今回は、アドゥリンミッション第5章第3節「黒衣の紳士の招待」を進めていきます。
攻略手順
カミール山麓H-5テンキー2あたりにあるAlpine Trailを調べ、先へ進み、イベントを見ます。ビバック#3からの移動が近くて楽です。
ストーリー
テオドールを追いかけるように、レルフィーたちもカミールの山頂へとやってきました。
Teodor「待ちかねたよ。さて、なにから話すべきか。」
Sajj'aka「まずは、その者らが気にかけている、モリマーのことであろう。」
Teodor「ふむ、そうだな。ならば、順序立てて話すとしようか。」
Teodor「彼、モリマーのことを語る前に、君たちは知っておかねばならないことがある。これから話すことをよく聞いてほしい。冥王を倒せぬ理由を、これから説明しよう。」
Teodor「冥王は自らを護るため、三魔君の魂それぞれに印を刻み込んだのだ。それが、最たる理由の1つ。」
Arciela「魂に……刻む?」
Teodor「珍しい技ではない。アドゥリンの代々の当主が、初代王の墓所の鍵を次の当主に引き継がせたのと同じやり方だからね。」
Teodor「若姫よ、君は1度、その鍵の譲渡の場面を見ているはずだ。ユグナスの魂に刻まれた鍵が、レルフィーへと一時的に渡されたところをね。」
Arciela「……あれが、ですか?」
Teodor「そう、そして冥王自身が三魔君の魂に刻んだモノは、冥王の聖痕と呼ばれる。」
Arciela「冥王の……聖痕?」
Teodor「そう、それがある限り、彼……冥王を倒すことはできない。」
Arciela「どういうことですか?」
Teodor「聖痕は繋がれているのだ……冥王の魂とね。」
Arciela「え……!」
Teodor「聖痕は天守へ至る鍵であり、同時に、冥王の魂を護る鎧のようなものだ。それを刻まれたモノ……つまり、三魔君は彼への様々な弊害、災厄を肩代わりすることになる。」
肩代わり?それって……。
Teodor「そう。半ば一方的にね。とどのつまり、一切の攻撃行動が無効化されると思っていい。そして、聖痕は絶対的な忠誠の証でもある。それも当然だ、魂に刻まれているのだから……。」
Arciela「……なぜです。なぜ、おじさまはそこまでお詳しいのですか?」
Teodor「……とうの昔に切ったものを、捻じ曲げて戻されるとは思わなかった。」
Arciela「戻される?……まさか!?」
Teodor「そうだよ、若姫。それが、私が冥王の下へ行けなかった理由なのだ。言っただろう。聖痕は、『絶対的な忠誠の証』だ……と。」
Teodor「いま再び……私の魂に、冥王の聖痕が刻まれている。」
Arciela「……!?」
Sajj'aka「もうわかったであろう?元不死君……いまは七支公がひとり、不死公の名を持つもの。それが、そやつよ。」
Arciela「不死公……!おじさまが、ですか!?」
Teodor「そう。ここにいる、ハーサーカ……そして、モリマーと同じく……初代王の時代より共にこのウルブカの地を見守ってきた。」
Teodor「かつて、冥王ハデスに仕え……オーグスト王との戦いの末、心を開いたもの……それが、私だ。そして、彼……モリマーがあのような行動を取ったのには理由がある。それは私のせいだ。」
Arciela「そんな!一体なぜ!?」
Teodor「聖痕を刻まれた私ではできなかったからだよ。」
Arciela「あ……。」
Teodor「だから、私は天守へ向かう彼を引き留め、伝えたのだ。事の真相を……。」
先ほどテオドールから聞いたように、聖痕の繋がりを断ち切らない限り、冥王は事実上、無敵だと言えます。それはもう、端から戦いですらありません。それを知らずに戦えば、一方的に消耗するだけであり、いずれは冥王の手に落ちることが明白。その状態で無事に逃げおおせることなど、不可能なこと。
だから、誰かがその場に残って、他の者らを逃がすための犠牲にならなければならない……つまりテオドールは、アシェラたちのために犠牲になれ、と、モリマーに死の宣告をしたのです。すると、モリマーはテオドールに言いました。
『ヘッ、上等!』
『こんなわしの命で、あいつらを救えるんなら安いもんよ!任せときな!』
……と。
Darrcuiln(……主殿。ひとりで勝手に格好つけおって……。)
Arciela「モリマーさん……。」
Teodor「さて……アシュラック、ドクマクらを倒した君ならもうわかるだろう。聖痕は、やるといって、やれるモノではない。これは、ようするに冥王の掛けた呪いだからね。」
Teodor「レルフィー……聖痕の力を無効化せねば、冥王には勝てん。君の力をすべてぶつけ、この私から奪い取りたまえ。そう、かつてオーグストがそうしたようにね。」
Teodor「さて、ここから少し遠いが、戦いにおあつらえ向きの場所がある。受け取りたまえ。」
テオドールは、レルフィーにルーンの字刻板を渡しました。
Teodor「ララ水道の、水園の決闘場で待っている。」
Teodor「それと、若姫よ。悪いが此度の戦いからは外れてもらうぞ。私も、手を抜けないのでな。言わんとすることは、わかるな?」
Arciela「はい……ですが、おじさま。その戦い、初代王の血を引く者として、最後まで見届けさせてください。」
Teodor「……いいのかね?戦いの先には辛い結果が待っているかもしれんぞ。」
Arciela「その覚悟はできています。」
Teodor「よろしい。ではな。」
テオドールは、一足先にララ水道へと向かいました。
Arciela「なんとなく、普通の方じゃないな、とは思っていたの。初代王の時代の人だなんて、さすがに思わなかったけど……。」
テオドールとは知り合いだったのでしょうか?
Arciela「え、うん。図書館で、ふさぎ込んでたときにね。声をかけてくださって……それから、いろいろ相談に乗ってくれたの。開拓者になることを勧めてくれたのも、おじさまなのよ。」
Arciela「とても落ち着いていて、なにかすべてを受け入れてくれる。そんな不思議な感じがする人だなって……。」
アシェラとは違い、レルフィーから見たテオドールは、ただの道楽者に見えていたようです。
Arciela「ふふ、ひどい。でも、MUM.ワークスでよく見かけるって開拓者の間でも噂になってたから、ゲームとかが好きなのは本当かもしれませんね。」
Sajj'aka「フッ、あやつは人の世に溶け込み過ぎだ。忘れた頃にふらっと訪れては、楽しそうに語りおる。本当に、気ままな漢よ。」
Sajj'aka「だがな、レルフィーよ。あやつは強いぞ。不死公の名は伊達ではない。心して挑むのだぞ。あやつを倒せぬようでは、冥王を倒すなど夢物語に等しい。おぬしの全力をもってぶつかるのだ。テオドールもそれを望んでおる。」
Sajj'aka「あやつもまた戦士よ、猛き者に惹かれるものだ。かつての初代王との戦いのようにな。あやつに掛けられた冥王の呪縛を解いてやってくれ。頼んだぞ。」
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