こんにちは。
KAMI.llcです。
夏真っ盛り!
近ごろはどこに出かけても、誰に会っても
「暑いですね〜」
と言い続けている気がします(苦笑)
でも、暑い季節だけど、快適に過ごしたいものです。
そこで今日は、真夏に最適のスタッフのイチオシのヘアケア方法をご紹介。
その名も「冷やしヘナ」です♪
超簡単! 「冷やしヘナ」とは?
「冷やしヘナ」とは、名前のとおり「冷やしたヘナ」です。
ヘナをペーストして、冷蔵庫で冷やす。
とっても簡単です。
だけど、たったこれだけの工夫だけで、とんでもなくすごい効果・効能があるのです。
「ヘナ」は、インドや北アフリカに自生する植物です。
一般的にヘナというと葉を乾燥させ、パウダー状にして販売されています今は他の地域でも栽培されるようになりましたが、原産地はインドや北アフリカのあたり。
今、市場に出回っているものだと、インドの北部ラジャスターン地方のものが「最高品質だ」と言われています。
ヘナの原産地、インドや北アフリカは、暑さが厳しい地域。
↓はインド・ラジャスタン地方の最大の都市ジャイプールの月別の気温なのですが、過去の最高気温は40度台後半……
ちょっと信じられないような数字ですね(苦笑)。
伝統的に、暑い地域が原産の植物は、身体を冷やす効果があると考えられますが、「ヘナ」も、身体や頭に塗って暑さ対策に使われてきたという歴史があります。
ヘナのペーストで身体にさまざまな模様を描く「メヘンディ」というボディペイントもありますが、もしかしたら暑さ対策の効果もあったのかもしれません。
というわけで「ヘナ」は、暑い夏にぴったりのハーブなのです。
「頭皮スッキリ」だけじゃない! 「冷やしヘナ」の驚くべき効果
では、「冷やしヘナ」にはどんな効果があるのでしょうか?
いくつかご紹介していきましょう。
頭皮スッキリ! とにかく気持ちいい
まず、いちばんの効果はなんといっても気持ちがいいこと。
ヘナは、写真のようにペーストを頭皮に塗り込んでいくように使用するのですが、初めて使用する方は本当に驚かれます。「気持ちがいい!!!」と。
これは、体験いただくのが一番手っ取り早いのですが、良質なヘナは、塗るだけで気持ちのいいものです。
しかも、暑い夏、ヘナのペーストが冷えていたら、気持ちよさが倍増……どころではなく、3倍増し、4倍増しとなります。
なんと、中にはこんな方もいらっしゃいました!
とうとう・・・・
中4日でヘナをしてしまいました・・(笑)
ペーストを作ったら冷蔵庫で冷やして冷やしヘナにしました。気持ちいい〜!!
何より頭がひんやりして作業が捗るのが助かります〜。@satomi_kswbr かっしー、https://t.co/640gruND0C @kami_llc さん、ありがとう!#edoveda
— sayuri. i (@sayurinoue7) July 28, 2023
通常、ヘナは、週に一度〜数週間に一度のペースで使われることが多いのですが、この方はなんと「中4日」で使用されたとのこと。暑い夏の「冷やしヘナ」は、それだけ気持ちがいいということなのでしょう。
頭皮がスッキリすると、頭もスッキリ!
頭がスッキリすると、作業もどんどん捗りますよ。
身体を冷やす効果がある
ヘナの葉に含まれるローソン(Lawsone)という天然色素には、身体を冷やす効果があると言われています。
ヘナのペーストを使った伝統的なボディペイント「メヘンディ」もまた、こうした身体の熱をとる効果のために行われていたのかもしれませんね。
ただ、残念ながらローソン色素が、どのように作用して身体の熱をとるのかのメカニズムについては、まだまだ科学的な根拠が十分ではありません。今後の解明を待ちたいところです。
頭皮・髪のUVケアができる
夏といえば、暑さだけじゃなくて日焼け、紫外線も気になりますよね。
実は、先ほどご紹介したヘナに含まれる「ローソン色素」には、紫外線を吸収してくれる効果もあるのです。
ヘナを髪に塗布することで、紫外線の影響から髪と頭皮を保護してくれます。
こちらの記事も併せてご覧ください。
頭皮トラブルを防いでくれる
暑くなると、頭皮がかゆくなったり、ベタついたりすることもあります。
が、ヘナを使うことで、さまざまな頭皮トラブルを防ぐこともできます。
ヘナは脂分となじみやすい分子構造をもっているので、髪や頭皮の汚れや余分な皮脂を取り除いてくれます。
ヘナが余分な皮脂を取り除いてくれて、毛穴がスッキリするのです。
薄毛対策もできる
「頭皮トラブル」って、ついつい後回しにしがちです。
でも、実はさまざまな頭皮トラブルが「薄毛」につながるリスクがあることをご存知ですか?
