今季楽天が優勝するために、選手一人ひとりが達成すべき目標はこれだ！

2025.01.09

ちょっと早すぎる気もしますが、思い立ったら何とか、ということで、各選手の昨シ－ズンの成績をもとに、優勝するために個々人がどれだけ成長して好成績を収めなければいけないのか、真剣に考えてみたいと思います。
真剣とは言っても、この絵文字が出てくるわけですから、笑いありいい加減さあり、ということになるでしょう。

「優勝するぞ！」と念仏のように唱えていても実現しませんから、やはり選手一人ひとりが頑張るしかない。ということで、選手ごとに簡単な目標を設定しました。少し頑張れば達成できるような数値では、やっとこさAクラス入り程度の結果しか得られませんから、優勝を狙うためには更に上の「かなり高めの目標」に設定しようと思います。

先ずは投手から。

《先発投手》
　　　　　　2024年成績結果　　　　　 =>　　　2025年成績目標
　　　登板　防御率　勝数　勝敗差　回数　　登板　防御率　勝数　勝敗差　回数
早川 25 2.54 11 +5 170.1 25 2.20 14 +8 160
藤井 22 2.93 11 +6 126 25 2.60 12 +6 150
岸 22 2.83 6 -5 143.1 18 2.90 8 +2 125
内 20 3.58 6 -2 110.2 22 2.80 10 +2 130
古謝 15 4.32 5 -2 83.1 20 3.20 8 +3 120
荘司 7 6.98 1 -3 29.2 20 3.00 7 +2 100
滝中 12 4.16 4 -2 71.1 ---------------------------------
ヤフ―レ　------------------------------　　 7　 3.50　　 3　 -2　 35
ハワ－ド ------------------------------ 6 2.80 2 0 30

計平均 123 3.36 44 -3 734.6 143 2.78 67 +21 850

詳しい話の前に、今期予想成績の主要先発投手の勝利数合計ですが、『67勝』というのは、かなりのハイレベルです。昨季ソフトバンクの主要先発投手の合計勝利が60勝程度でしたから、この予想の高さがわかると思います。やはり、優勝を狙うとすればこの程度の目標設定をしないとダメだと思うんですよね。

私の考えでは、先発は早川、藤井、岸、内、古謝、荘司を先発ロ―テで廻して、滝中、ヤフ―レ、ハワ－ドをローテ投手不調時の控えとしておきたい。特にヤフ―レとハワ－ドは、パリ－グでの経験がない事からハッキリ言えば実力は未知数。無理して高い目標設定しても達成できない可能性の方が高いと思います。
先発ロ―テ６人の中で、早川、藤井、岸は防御率、勝利数共に達成できるレベル。というか達成してもらわないと困ります。
内、古謝、荘司の中で一人は10勝出来ると踏んでいる。上の表では内にしていますが、他の二人のどちらかでもいい。ただ、３人で25勝はかなり高いレベルであることは間違いないが、３人ともこのくらいはできる投手だと思っているので。

来季目標の防御率2.76は、昨季実績で見ると、何と「ソフトバンクに次いでリーグ２位」というレベルになってしまいました！
まあ、「もし」ここまでいけたら優勝も夢ではないんですが…。

《救援投手》

　　　　　　2024年成績結果　　　　　 =>　　　2025年成績目標
　　　登板　防御率　勝数　H/S　回数　　　登板　防御率　勝数　H/S　回数
則本 54 3.46 3 4/32 52 55 2.70 3 40 53
藤平 47 1.75 0 20/1 46.1 50 1.80 0 25 49
鈴木 49 1.66 2 24/1 48.2 50 1.60 2 25 49
酒居　 49 2.33 2 26/0 46.1 45 2.50 0 23 43
渡辺　 49 3.04 7 12/0 47.1 48 2.80 5 15 47
宋　 41 3.18 1 17/0 39.2 35 3.30 1 15 33
タ－リ－17 2.93 0 2/1 15.1 15 3.30 0 2 13
加治屋 --------------------------------- 30 2.90 0 10 28
柴田 --------------------------------- 8 3.30 0 2 7
宮森 9 1.00 0 0/0 9 20 2.50 2 10 19
日当 1 0.00 0 0/0 1 10 3.00 1 2 9
松田 6 3.60 0 0/0 15 8 3.30 0 1 8
小孫　 2 0.00 0 0/0 1 5 3.50 0 0 5
324 2.57 15 105/35 321.6 346 2.53 14 130/40 366

昨季は22投手を救援で起用（他球団も20-24人の間）していました。今季も同じような人数を使うことになるでしょうが、メインで起用する投手は、上の11人を考えています。

