコンニャクイモ栽培は長年の経験と運任せなんていうかなり難しいものであったため。

 

 「栽培しやすくする」というのは、きっと品種改良のおっきなめあてだったに違いない。

 

 大体「蒟蒻(こんにゃく)」というのは、弱っちい根菜ってくらいの意味。

 

 風に弱く、日照りに弱く、湿気に弱く、傷などにも弱い。

 

 昔はさぞかし育てにくかったことだろう。

 

 以前、伊豆の月ヶ瀬のちっさなスーパーでコンニャクイモが並んでるのを見かけたことがあるが。

 

 どうもそれは群馬で開発された「ミヤママサリ」という品種だったらしい。

 

旅読の考えとしては

モノが伝わったのは東南アジアから

名前や知識やらが伝わったのが中国

なんじゃないかと思っている

 

よく思うことなんだが

ひとつの食べ方調理法の発見は

スゴい発明と同等の価値があると思う

 

工場内の様子2

これは何をしてるかと言うと…

 

たぶんしらたきの製造ライン?

だと思うんだが、違ってたらスマソ

 

材料を細い穴から押し出し

しらたきが作られる

 

地域での違い

旅読は黒こんで、糸コンだなっ

 

 以前は板こんにゃくをほそ~く細く切って作ったモノを糸コンと呼び。

 

 細い穴を通してつくったモノをしらたきと呼んでいたそうだ。

 

 つまりは製法の違いから両者を呼び分けていたんだが。

 

 現在は白っぽい糸こんにゃくをしらたきと呼び。

 

 灰色っぽいやつをそのまま糸こんにゃくと呼んでいる。

 

 …と、旅読は理解していたんだが。

 

 この掲示によると「地方によって呼び方だけが異なる」ってことになってるな。

 

なぜに群馬でこんにゃくなのか?

読みたい人は読んで

 

 旅読が考える、「群馬でこんにゃく」のポイントは2つ。

 

 でっかい火山が多くあって火山灰主体の土壌が大半を占めており。

 

 水はけがよく、稲作には不向きでも、こんにゃく栽培には適した場所が多かった。

 

 また、利根川水系の水力と、製糸工場を代表とする工業技術がかみ合わさり。

 

 早くからこんにゃく粉の大量生産を実現し、国内をリードしていったこと。

 

 さらに付け加えるなら、そんな風な感じで得た国内でのアドバンテージにあぐらをかいたりすることなく。

 

 コンニャクイモの研究を続け、品種改良などを推進していったこと…ぐらいだろうか。

 

でっかいコンニャクイモの花

いつかぜひぜひ育ててみたい

英名の「悪魔の舌」というのは

この花のかたちから来ている

 

工場内の様子3

手前から杏仁豆腐、カスタードプリン

マンゴープリンの各製造ライン

 

工場内の様子4

ここではゼリーに入れる中身の

仕込みをやっている

 

 …施設内の見学はこれぐらいにしといて。

 

 外に出て、「こんにゃくソフトクリームカフェ」へ。

 

 ももた(うちのヨーキー)&妻におみやげを買って行く。

 

ただ今旅読の前には

お客さんは一人だけだ!!

これはチャァ~ンスッ!!!!

 

生芋こんにゃくと豆乳の

濃厚ソフトクリームにした

まあ、妥当な選択でしょ

 

 あとは駐車場までの間を早足で急ぐ急ぐ急ぐ…。

 

 表面はかなり溶けたけど、まあまあヨシ。

 

ももたにおみやげ~

待ってたお駄賃だじょ~

ちょっとだけ、ちょっとだけね

 

かなり溶けかかっていて

垂れそうになってるのが

お分かりいただけるだろうか

 

 いろんなモノが買えたし、そこそこstudyも出来たので満足。

 

 これ以上に人が湧いて来ると旅読には無理かなぁ。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のupは今回の記事の続きです。

 

 もう一か所おっきな見学をしようと思います。

 

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