島田高志郎、耐える滑り　休む勇気、振り絞り　GPフィンランド

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第5戦フィンランド大会は17日、エスポーで開幕した。男子ショートプログラム（SP）が行われ、島田高志郎選手（木下グループ）は77・81点で4位発進した。

　ジャンプを着氷すると、懸命にこらえる姿が続く。練習からその足首は決して万全ではないことが伝わってきた。

　第3戦フランス大会前に右足首を捻挫した。右は全てのジャンプで着氷する際につく要の足だ。何とか出場した第3戦は217・18点で10位。自己ベストを約30点も下回った。フリーを終えた時点で師事するステファン・ランビエル・コーチから「滑るな」と止められた…