頭皮の環境は、畑で言うとことの土の状況。
土(頭皮)の状況がよくなければ、新しく生えてくる植物(髪)は弱々しいものになってしまいます。
すると、十分に育たずに抜け毛・薄毛につながっていく……というわけです。
でも、頭皮の環境が整えば、新しく生えてくる髪は、生き生きと健康的なものになるでしょう。
ヘナによって頭皮環境を整えることには、健康で生き生きとした髪が生えてくる「土壌」を育む効果もあるのです。
安心・安全・安価に白髪を染めることができる
「ヘナ」と言うと、「白髪染め」とイメージする方が多いかもしれませんが、その通り!
ヘナには、白髪をオレンジ色に染める働きがあります。
「ローソン」という成分が髪の主成分であるタンパク質の一種ケラチンに絡みついて、白髪を赤に近いオレンジ色に染めめるのです。
特に「オーガニックハーバル ヘアカラー」のような100%天然植物のヘナで白髪を染めることのメリットは、なんと言っても安全性。化学合成染料のカラー剤のように、髪を傷めたり、かぶれなどの皮膚障害を起こしたりする危険性はほとんどありません。
髪質改善、トリートメント効果がある
髪が傷んでいるというのは、キューティクルが傷んで開いたままになっているか、もしくは、剥がれ落ちている状態です。その欠損部分をヘナでコーティングします。
すると、手触りが良くなるだけでなく、ヘナが、髪の毛のなかからタンパク質が流出するのを防いでくれます。
「ヘナを使うようになって、髪にコシが出てきた」
「ヘナのおかげで、髪がサラサラになった」
「クセがあって、扱いづらかったけれど、ヘナを使うようになって扱いやすくなった」
などの体験談が数多く届いていますよ。
身体への好影響がある(デトックス効果)
ここまで挙げてきたもの以外にも、ヘナには次のような効果があります。
・頭痛をやわらげる
・肝機能の働きを助ける
・生理不順を防ぐ
・脱臭を防ぐ
ヘナには、紫外線を防いだり、身体を冷やしたり、髪をオレンジ色に染めたりする色素「ローソン」に含まれるナフトキノンの他に、マリン、フラボノイド、タンニンなどの成分が含まれます。
これらは、古来より染料や民間薬として利用されてきました。
また、近年の研究においても、ヘナの葉の抽出物には、抗菌・殺菌作用に加え、解熱作用、抗炎症作用、鎮痛効果があることがわかってきています。
さらに、アーユルヴェーダでは、肝臓の障害に対して、ヘナの樹皮を煎じた薬が用いられていました。
そのほか、皮ふをとおして吸収される効果(経皮吸収)の効果として、「目の疲れがとれた」「健康診断の数値が改善した」などの感想もよくうかがいます。
ヘナには、私たちの知らない効果がまだまだ隠されているのかもしれませんね。
(ヘナの様々な効果は、体験談からも確認いただけます)
自然環境への負荷が少ない
この、異常とも言えるほどの暑さは、おそらく地球温暖化の影響によるものでしょう。
ゆたかな自然環境を次世代につないでいくために、できることをしたいものですよね。
でも、具体的に何ができるのか……の一つのヒントとして、日々行っている「ヘアケア」をできるだけ環境負荷が少なく、持続可能なものすることをお勧めします。
実は、それってとても簡単にできます。
美容院でのヘアカラー、トリートメント等を、良質な天然のヘナでのケアに切り替えるだけでいいのですから。
特に天然植物100%のヘナを用いた場合、上に挙げたようなさまざまな効果を環境への負荷を最小限に留めながら手に入れられるのです。美容院で用いられる化学薬剤に比べると、環境負荷は比べものにならないほど小さいものです。
ゆたかな自然環境を次の世代へと手渡すためにも、「ヘナ」は、大きな助けを授けてくれるのかもしれません。
詳しくは、こちらの記事も併せてご覧ください。
超簡単! 「冷やしヘナ」のはじめ方
というわけで、驚くほどに効果たっぷりの「冷やしヘナ」。
しかも、とても簡単に始めることができるのです。
以下では「冷やしヘナ」の始め方をまとめていきましょう。
「初めてヘナを使う方」のために基礎の基礎から書いていますが、既にヘナを使ったことがある方であれば、いつものケアと違うのは「ステップ4|ヘナを冷やす」だけ。
