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はじめに
海外に滞在する娘が、久しぶりに帰国することになり、ふたりで温泉旅行に行くことにしました。
数日の休暇をできるだけ有効に使おうと、いくつかの老舗温泉宿を選びました。
今回は、娘とふたり旅で訪れた3つの宿をご紹介します。
村杉温泉 長生館 宿泊
新潟駅から長生館シャトルバスでの送迎
新潟駅からシャトルバスのサービスを利用してホテルへ向かいました。
目的地は、新潟県阿賀野市村杉温泉長生館です。
途中、瓢湖(ひょうこ)で休憩を取りました。ここは、白鳥が訪れることで有名です。訪れる時期は、10月上旬から3月下旬までで、残念ながらシ-ズンではなかったので、湖には何もいませんでした。
長生館到着後の丁寧な対応
ロビーに着くと、ソファに座るように言われました。これまでチェックインは、カウンターに並んで、スタッフが受け付けることしか知らないので、何が起こったのか良くわかりませんでした。
すると、スタッフが抹茶水をサ-ビスし、施設の説明をしてくださいました。説明が終わると、エレベーターまで同行し、エレベーターのドアのスイッチを押して、ごゆっくりと頭を下げ、挨拶をして見送りました。
非常に丁寧な対応に驚きました。
長生館自慢の庭が見渡せる広い和室
四季折々の風情をもたらす4000坪の大庭園を見渡すことのできる和室でした。
長生館の特徴であるラジウム温泉岩風呂へ
早速、温泉へ向かいました。
全国でも珍しいラジウム温泉で、露天風呂は庭の中にある壮大な岩風呂でした。
誰もいなくて庭に囲まれた岩風呂にひとり。温泉を紹介するテレビ番組でよく見る光景です。自然の中で温泉につかる気分は、本当に最高でした。
ロビーには、飲料水用の源泉もあり、ラジウム水を飲んでみました。味もにおいもしないミネラルウォーターでした。
娘も2回入ったと言います。夜はライトがついてきれいだったそうです。
長生館独自に創作された夕食
夕食は会席料理でした。デリケートな創作料理が多かったです。
前菜
メイン料理
手作りの牛乳豆腐が売りの料理だったようです。何となくプリンのような粘っこさがあっておいしかったです。
(写真にありませんが)、野菜と肉を直火鍋で煮た料理は、煮汁で味付けをしたあっさりしたものでした。
天ぷらも、エビだんごにだしのとろみをつけた創作料理でした。
一つ一つの料理は少量ですが品数が多く、ゆっくりあれこれ食べるのでお腹がいっぱいになりました。デザートも小さい手作り羊羹で、これは妹の大好物でした。
繊細な長生館の朝食
朝食も、凝っている料理がありました。とても、おいしかったです。
ホテルを後にして、駅までの送りは迎えの時よりかかった時間が少なく、早く駅に着きました。
最初から最後まで、本当に丁寧な心遣いの感じられる温泉旅館でした。
咲花駅への電車時刻の間違い
新潟駅でしばらく休み、次は、五泉市にある咲花温泉佐取館に向かいます。
ここで、幸いなことに、自分のプランが間違っていることに気づきました。危うく、電車に遅れ、旅館に着くことができなくなるところでした。
待っている間に、たまたま、電車の時刻を再チェックしたのです。すると、自分の書いた電車の時刻とは全然違うのです。
どこでどう間違ったか1時間も待ち時間があり、余裕だと考えていたのです。あと10分で出発してしまい、その電車を逃すと夕方までないことがわかりました。
切符も買わなければならないし、娘はトイレから戻ってこないし、本当にドキドキして焦り始めました。
ギリギリで、間に合って安心のため息でした。
咲花温泉 佐取館 宿泊
咲花駅の出迎え
咲花駅は無人駅です。
小型バスで、私たちふたりのために旅館のスタッフが迎えに来て待っていました。
実際、旅館はすぐそこで歩いてもたどり着ける距離でした。ロビーから阿賀野川が見渡せる川沿いにありました。
佐取館スタッフの丁寧な案内
佐取館に到着すると、受け付けのスタッフが丁寧に挨拶をし、部屋まで案内してくださいました。
部屋は、大きな窓から川が流れるのが見える広い和室でした。
スタッフは、ひざまづいて説明を始めました。あまりにも丁寧な対応に私も娘も戸惑ったほどです。
佐取館の特徴ある展望大浴場
