はじめに
いかがお過ごしでしょうか。
さて、現在東京宝塚劇場で上演中の
星組公演『記憶にございません！ -トップ・シークレット-』『Tiara Azul －Destino－』をこのあいだ観劇してきました！
今回は、星組公演『記憶にございません！ -トップシークレット-』の生観劇感想です！
以降ネタバレ注意です！
コメディらしい笑い満載の時間
三谷幸喜さんの映画作品である『記憶にございません！』が今作の原作です。
三谷作品ということもあり、
原作には濃いキャラクターの面々や絶妙な間が散りばめられていて、
大変おもしろかったのですが、
宝塚版も舞台らしく分かりやすい表現方法にしつつも、
原作の楽しい人間模様もそのままでおもしろかったです！
キャラクターの濃さで言えば、
宝塚版も独自に発展している部分もあり、負けず劣らずだと思います！
原作も見ていたのですが、同じ部分もあれば違う部分もあり、
良い塩梅で楽しかったです✨
舞台オリジナルのシーンや演出も、舞台らしさもあり、新鮮でした！
アドリブがおもしろかった！
アドリブが自然な流れで出てきて、しかもとてもおもしろかったです笑
私は三井住友カード貸切公演で今回観劇したのですが、
輝咲玲央さん演じる南条実が執務室で話すシーンで、すごく自然に、
俺はポイ活やってて、Oliveてカードなんだけど、みんなもOlive使っているか（要旨）
と客席に問いかけてきて、客席は拍手と笑いで盛り上がっておりました笑
ほかにも萩の月が登場したりと、
どこからがアドリブでどこからがセリフなのか分からないくらい
おもしろいシーンが多かったです！
濃いキャラクターのオンパレード！小野田っち！
どのキャラクターも印象的で挙げていったら切りがないほどです！
特に、ひろ香祐さん演じる「小野田っち」こと小野田治の人気を感じました笑
出てくるだけで会場がざわめくし、
何かしてくれそうという期待感が会場に溢れていました～
星組生の演技が光る作品
なんといっても、星組生のコメディセンスが
この公演の一番の目玉だったなと思います！
礼真琴さんは、記憶をなくす前の悪徳な黒田総理と、
記憶をなくした後の純粋な黒田総理の演じ分けが良かったです！
悪徳の時は声も表情もすべてねっちょりしていて、
記憶をなくした後は、なんとか周りについていこうとする姿がすっとんきょうでおもしろかったです！
絶妙な間も最高でした！
舞空瞳さん演じる聡子は、キュートで明るくて、
でもどこか総理との夫婦関係がうまくいっていないことで寂しさを抱えていることが伝わる、愛おしいキャラクターでした！
「こわーい！」の言い方が独特で、
思わずまねしたくなるクセがありおもしろかったです！
暁千星さん演じる井坂は、出てくるだけで場面がしまるかっこよさでした！
コメディの中では割と眉間にしわを寄せてきりりとした役なので、
良いアクセントになっていました。
また、個人的には、
大関平太郎を演じる大希颯さんも印象的でした。
背も高く、警官姿がお似合いでした～
大関の猪突猛進さが全身から感じられて、出てくるだけで明るいし、
天然な感じが癒されるキャラクターでした！
一人吹雪かれている（北海道赴任のため。）演出もおもしろかったです。
映画を観ておいた方が良いか
個人的には、ネタバレNGな方ではなければ、
原作の映画も観た上で観劇した方が、
わかりやすくて楽しめるかなと思いました。
やはり、尺的にも内容的にもばっさりカットされているシーン（ゴルフのシーン等）もあるので、
映画を観ていた方が話の繋がりが良いとは思います。
一方で、「小野田っち」との話や田原坂46等宝塚版にしか出てこない部分もあるので、
原作を観ていても割と新鮮さも感じつつ観劇できたかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
礼真琴さんには、まじめでかっこ良いヒーローな印象が強かったので、
今回の頼りないけれど愛されキャラな黒田総理は新鮮で、
個人的にまた違う礼真琴さんの魅力に出会えたなと思いました！
今回の内容が観劇の参考になれば嬉しいです！
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