勝ちパタ―ンの則本、藤平、鈴木、渡辺、酒居、宋の6投手は不変ですが、年齢と勤続疲労を考慮して酒居と宋の起用は少し少なめになると思います。
則本と渡辺は課題がはっきりしているので、昨季より防御率の向上が期待でき２点台は余裕で達成できると思います。
今季は更に加治屋の加入によって、勝ちパタ―ンの層が厚くなりました。酒居と宋が不調の時に、代わりを任せられる存在になると面白い。
昨季はビハインドの局面で、二線級投手を投入して滅多打ちに遭いましたが、今季は獲得した柴田の他に、実績ある宮森や若手の日当、松田、小孫らを積極的に起用していけば昨季のようなみっともない展開は明らかに減るはずです。防御率が６点近い弓削はもう必要ありません。

上の表の防御率を計算して今更ながら驚いたことは、滅多打ちに遭った二線級投手を除いた2024年の防御率を計算すると、なんと2.57（チ－ム全体の救援防御率は3.63）にまで改善していました。今更ながら、楽天救援陣には中間層が無いんだ、ということを認識した次第です。

来季目標の防御率2.53は、昨季実績で見ると、何と「ソフトバンク（2.58）を抜いてリーグトップ」になってしまいます！
まあ実際には、上の表以外にビハインドで投げる投手が必要なわけで、ある程度昨季の防御率の悪かった投手を使わざるを得ないことから、チ－ム平均防御率は上の目標防御率より悪くなることはまず間違いないでしょう。

ただ、期待の若手投手に徐々に切り替えていくことで、救援防御率はかなり改善していくと思います。昨季は余りにもひどすぎましたから。

（弓削5.94，西垣7.50、吉川5.40、津留崎6.85，桜井8.44，伊藤7.94、高田6.97など）

《野手陣》

次は野手です。
　　　　　　　　　　2024結果　　　　　　　　　　2025目標　
　　　　試合　打率　打点　本塁　OPS　　試合　打率　打点　本塁　OPS
小郷　　143 .257 49 7 .694　　143 .265 55 10 .720
村林 139 .241 50 6 .583 135 .250 45 5 .580
辰己 143 .294 58 7 .772 143 .300 65 10 .800
浅村 143 .253 60 14 .728 143 .260 90 20 .750
小深田 134 .229 23 3 .582 135 .250 40 3 .600
鈴木 123 .266 41 4 .671 90 .260 30 5 .670
太田 94 .196 23 2 .535 60 .200 15 1 .530
阿部 78 .227 32 9 .711 50 .230 20 5 .715
フランコ 68 .218 30 8 .596 65 .220 25 9   .600
石原 68 .171 13 4 .527 35 .210 10 3 .530
伊藤 44 .261 10 2 .680 50 .260 15 5 .690
中島 37 .228 10 1 .591 90 .250 30 4 .610
安田 34 .262 9 2 .658 120 .260 30 10 .630
宗山　　　---------------------------- 120 .260 35 7 .600
　　

長距離砲の新外国人野手が獲れなかった、と仮定した予想です。

レギュラー当確の小郷（右）、村林（三）、辰己（中）、浅村（一）、小深田（二）に、大砲候補の捕手安田、今季飛躍が期待される中島（左）と新人宗山（遊）がレギュラー奪取出来ると仮定して上の表を作成しているので、その反動で太田や石原、鈴木、阿部、フランコ、伊藤の出場機会が減る勘定になっています。フランコと伊藤は代打など途中出場が増える感じかな。
期待の新人宗山には新人王をとってもらいたいのですが、投高打低が酷い昨今にあって、打率.260くらいでとれるものなのか分かりませんが、昨季で言えば辰己、鈴木、伊藤、安田の４人しかいない訳で、新人でこの程度打てれば『大したもの』と考えていいと思います。
4人が二桁本塁打を打つという予想ですが、安田次第ですね。浅村は20本ですが、５億円プレ－ヤ－ですから、最低でもこれくらいは打ってもらわないと…。それに主軸がこのくらい打たないと、優勝なんてできませんよ！

前のブログで書きましたが、個人的には投手陣が良くなればAクラスは間違いなく獲れる、と思っています。上の目標値に近い成績を挙げられれば、自ずと２位以上が見えて来ると思います。

ただ正直なところ、何事もそんなに予定通り、目標通りに全て上手く事が運ぶことなんて絶対にありませんから、話半分で聞いていただければいいと思います。どれだけ目標に近い成績を残せる選手が出てくるか、もしかしたら『隠れていた若手』や『燻っている若手』が目標以上の成績を出してブレ－クすることだってあるかもしれません。
一つ確かなことは、今季の楽天は、昨季とは比べ物にならないくらい『魅力』と『意外性』と『可能性』に溢れたイ‐グルスだ、ということです。
やっと本気で応援したい楽天イ‐グルスになってきましたよ(^^♪

PS)　19時35分。このブログを書き終えて外を見たところ、やはり雪が降っていました。どおりで外が妙に明るく見えたわけです。既に数センチは積もっているようなので、明日朝には10センチ以上になっているかも…。犬の散歩が大変だなぁ。ブーツを用意しておかなきゃ。