到着後、私は、まずお風呂です。
1番上の階にある展望大浴場でした。上から、川全体を見渡せる源泉掛け流し。エメラルドグリーンの温泉ということです。電車でトラブルことなく、無事に着いた安心感と温泉の雄大な眺めとで、すっかりリラックスム-ドになりました。
佐取館定番の会席料理
お昼を食べ損ねたので、夕食を早めにリクエストしました。
食前酒は日本酒仕立てということでした。少し強くアルコ-ルを感じました。
お刺身をはじめに食べました。前菜もおいしかったです。
前菜
メイン料理
天ぷら、煮物、などおかずが結構ありました。茶碗蒸しはトマトの茶碗蒸しで、一般的なものとは違っていて珍しかったです。
デザートはケーキとアイスでした。
会席料理というのは少ないように見えてお腹がいっぱいになります。
疲れたせいか、この日は、ふたりともぐっすり眠ることができました。
佐取館の贅沢な朝食
かわいいスプーン型の小皿や小鉢に盛り合わせられた郷土料理、直火鍋の煮物や焼き魚など、種類も多く、朝の食事としては十分でした。食後のコーヒーやほうじ茶も自由に飲むことができました。
帰りも、スタッフがみんなで見送ってくれ、送迎バスで駅まで送ってもらいました。
岩室温泉 綿々亭わたや宿泊
後日、娘とふたりで岩室温泉の綿々亭わたやという老舗温泉旅館にも泊まりました。
この旅館の名前は、亡き父や母が話題にしていたことがあり、いつか泊まってみたいと言っていたことを覚えています。
綿々亭わたやは、江戸時代中期から「綿々亭綿屋」として宿を営み、明治中期に源泉掛け流しの温泉を開業したのだそうです。非常に、長い歴史を誇る温泉宿なのですね。
新潟には、多くの温泉があり、昔からの長い歴史を誇る温泉旅館があることを知りました。そして、それぞれの地域に特色ある温泉が湧き出ているのだということも改めて認識しました。
岩室駅の出迎え
岩室温泉は、新潟駅から、ローカル線の電車で1時間弱で行けます。秋には紅葉で賑わう弥彦山の近くです。
岩室駅も無人駅で駅員はいません。綿々亭わたやからも、私と娘のために、送迎の車が待っていました。
旅館では、私たちの荷物を運んだり、靴を靴入れにしまったり、スタッフが動いてくれました。
ロビーには、ウェルカムドリンクのマシ-ンもありました。
スリッパは使わず、全面カ-ペットの床でした。部屋には、タオルやゆかたと一緒に新しいタビックスも置いてありました。
普通は、土足かスリッパです。畳の部屋では、靴やスリッパを脱ぎます。スリッパが用意してあるのは、トイレだけですよね。
内と外を使い分ける日本式の習慣を、この宿では、しっかり守っているのだと思います。
綿々亭わたや源泉掛け流しの温泉へ
温泉は、1番上の5階にあり、広くはありませんが、豊かな源泉掛け流しのお湯を気持ちよく感じました。露天風呂からは、岩室の山々の自然の美しさを感じました。秋には、紅葉、冬には雪景色が見えるのでしょう。
この温泉宿から徒歩で10分ほどで行ける日帰り温泉「だいろの湯」の無料チケットももらいました。
綿々亭わたやのごちそう
夕食
次から次へ運ばれてくる料理に驚き!
娘も私も、すべての料理を平らげ、もうお腹に入らないぐらい満腹になりました。それぞれの料理が本当においしくて、満足でした。
デザートは、スイカでした。
綿々亭わたやの朝食
朝食は、適量でバランスが取れていました。ハムと野菜のサラダ、イカの刺身、焼き魚、豆腐、納豆、煮物などでした。
帰りも、岩室駅まで送ってもらい、ふたり旅は終わりました。
まとめ
村杉温泉 長生館、咲花温泉 佐取館、岩室温泉 綿々亭わたやという老舗温泉旅館に宿泊施設し、伝統的な日本のサービスや素晴らしい源泉掛け流しの温泉を楽しみました。
駅での送迎から始まり、ホテルロビーでの受け入れ対応、部屋のテーブルにはその土地のお菓子が用意されていました。どの旅館も、広く眺めの良い和室でした。
食事も、工夫された会席料理を、目で楽しみ、食べて楽しむことができました。
食事中、スタッフによってお布団が敷かれてあり、食事から戻ってくると、寝床が用意されていました。
久しぶりに会話もはずみ、想い出のふたり旅ができました。
また、娘がまとまった休みを取ることができれば、別の場所を訪れてみたいと思います。