’23年11月1日(水)・28日目
約20Km、32,123歩
道の駅小田→大寶寺→久万公園
久万高原町は標高500m近い盆地で、朝は冬のように寒く霧に覆われていた。
ワークマンの防寒着(イージス)を着て、バイクで「道の駅小田の郷せせらぎ」まで移動した。
朝8時頃に道の駅小田を出発し、久万高原町に向かい国道380号を進む。
間もなく自転車に乗った女性遍路が追い越していった。
凄い!この峠を自転車で越えるのは、歩くより何倍もキツイはずだ。
陽が高くなるにつれ気温が上がり、快適になる。
写真ではわかりにくいが、霧でぬれたガードレールから湯気が立ち昇っていた。
標高が高いため、紅葉が進んでおり美しい。
遍路道の入口だ。標高410mから510m地点まで、車は一気に登れないため国道は大回りしている。
遍路道は確かに近道だが、500m足らずの間に100mも登るので、この急坂でかなり足を使ってしまった。
国道に合流してしばらく進むと、下坂場峠から鴇田峠に続く道と、国道を進んで農祖峠に行く道に分かれる。
ここは国道を直進して、負担の小さい農祖峠ルートを選択した。
真弓トンネルを抜け、坂をだらだらと下り、左折して二名川沿いの県道を進む。
11時前に農祖峠の入口に着き、
緩やかな砂利道を登る。
他のルートより低く緩やかとはいえ、
標高495mから651mに登るのでそれなりに苦しい。
農祖峠を越えると、お約束のご褒美として、東側の谷間から石鎚山と思われる山並みが見えた。
良い天気ではあるが、遍路道や周りの草が夜露で濡れており、シューズにも水が入ってきた。
街の近くまで降りたので、昼食休みにした。
今までマメはできていないので湿度対策は不要だったが、初めて休憩中にシューズを脱いだ。
久万高原町の街中を進んで大きな杉林の参道を登ると、
13時半に第44番「大寶寺」に着いた。
この寺も、もう一度ゆっくりお参りしたいと思っている。
ゴールの久万公園に着くと、車には鮮やかな黄色や赤の葉が積もっていた。
(本日の一言)
久万高原町の中心部は、標高約500mの高地である。谷間の四方は山に囲まれ、細長い盆地のような地形である。この日は好天だったこともあり、放射冷却現象により気温が約7℃まで下がった。
西予市から内子町の小田まで、だらだらとした登り坂だった。この日は標高570mの真弓峠まで登った後に495mまで下り、651mの農祖峠を越えてここまで来た。
この秋は逆打ちをするため、松山市から久万高原町まで歩く。今度はだらだらではなく、標高710mの三坂峠まで僅か数kmで一気に登らなければならない。
三坂峠だけではなく雲辺寺やいわや道など、逆に歩いたら大変そうだと思いながら下った道は枚挙に遑がない。いい歳なので、休みながらゆっくり歩くことにしよう。
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