2024年01月03日

救急搬送の時に着ていた物

119番通報したあの時
部屋着丸出しの服装だった。
それをパジャマにしている事、
バレバレな感じのくだびれ具合。

そして下着は、
“育てて”いるところだった物。
次の旅行ではこれを着て、
洗わずにホテルで捨てようと、
少々くたびれている物を、
むしろヘビロテしていて・・・。

体が辛かった。
でも恥ずかしい、
着替えたい。

そんな葛藤の中、
一つの考えが。

もしも緊急手術となったら、
もしも途中で意識を失ったら、
服を脱がせられなかったら、
やむを得ず切るんじゃなかったっけ?

1軍の服を切られるのはイヤだよ・・・。

なので決めた、
切って捨てもいいような、
着古した服と下着のままで行く。

命に関わる事態かもしれないのに、
患者は意外と、
そんなあれこれも考えられるんだな。

外に出て、
日差しを浴びた瞬間、
メイクもしていないし、
日焼け止めも塗っていない、
と気付いてしまったり。

覚悟を決めた3軍下着も、
心電図のパッドを付けられる時は、
やはり恥ずかしかったり。

救急搬送された患者なのだ、
治療してくれる人達は、
特に気にしないのだろうが・・・。



お陰様で症状が落ち着き、
一人で会計窓口へ。

帰りは普通に玄関から帰るんだね。
そこまでは考えていなかった!

周りには外来患者多数。
私のことを、
救急搬送された患者だとは知らない、
そんな人達にこの服を観られるのは、
いたたまれなかった。

パジャマじゃないんだ!
いや嘘、
実際パジャマにしているけれど、
どうかせめて、
部屋着だと思ってくれたまえ!
いや、
それでも恥ずかしい、
部屋着で外出していて、
しかもこのくだびれ具合!

仕方ない。
どれもこれも、
自分が悪いんだ。

さすがに街は歩きたくないし、
そもそも、
初めての病院に搬送されたので、
自分がどこに居るかも判らない。
だからタクシーで帰宅。

CTとか色々で、
1万円以上払ったから、
タクシー代の1000円ちょっとくらい、
もうどうでもいいや。

それに、
「救急車で来たからパジャマのままで恥ずかしいです。」
って、
言える相手ができたのが、
せめてもの救い。

病院で待機するタクシー運転手さんは、
救急搬送された患者にも慣れているのか、
「救急車で来ても、
 こうやって帰れたからいいんですよ。」
と、
上手いことを言う。


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救急搬送の時に着ていた物
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