ロジクール MX MASTER3Sは、実売価格15,000円程度のハイエンドマウスです。
マウスとしては高価格ながら、Amazonランキングや価格.comのランキングで常に上位に位置しています。
何故にロジクール MAX MASTER3Sは売れ続けているのか?
実際に購入して使用するとその理由が少し分かった気がします。
私は横スクロールできる点が気になり、前モデルのMX MASTER3から購入しましたが、マウスそのものの完成度が高く、とにかく扱いやすいと感じました。
Excelや画像編集ソフトで横スクロールができるのは想像以上に便利なのです。
何よりMX MASTER3Sはクリック感が至高ともいえるものに進化し心地よささえ感じます。
加えて専用ソフト「Logi Options+」での多彩なカスタマイズ性も魅力です。
今回は前モデルからさらに進化したロジクール MX MASTER3Sをレビューしていきます。
ロジクール MX MASTER3S の外観・概要
外観
ロジクール MX MASTER3Sの外観(形状)は、前モデルのMX MASTER3と全く同じです。
特徴的な膨らみも健在です。
左がMX MASTER3、右がMX MASTER3Sです。
ある意味完成された形とも言えますが、「3」から「3S」のマイナーチェンジ版とも捉えられます。
本体がラバー素材で覆われているのも同様で、ややホコリが付きやすいです。
ラバー素材は質感が良いものの加水分解が気になるところです。
サイズ・重量
MX MASTER3Sの全長(長さ)は124.9mm。
第一印象では大きいと感じたものの、実は一般的なマウスの全長とあまり変わりません。
大きく感じる要因はマウスの高さです。
私が所有しているロジクール G402の高さが41mm。
同じくRazer DEATHADDER CHROMAの高さが44mmです。
それに対してMX MASTER3Sは51mmとかなり高さがあるのが分かります。
サムホイール(サイドホイール)の分だけ高くなりますが、握り心地・持ち心地が悪いかと言うとそうではありません。
逆に手のひらが程よく曲がり、心地よい握り心地を得られます。
重量は141gです。
バッテリーがあるので有線マウスと比べると重めです。
意見が分かれそうな重量ですが、私は気にならないです。
比較的重めのマウスが好みであり、浅く握るつまみ持ちに近いホールドをするのでマウスをあまり動かしません。
がっちりとホールドするかぶせ持ちに近い人は重量が気になるかもしれません。
ロジクール MX MASTER3S の特徴
静音クリックボタン
左クリックと右クリックは静音仕様です。
写真では違いは判りませんが、MX MASTER3からの変更点の1つです。
このクリック感が個人的には至高と感じます。
一般的な安価な静音マウスに多いのは、クリック音がペコペコとして、ゴムを押したような反発があるクリック感です。
MAX MASTER3Sも無音ではありませんが、静音マウスの中でもクリック音が静かな部類になると思います。
MAX MASTER3Sはクリックしても反発をあまり感じず、心地よいクリック感を得ることができます。
ホイール(MagSpeed電磁気スクロール)
MX MASTER3Sのホイールは前モデルと同様のMagSpeed電磁気スクロール。
ホイールのスクロールにはモードが2つあり、ホイールの下のボタンで切り替えることができます。
1つ目は指でクリクリする時にホイールに引っかかりがあるモード。
指ではじくように高速回転させるとスムーズスクロールの状態になり、ホイールが回り続けます。
2つ目はホイールを回転させるときに引っかかりがないスムーズスクロールのモード。
10年位前にM555bというマウスがあったのですが、ホイールを押し込むことで引っかかりのある回転と、スムーズスクロールを切り替えることができました。
機械的ではなく電気的に切り替えられるようになったのだと驚いたのを思い出しました。
サムホイール(サイドホイール)
サムホイール(サイドホイール)は、メインのホイールとは異なり回転が重いタイプです。
勢いをつけて回すことはできません。
サムホイールにクリクリ感はなく、スムーズに回転するタイプのホイールになっています。
パソコンの操作では横スクロールを含む横の動きは少ないので、操作性や正確性を考えると最適解と感じました。
ジェスチャーボタン
親指のところにあるのがジェスチャーボタンです。
ジェスチャーボタンを押しながら上下左右に動かすかクリックをすると、登録していたアクションが作動します。
私はジェスチャーボタンはやや押しにくいと感じたので、ジェスチャーは登録せずにスクリーンショットを登録しています。
底面
底面には電源スイッチと、ペアリングを切り替えるボタンが付いています。
ペアリングする方法は一般的な長押しです。
ボタンを押しすと、1、2、3とチャネルが切り替わり、長押しすると点灯している番号のチャネルでペアリングモードになります。
1と2はBluetooth、3はBoltレシーバーでの接続になります。
専用ソフト Logi Options+
ロジクール MX MASTER3Sのもう1つの魅力、専用ソフト「Logi Options+」について少しだけ触れます。
Logi Options+で多彩なカスタマイズができる点も、MX MASTER3Sの魅力の1つです。
ボタンのカスタマイズ
ボタンでは6個のボタンにそれぞれ好きな機能を設定することができます。
ジェスチャーにはあらかじめプリセットが登録されているので、プリセットを選択するだけで設定ができます。
もちろん、自分で好きな機能を登録することもできます。
ボタンのカスタマイズはアプリケーションごとに設定することもできます。
例えばChromeを使ったブラウジングと、Excelや画像編集ソフトでボタンの機能を別にすることが可能です。
ポインタ速度(DPI)とホイールのスクロール方向の設定
ポイントとスクロールではポインタ速度(DPI)とホイールのスクロール方向を設定できます。
私の場合は、サムホイールのスクロール方向を反転、速度を65%に調整しました。
ペアリング先の確認
EASY-SWITCHではペアリング設定している内容を確認できます。
Logicool Flow で別のパソコンと共有
Logicool Flowを設定すると、マウスカーソルを画面の端に移動することでペアリング先を別のパソコンを自動で切り替えることができます。
驚くことにクリップボードが共有でき、異なるパソコン間でテキストや画像、ファイルのコピーアンドペーストができるようになります。
機能の詳細はロジクールのページも掲載されています。
ファームウェアのアップデート
設定から簡単にファームウェアのアップデートができます。
設定をバックアップから復元することも可能です。
ロジクール MX MASTER3S のまとめ
ロジクール MX MASTER3S のおすすめ度
商品名 | ロジクール MX MASTER3S |
---|---|
おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年1月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年1月8日時点 |