あらすじ
日向由衣は以前裁判所見学会の時知り合ったリエンという中学生より相談したいとのことで司法研修時一緒だった永穂楓(現検察官)とプライベートなことで相談があった
その内容とは父親が残留滞在資格無しに欺されて詐欺事件に関わって逮捕されたという
リエンは日本生まれ日本育ちで親の住んでいたベトナムには一度も言ったことが無く日本のアイデンティティを持っている
父親が強制帰還命令を受けることはほぼ確実
ただ父親は娘のために一緒で生活したいと・・・
最後は父親は強制送還により、娘リエンともに一緒にベトナムに戻ることになった
本書の「あらすじ」には肝の部分を外している
書けば長くなるし、的外れな内容を書いても申し訳ない
重要な部分であるので是非本書を読んで戴きたい
読後感想
本書からは技能研修生として日本で働いている外国人の扱いについて考えさせられた
日本は人手不足に陥っており、狭い門ながら主として東南アジアから名前ばかりの技能研修制、実態は安価な労働者を受け入れている
おそらく日本人に一部には社会環境が悪化するので外国人労働者の受け入れに反対しているだろう
ただ多くの原因は労働条件が当初描いていたものより悪く職場から逃げ出し、そして違法労働に就く場合が多いのではないか
その一例が本書にあったリエンの父親が詐欺に加担したということだ
多くは当初の雇用主側の問題があったということを認識すべきだろうと思う
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