「結果」に縛られない。プロセス重視の思考

 

 仕事で「結果」だけを追い求めていた頃

 

20代から30代の初め頃、
私は仕事では「結果」と考えていました。

 

特にシステムエンジニアとして、
タスクを一から十まで自力でやっていたので、
努力がそのまま結果に反映されるのが
当然だと思っていたのです。

 

自分が頑張れば結果がついてくる。
そんなシンプルな考えで働いていました。

 

年齢を重ねて見えてきた変化

 

しかし、年齢を重ね、役割が変わるにつれて、
仕事に対する考え方も変わりました。

 

他の人をサポートしたり、
チーム全体の進捗を管理することが増え、
自分一人では成果をコントロールしきれない場面が
多くなったのです。

 

成功は自分一人の努力だけでは成し得ない。

 

他者の働きも含めた結果になるという現実を
強く意識するようになりました。

 

選択に迷ったときに考えること

 

仕事では、重要な選択を迫られる場面が
少なくありません。

 

そんなとき、私は「今ある選択肢に縛られない」と
いう視点を持つようにしています。

 

具体的には、目の前に提示された選択肢以外に
「新しい選択肢」がないかを考えます。

 

たとえば、A案とB案の間を取った折衷案や、
全く別のアプローチを探してみます。

 

こうすることで、
自分が納得できる選択肢が見つかったり、
それぞれのメリットやデメリットが
より明確になることがあります。

 

それでも決められない場合は、
「自分が最善だと思える行動を取ったか」を
基準に選ぶようにしています。

 

そうすることで、選択に対する後悔が
少なくなると思っています。

 

作業する時だけでなく、決断する時にも

プロセス、決断理由を大切にするように

なったわけです。
 

 

結果よりプロセスを意識する理由

 

こんな流れで、

最近では、仕事の成果を追う際に
「自分ができる最善を尽くせたか」を
重視するようになりました。

 

前述の通り、結果そのものは、
自分一人で完全にコントロールするのは
難しいと悟ったからです。

 

結果が思うようにいかなくても、
その時の自分にできることをやり切ったと

納得できれば、
それで十分だと思うようになりました。

 

 

後悔を減らすために心がけていること

 

もちろん、どれだけベストを尽くしても
後悔することはあります。

 

ただ、その後悔が「なぜあの時こうしなかったのか」と
自己否定に変わると、心に深く残り、
長い時間引きずることになります。

 

だからこそ、
「その時の自分ができる範囲で最善を尽くす」と
いう姿勢を心がけています。

 

これが私なりに後悔を軽くする方法です。

 

プロセスを大切にする

 

結果は重要ですが、それ以上に、
そこに至るまでの過程や自分の行動に
責任を持つことが大切だと感じています。

 

日々の選択や行動を丁寧に振り返ることで、
より納得のいくお仕事ができるのではないか
と思っています。

 

おわりに

 

これはあくまで私の経験から得た考え方です。

今、「結果」に縛られがちな方に、
違う考え方の一つとして、
少しでも参考になれば嬉しいです。

 

結果だけにとらわれず、
そこに至るプロセスに目を向けることで、
新たな視点を得られるかもしれません。

 

　いつも、お読みいただきありがとうございます