こんにちは、ウラカタです。
以前、メダカの交配から採卵、孵化と針子の育成の手順という記事を書いたのですが、今回は、その後のみゆき×サファイヤについての日記になります。
産卵しにくいし孵化しずらいっぽい
産卵すらほとんどしてくれないので、苦戦しています。他のメダカ(みゆき・楊貴妃・紅帝・他雑種)は『デラウェアかよ!』と思う程に大量に卵を付けていますので、条件はそろっているはずなのに…。しかし、1対1のペア飼育なので、どちらも同性との競争がないため、のんびりしてるのかもしれません。ですので、こちらも7月までのんびりとペア飼育をしようと思います。
無精卵も多かった
無精卵が多かったです。
卵にモヤモヤが生えてしまっていたけど中でグルグル動いてたし、針子が数匹いたので水道水を入れるわけにもいかず、ほっといたら孵化しました。水カビのようなモヤモヤは、案外気にしなくても良いのかもしれません。
針子の様子
針子が産まれたなぁと思っていたのに日々目減りしていきましたし、現在もあまり成長度合いが良いとは言えません。とは言え、10匹程生存しているのでなんとかつなぎたいと思います。
今後の方針
他の針子は、ほとんど同じ状態のグリーンウォーター飼育下で、あまりエサを与えなくても育ってくれているのですが、私の飼育するサファイアめだかはどうも弱いのかもしれません。
抱卵数も少ないので長期戦になる予感がしていますし、どういう結果になるのかもさっぱり見当がつきませんが、なんとかF3までいけたらいいなぁと思っています。
異種交配のむつかしさ
異種交配の場合は、産まれてくるメダカはすべて雑種となります。ですので、産まれて来たメダカに品種的な価値はありません。F1同士を掛け合わせて産まれてくるF2、F2同士を掛け合わせて産まれてくるF3、F4、F5など、累代飼育していくことでやっと価値が出てきますが、当然時間もかかるので、おそらくその頃にはメダカブームは去っているかもしれません。しかし、そもそも私は売る予定が全くなく、興味と趣味での飼育ですから、ブームはあまり関係ありませんので、楽しんで飼育を続けられます。
難しさを箇条書きにするとこのようになります。
- 時間がかかる
- 相性の問題や個体の問題がある
- 採卵数をかなり多く取らないと稚魚までもたどり着けない場合がある
- 稚魚の数を増やすために飼育容器を用意する必要が出てくる
- 子が100匹となれば、NVBOXでの飼育では3台ほど必要です。それが、F2.F3と続いていくので、その雑種の系統だけで10台程必要になります。捨てるわけにはいかないので。
これらの事から、メダカの捨て方の記事に『メダカ 選別漏れ 処分方法』というキーワードでやってくる人が多いのだと思います。
異種交配は雑種になってしまうので何かと大変ですが、同種間の場合は割とすんなりと繁殖してくれるし、産まれてくるメダカもその種類のメダカなので品種的な価値は継続されます。但し、販売用途であれば、価格などは相場があるし、大規模に増やして売る人が大勢居るので下がっていきます。
但し、どこにもいない品種を作出できる可能性があるというのは、改良メダカ飼育の大きな楽しみの一つですし、苦労に見合う程の大きな価値があると思います。
同時進行中の異種交配
赤系のメダカの異種交配を行っています。自然淘汰のような状態もありますが、すくすくと育っています。詳細は以下の記事を参照してください。
最後に
みゆき♂×サファイヤ♀の交配はほとんどうまく行っていませんが、あの手この手でどうにかしようとせずに、自然の成り行きを見守るカタチをとっています。せっかく育ちかけていた針子が★になっていると心に穴があいたように落ち込んでしまいますが、それも経験として胸に刻み、次は上手く育てようと決心を改めて日々を過ごしています。
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