古代から、健康効果があるとされ、重用されてきたハーブ。
私たちの取り扱うエコヴェーダの商品は、このハーブが基本となってつくられています。
もちろん、ハーブのことなんて知らなくても、その恩恵をうけることはできますが、
知っていれば、より効果を実感できると思うのです。
なので、髪を美しくする効果のあるハーブについて一つ一つ取り上げていきたいと思います。
今回は、ニーム(インドセンダン)です。
ニーム(インドセンダン)とは?
ニーム(Azadirachta indica)
【別名:アザジラクタインジカ】
【和名:インドセンダン】
- 科・属名:センダン科アザディラクタ属
原産地:インドやパキスタン、バングラディシュなど南アジア一帯 - 開花期:5月~6月
- 花の色:白
ニームはインドでは街路樹で見かけるほど身近な樹木です。その一方、その驚くべき効能で「神聖なる木」「神秘の樹木」として大切にされてきました。
ニームは20m以上の高木になり、白い花を咲かせ、オリーブに似た果実をつけます。枝も葉も、花も実も、樹木の全てに薬効があるとされ、古くから利用されてきました。ニーム利用の歴史は、何と4500年ほど遡り、インダス文明最大の遺跡モヘンジョダロからは集められたニームの葉がいくつも発見されているといいます。
ニームは、インドやパキスタン、バングラディシュなど南アジア一帯に生育する熱帯常緑樹で、日本名ではインドセンダンと呼ばれます。
インドの民間療法アーユルヴェーダでも、最も重要な薬木として利用されてきました。現地では、常備薬として大抵の家庭に置かれています。そんなことからニームは「村の薬局」と呼ばれているそうです。
「神聖なる木」「神秘の樹木」とも呼ばれますが、それに名に恥じぬほど逸話が多く、お釈迦様の棺桶の材料にもなったといわれます。
ニーム(インドセンダン)の効果
ニームは欧米などでもようやく注目されるようになり、研究が進むにつれ、様々な活性成分が含まれていることがわかっています。
その効能の多さから、現在では世界的にも「ミラクルニーム」と称されるようになっています。
- ニンビン:抗炎症、解熱、抗ヒスタミン、抗真菌
- ニンビディン:抗細菌、抗潰瘍、鎮痛、抗不整脈、抗真菌
- ニンビオール:抗結核、抗原虫、解熱
- ゲデュニン:血管拡張、抗マラリア、抗真菌
- ニンビネートナトリウム:利尿、殺精子、抗関節炎
- ケルセチン:抗原生動物、抗酸化、抗炎症、抗細菌
- サランニン:忌虫効果
- アザディラクチン:忌虫効果、摂食抑制効果、抗ホルモン
この薬効の多さが、万能薬と呼ばれる所以です。
古くからの用途・使い方
ニーム(インドセンダン)は様々な用途で栽培されます。
万能薬
アーユルヴェーダの医師たちは、数多くの薬草を研究し治療に役立てましたが、中でもニームは心臓病、糖尿病、関節炎、皮膚病など、あらゆる病気に効く万能薬としてアーユルヴェーダの最も重要な「薬木」として位置づけています。
また、医者のいない地域でも、ニームの葉を茹でた湯で傷口を洗ったり、お腹の調子が悪い時は生葉を刻んでご飯に混ぜたりと、庶民の間でも万能薬としてごく普通に使われています。
歯ブラシ、歯磨き粉
古くから の利用法は、小枝をそのまま使った歯ブラシです。
また、ニームには虫歯予防に有効な成分が含まれていて、インドでは ニームの練り歯磨き粉はとてもポピュラー。
ちなみにお釈迦様もニームの歯ブラシ使っていたといわれています。
茶葉
お茶としても楽しまれています。
インドでは「国の父」と敬される、かの有名なマハトマ・ガンジーもニーム茶を愛飲していました。
苦みのあるものが多いですが、飲み続けるとクセになる苦みとなっています。
防虫剤、虫除け効果
ニームの効果として特に注目されているのは、不快害虫を寄せ付けにくくする忌虫効果です。
インドでは昔からニームの葉や枝をタンスに入れて衣類を虫から守ったり、穀物を貯蔵する時に入れて害虫被害を防いだりしてきました。
ヨーロッパでの研究が始まったきっかけとされるのが55年前に起こったドイツの昆虫学者が目撃したある光景です。
スーダンでイナゴの大襲来があり、あらゆる植物が食べ尽くされたにも関わらず、ニームだけは元気に残っていたのです。
研究の結果、ニームに含まれる成分「アザディラクチン」の働きが、虫除け効果に大きく関 わっていることがわかっています。
石鹸・シャンプー・ニームオイル
優れた抗菌効果と高い保湿効果があるため、石鹸・シャンプー・ローション・オイルなど、現在では様々な日用品に商品化されています。
ノミを寄せ付けにくくすることから、ペット用シャンプーもあるそうです。
ニーム(インドセンダン)の特徴まとめ
ニームの特徴をまとめると・・・
- インドでは街路樹で見かけるほど身近な存在
- 身近であるが、古くから万能薬として活用されてきた
- アーユルヴェーダでも最も重要な「薬木」
- 「神聖なる木」とも呼ばれ、お釈迦様の棺桶の材料でもある
- 虫除けとしても注目され、研究が重ねられている
- 古くから歯ブラシとしても使われている
- 石鹸・シャンプー・ローション・オイルなど日用品としても活用されている
といった特徴があります。
エコヴェーダ商品では、こうした特徴をヘアケアはもちろんのこと、経皮吸収効果による健康促進効果を狙えると考えて、下記のシャンプーに含有しています。
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是非お試しください。
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