神の呪いをわざと呼んでいる?~ハルマゲンドンへの道~序章
お気づきだろうか?
現在は宗教戦争の真っただ中にある。
世界を動かしている人たちが聖書をよく研究していることは確かだ。
そのうえで、いかに一般民衆自身にいいことをしているつもりで神の呪いを呼び起こす行動をさせるかを、シンクタンクに考えさせているのではないか、と思うような動きがいくつもあるのだ。
まずもって、何をすると聖書の神の呪いを招くのか?
まず、聖書の文言を書き換えること。これをやると呪われることになると、ダイレクトな表現で示されている。
それから、有名な例としてソドムとゴモラがある。これらの町が滅ぼされた理由の筆頭に挙げられるのが、同性愛だ。
そして、イスラエルに敵対すること。聖書の神様が言うには、アブラハムを祝福する人を神様も祝福し、アブラハムを呪う人を、神様も呪う。
紀元前の時代にイスラエル王国を侵略して滅ぼしたアッシリアとネオ・バビロニアはすぐに滅んだが、王国が滅ぶことは長い目で見ればよくあることだから偶然かもしれない。しかし、現代イスラエルが建国された時点で俄然イスラエルより豊かで強国だったシリアやエジプトなどのアラブ諸国は、中東戦争を通過した今ではもはやへなちょこである。
これら3つが、今気になっている呪いを招く行動だ。
聖書の文言を書き換えることは、中国共産党とエホバの証人がやっている。
エホバの証人はちょっと前までは割とまともな聖書を使っていた。改竄箇所も、言われてみれば「あ、ほんとだ」と気づく程度で、なんなら見出しが親切なので初心者には一番使いやすい聖書だったのではなかろうか。
それが、現在は全体を超絶口語訳というか意訳聖書にしてしまった。すべてを分かっているわけでもないのに意訳するのは改竄である。意訳はかならず意図的な訳になるからだ。上品で穏やかな人が多いから好感度は高いけど、だ、大丈夫かな…?
黙示録の最後には、こう書かれている。
もし、これに付け加えるものがあれば、神はこの書に書かれている災害をその人に加えられる。また、この予言の書の言葉を少しでも取り除くものがあれば、神はこの書に書いてある命の木と聖なる都から、その人の受ける分を取り除かれる。
(黙示録22章18~19節)
……だそうです。
同性愛に関しては、みなさんピンとくるあの活動だ。別にそういう人がいるからなんだとも思わないが、アメリカの一部の州で進められている、子供の性転換を推進しようという動きはどういうことなのだろう?いちいち宣伝するのはなぜなのか?アメリカには「LGBTに反対するゲイの会」みたいなのがあるようだが、当の本人たちはこういう動きをどう思っているのだろう。
いずれにせよ、この運動は草の根からはじまったのではなく、トップダウンで行われている。
しかも、なぜ虹を使うのか?これは、ノアの洪水後の神の約束に由来するのではないか?虹は、もう二度と洪水で滅ぼすことはしないという神の約束の印として登場する。
これはもう、呪われる行動をしながら、「滅ぼさないって言ったよね?」と言わんばかりに約束の印としての虹をかかげるという、おちょくった行動をとっているように神の目線からは見えていないだろうか?
さいごのイスラエルに敵対することに関しては、テレビの偏向報道が気になっている。
日本のテレビはアラブの報道より偏っている。
まずもって、ガザの民衆の避難誘導をしているのはイスラエル軍だ。これから進軍するエリアに「行くよ」とビラをまいたり電話をかけて避難を促すので、当然、待ち伏せに会う。イスラエル軍兵士の死亡者が多いのはこういった理由による。ミサイルで破壊されて5百人亡くなったと報道された病院は破壊されていなかった。ハマスは開戦後も民衆の公開処刑を行っている。などなど。なぜこういったことは日本ではまったく報道されないのか?これはイスラエルに敵対感情を抱かせるための印象操作ではないのか?
アラブ諸国には、昔ガザに移住した親戚がいたりして現地の情報が漏れ出てしまうから騙しきれないところはあるのだろうが…。それにしても、日本で報道する海外の情報を検閲しているアメリカは、本当にイスラエルの味方をしているのだろうか?
イスラエルに行ったことがある人はわかるだろうが、イスラエルナンバーの車はパレスチナ自治区に入れなかった。逆にパレスチナナンバーの車はイスラエルのどこでも走ることができた。どっちがどっちを排除してるんだ?
歴史に関するプロパガンダもひどいが、長くなるからあとにする。
このように、現在、人々は呪われる行動をとるよう刷り込みが行われている最中なのではないか?と思ってしまうのである。
聖書の予言では、イエス・キリストが地上にカムバックする直前に、世界中の王たちがハルマゲドンと呼ばれる場所に集合するとある。ハル・メギド、メギドの丘はイスラエルにある。イスラエルに敵対する王たちは戦いのためにイスラエルに向かう。
今の状況は、まるでハルマゲドンへの道を舗装しているかのようだ。
***
このシリーズでは、ハルマゲドンの戦いを軸にして、聖書と聖書預言の解説を行っていく。
このシリーズを読めば、聖書が言わんとしていることと、これから起きること、さらには現在の世界の動きに対する理解が深まるのではないかと思う。
世界を大きく動かしているのは、一応キリスト教国と見なされている国々の支配者たちなのだから。
すでにクリスチャンの方も、自分が属する宗派の見解と、ほかの宗派の見解をときどき見比べてみることをお勧めする。神はいまだどの宗派にも、すべての項目に関する完全な理解を与えてはいない。預言が成就されるために、まだ知識が散らされているからだ。
筆者はどこの宗派にも属していない研究者である。
正統派プロテスタントと異端の諸派の解説にも目を通してきた。そのうえで、歴史と言語の観点から聖書を読み解いてきた。
もちろん、すべてを理解しているわけではないが、古代の歴史と聖書の記述に親和性があることは理解している。
聖書のつくりや記述方式はほかの宗教書とは似ておらず、司馬遷の『史記』がもっとも近い。
そして、最近の世界の動きは不気味なほど聖書の預言に沿いつつある。
聖書が作り話であると断じるのは簡単だ。
しかし、検証もせずに断じるのは非知性的である。
だからこそ、みなさんと一緒にハルマゲドンに至る預言が成就されるかどうかを見届け、検証したいと思っている。
そのためには聖書に関するある程度の正確な知識が必要となってくる。その知識を得るには聖書自体を読むことが一番だが、たいていの人が3巻目のレビ記で心が折れるという。すごいわかる。
このシリーズでは、なるべくありきたりな解説は避け、教会の牧師さんもはっきりと語れない、もしくは、雑学が好きなだけの方でも楽しめるトピックを探して解説していくつもりだ。
どうぞ、世界の終末を見届ける「番人」のグループに、ひとりでも多くの方が加わってくださいますように。
それでは、シリーズ開始!
シリーズ随時更新中⇧
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