ADHDの服薬について(個人的な考え) | 言語聴覚士(ST)のつぶやき

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小児のST(言語聴覚士)をしています。
訓練方法などはあまり書く予定はなく、訓練室での出来事を書いています
※個人情報がわからない様に書いています。

発達がゆっくりなお子さんの言語訓練をしている小児ST(言語聴覚士)です。
クリニックに常勤勤務して、十数年が経ちます。


ADHDの服薬についてなんですが、
私は、医師ではありません。あくまでも、個人的な意見として書かせていただきます。

まず、薬を
①コンサータ
②ストラテラ
③インチュニブ
④ビバンセ

この①〜④に限定させていただきます。
※除外:リスパダール(リスペリドン)、エブリファイ(アリピプラゾール)


ADHDの多動や不注意小学校入学後もひどい場合、①から④の服薬はありだと思います。

※個人的な考えです。


どうしてかというと、①から④の服薬によって、親御さんが楽になった事例を多く見てきたからです。

訓練中も、私の話をよく聞けるようになったなぁ〜と思ったら、服薬を開始していたこともありました。


もちろん、全く変わらなかった、というお子さんもいますが、データでは、8割の方に何らかの変化があった等の多さを鑑みると、試す価値はあると思うのです。※個人的な意見

やってみて、変わらなかったら、ストップすればいい事だし。。※個人的な意見


でも、薬に対して、頑なに拒否している親御さんがいるのも事実。

中には、家では困っていないから薬の必要はないと思っても、学校や事業所で非常に困っているケースもあります


ある子はこう言っていました。

「集中していると、周りの声が聞こえなかったんだけど、薬を飲むとちゃんと聞こえるようになった。」

前までは、作業に周囲中していると、「〇〇ちゃーん、ご飯だよー」のママの声は全く聞こえなかったらしいのです。

※お母さんは、無視されているとずっと思っていたが、そうではなかった。単に聞こえなかっただけ。

それが、薬を飲むようになって、聞こえるようになったそうです。


薬なので、副作用もありますが、それを上回る効果はあると思います。

※個人的な意見です。

※副作用については医師に確認を。



あくまでも、多動、不注意に対しての服薬で、個人的な考えです。

空気の読めないASD(自閉スペクトラム)用のコミュニケーション改善の薬は今のところありません。

よって、ASD児が①から④を飲んでも、会話が成り立つようになるわけではありません。



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