ペルシャ系民族が中心の多民族イスラム国家で、中央アジアと南アジアと西アジアの中間地帯の内陸国。
直近のこの地の王朝は1826年成立のバーラクザイ朝でイギリスの干渉を受けながらも、1919年独立を回復、現在の国境が確定し1973年のクーデターまで王政が続いた。
1978年社会主義政権が成立すると内戦状態となり、ソ連の介入で泥沼化し撤退した後はイスラム原理主義のターリバーンが政権を掌握した。その後アメリカの介入で崩壊するも撤退後に復活し現在は実質的に国を治めています。
王国時代は民主化を図ったザーヒル・シャーの肖像がある、5アフガニのシリーズを除けば、紋章とトゥーラの組み合わせが中心のイスラム的デザインがほとんどですが、紋章は何度か変更されています。
古いコインは、もともと打刻が弱く悪い上に消耗の激しい状態のコインも多く、銀貨は現地偽造品も多いらしい。
インド文化圏との繋がりが強く、単位名はルピーが使われ、その後アフガニに変更されました。
★25プルアルミ貨は、1970年に他の貨幣(2アフガニ硬貨24㎜)に他の小型硬貨刻印(20㎜)を打ち直しした珍しいもので、この時代では例はなく、淵側が面白い。
※2-1/2ルピー銀貨 SH1900年 Ag.900 22.92g (1921年)
※1/2アフガニ銀貨 SH1316年 Ag.500 4.75g (1937年)
※2プル青銅貨 SH1316年
※25プルアルミニウム貨 SH1331年(1970年打直し)
1970年に他の貨幣(2アフガニ硬貨24㎜)に小型硬貨刻印(20㎜)を打ち直し
※50プル青銅貨 SH1330年
※1アフガニ ニッケル張スチール貨SH1340年 ※2アフガニ ニッケル張スチール貨 SH1340年
※5アフガニ ニッケル張スチール貨 1340年(1961)
☆アフガニスタン民主共和国
※25プル アルミニウム青銅貨 SH1359年(1980)
2024/08/01修正*