いつも使っているヘナのペーストを、冷蔵庫で少しの間(30〜1時間程度)冷やすという工程を加えるだけなので、超簡単に取り組んでいただけますよ。
ぜひ、次回のヘナケアから取り入れてみてくださいね。
ステップ1|準備する
①ヘナの粉
②ぬるま湯
髪型のタイプ | ヘナの粉 | ぬるま湯 |
ショートヘア (耳が隠れる程度) |
25g | 100ml |
ミディアムヘア (肩にかかる程度) |
50g | 200ml |
ロングヘア (肩〜胸のあたりまで) |
75g | 300ml |
エキストラロングヘア (胸より下) |
100g | 400ml |
③ヘナを溶くボウル
④泡立て器
⑤汚れてもいいタオル
⑥キッチンペーパー
(あると便利)ビニールの手袋
(あると便利)はけ
(あると便利)カラークロス
(あると便利)床に敷くもの
ステップ2|パッチテストをやってみよう
ステップ3|ヘナの準備をしよう
固まりがあるときは、つぶして液状にします
②分量に応じたぬるま湯を用意します。
髪型のタイプ | ヘナの粉 | ぬるま湯 |
ショートヘア (耳が隠れる程度) |
25g | 100ml |
ミディアムヘア (肩にかかる程度) |
50g | 200ml |
ロングヘア (肩〜胸のあたりまで) |
75g | 300ml |
エキストラロングヘア (胸より下) |
100g | 400ml |
*粉の量が多いときは、大きめの泡立て器を使用するほど早く溶くことができます。
④マヨネーズよりも、少しやわらかいくらいになったら出来上がりです。
ステップ4|ヘナを冷やす
ただ、「冷やす」というひと手間を加えるだけで、夏の暑さを乗り越える頼もしい味方になってくれますよ。
ステップ5|ヘナを塗ろう
(そのあたりはお好みで♪)
圧力をかけるのではなく、髪を洗う時のような感じで塗ります。
(これまでと同じような要領で塗っていきましょう)
気になる方は、塗り終わった後に、拭き取るとよいでしょう。
ステップ6|時間を置いてから、洗い流そう
*ラップを巻いたり、ビニールキャップをかぶったりすると、蒸れてかゆくなることがあるのでご注意ください
ここまで準備して、塗った方だけが味わえる、ヘナがゆっくり、じっくりと浸透する贅沢な時間です。
ヘナには抗酸化作用があると言われています。
塗った後、どんな感覚があるでしょうか?
ヘナが浸透する感覚を味わいながら、ゆったりとお過ごしください。
なお、私は、タオルの上からさらにストールを巻いて、オンライン会議に出たり、買い物に出かけたりすることもあります♪
③お湯で十分に洗い流してから、シャンプーをつけてすばやく洗い、さらにお湯でよく洗い流します
シャンプーは「マヘンディシャンプーH」がおすすめです。
さいごに
さて、あっという間にヘナと出会って2年弱となりました。
調べれば調べるほどに、そして使えば使うほどに、「ヘナってすごいなーーー」と思わずにはいられません。
今回の記事を書いていて「本当に?」「そんな上手い話がある?」と疑いたくなるほどに、ヘナには素晴らしい効果が詰まっていることを実感しました。
ただ、一方で大きなデメリットがあります。
それは「面倒くさい」こと。
ヘナの粉をはかって、ぬるま湯に溶いて、ヘナのペーストを冷やして、塗って……と、工程をイメージすると「何だか大変そう」と感じる方もいらっしゃることでしょう。
髪に時間や手間を使う余裕がないから、美容院に行って済ませたほうがいい!と感じる方がいるのも当然です。
ただ、もしここまで読んでみて「何だか気になる」と感じたら、一度試してみませんか?
まずは、一度でいいです。
(とはいえ、一度だと効果が感じづらいこともあるので、ヘナ1袋分は試していただきたいです)
とにかく体感してみてください。
そして体感してみたうえで、自分にとって必要なものかどうかを判断してみていただきたいのです。
新しいことを始めるのは、いくつになっても苦労がつきものですが、乗り越えた先には新たな世界が広がっているはず♪
気楽な感じで、トライしてみてくださいね。
二度とない今年の夏が、充実した毎日となりますように!
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